ジャック・リーチャー NEVER GO BACK 予告編
映画館は、すでにおなじみとなっている 109シネマズHAT神戸
喋るな・携帯電話は切れ、などと注意事項が3回も繰り返されるしつこさは、あいかわらず。
小学生じゃないんだから、一度言えばわかるよ、と言いたくなってしまう。(笑)
始まる寸前に、もう少し増えたため、この2倍くらいの観客だった。
とにかく、1作目のジャックリーチャー邦題「アウトロー」(以下紛らわしいのでアウトローと呼ぶ)とは似ているが、でもかなり違うという作りだった。
なんだかわかりにくい書き方だが、上の予告編だと、アウトローのようだが、これはあくまでも映画のイントロ用のシーンであって、本編のノリはかなり違っていた。
この「期待」していたものとの違いをどう評価するかで、この映画の受け止め方は違ってくるはず。
今回は、ジャックが軍隊絡みの国家的な陰謀に巻き込まれるというもの。
1作目との違いの原因は、まずアウトローとは監督が違うという点だ。
前作の監督はクリストファー・マッカリー(ミッションインポッシブル/ローグ・ネイション。
今回は「ラストサムライ」「ブラッド・ダイヤモンド」のエドワード・ズイック(Edward Zwick)氏が監督。
今回ジャックが救出する相手は、前回の男性と違って女性だ。
コビー・スマルダーズ Cobie Smulders 34歳。
これが1作目との違いの2番目の要素となるだろうか。
オランダ人の父親とイングランド人の母親の間に生まれ、2014年 コミコン・インターナショナルに輝くカナダの女優であり元モデル。
生い立ちはブリティッシュコロンビア州バンクーバーだというが、キャラというか個性は薄め。
そして1作目との大きな違いであろう要素の3つめは、出演作のほとんどが小さなインディーズ映画だった新人女優の ダニカ・ヤロシュ Danika Yarosh 18歳が抜擢されたという点だ。
ジャックの子供かも知れないという設定で出演している。
つまり、彼女を守らなくてはならないという難題が加わるわけだ。
ということはどうしても「96時間」的になってしまう。
さらに陰謀のややこしさというか、陰謀がスケールアップしているのも大きなポイントだ。
そのため、ジャックの無敵ぶりが相対的に薄まった感じになってしまっている。
1作目のアウトローの直系路線ではなく、別物として観ればよくできているのだが・・
だが、1作目を観ていない人にとっては、十分に面白いし堪能できるはず。
ただ、オレとしては勝手に抱いていた期待とはちょっと違っていたわけだ。
そのため前作を上回る満足度ではなかったという、ちょっと歯切れが残ったということになってしまった。
珍しく webCG で アウトローにはおっさんアクションが似合う として取り上げられている。
「アウトロー」の制作費は、約6000万ドルで、2億ドル以上売上げている。
今回の第2作目の制作費は、9600万ドル。
さてどれくらい売り上げるだろうか?
というわけで調べてみると・・
先週末(10月21日~10月23日)の全米ボックスオフィスランキングでは第二位。
前作は(1,521万156ドル・15億2,101万5,600円)でやはり第二位だった。
今回は同時期に2,287万2,490ドル(約22億8,724万9,000円)を記録。
つまり問題ないペースだといっていいだろう。
となると3作目が作られるはず。
と勝手な期待を込めてエンディングとさせていただきます。(笑)
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