" MORNING STAR " HUBERT LAWS
1972年9~11月
編曲・指揮:ドン・セベスキー Don Sebesky
ヒューバート・ロウズ(fl) Hubert Laws
ボブ・ジェームス(el-p) Bob James
ロン・カーター(b) Ron Carter
ビリー・コブハム(ds) Billy Cobham
デヴィッド・フリードマン(vib、per) Dave Friedman
ラルフマクドナルド(per) Ralph MacDonald
ヒューバート・ローズ
アメリカのジャズ/クラシック・フルート奏者。
1939年11月10日テキサス州ヒューストン生まれ。
1970年代にグラミー賞に3回ノミネート
このアルバムは、ヒューバートローズの初の代表作ではないだろうか。
CTIレーベル時代の独特の世界が垣間見えるアルバムだ。
この頃のフュージョン分野では、まさに革新的なサウンドだったことを覚えている。
ドン・セベスキーの弦を加えたアレンジが秀逸。
1分30秒あたりからの、ボブジェームスのエレピと、ロン・カーターのベースによるインタープレイはまさに鳥肌もの。
リフの後でのボブ・ジェームスのフェンダーローズのソロが聴きもの。
フェンダーローズならではの音色を生かし、また左手のバッキングもアコースティックピアノの弾き方とは別物。
このことからも、ボブ・ジェームスがフェンダー・ローズの特性をよくわかった演奏をしているということがわかるプレイだ。
その後のヒューバートローズのアドリブソロは、電気フルートの音色をミックスしたサウンド。
彼のアルバムでも、この音色を使うのはかなり珍しいことだが、非常に効果的に使われている。
ヒューバート・ローズらしい16部音符を使った、アドリブソロのフレージングが実に素晴らしい。
またダブルタンギング、トリプルタンギングという難しいタンギングの技をアドリブに取り入れた独特のフレーズも聴きものだ。
おまけ
Sophisticated Lady
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