代車の代車はC3

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今度の代車はBセグクラスの シトロエンC3

フロントマスクはボリューム感のある、濃いめの顔つき。 

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ヘッドライトはちょっと前のポルシェのようなアーモンド型。

目力のある顔だ。

 

      

一部のトヨタ車のような下品な鼻と口ではなく、ダイナミックで上品なデザインではないだろうか。 

アクティブなイメージを与えるフロントのLEDライトは、常に自動的に点灯されるため、消すことはできない。

  

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丸っこい、ボリュームのあるハナ先。駐車場では探しやすいクルマだ。

 

セダクションは15インチのアロイホイール、パトリックが装着されている。

外寸は全幅が5ナンバー枠を少しはみ出すサイズ。

全長3955mm×全幅1730mm×全高1530mm。

    

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リアはシンプルで端正な造形。

 

ラウンドフォルムと呼ばれるお尻は文字通り丸い。

曲線の美しさと、テールエンドのクロームが上質感を醸している。

ポロやホンダ・フィットと同じBセグなので、取り回しのいい手頃なサイズ。

      

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メーターは数字のレタリングが洒落ている。

 

メータの指針も、しっかりデザインされている、というこだわり。

日本車の画一的なデザインとは違った、こうした個性はさすがシトロエン。

派手な自照照明のライトでしかアピールできない日本車とは大違いだ。

 

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メーターパネルを覆うメータークラスターは、前方に光を通すスリットを設けたユニークなデザイン。

  

「フローティングバイザーと呼ぶらしいが、宙に浮いているように見せるため、カバーの下にスリットがある。

確かポルシェ・ボクスターも同じような仕掛けだった気がする。

         

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手の平の感触が気持ちいいので、ナデナデしたくなる、シフトレバー。(笑)

  

2ペダル式の5段MT「ETG5」(オートマチックモード付き)

エンジンは1.2リッター直列3気筒「EB2」で 82ps/5750rpm、12.0kgm/2750rpm。

 

アイドリングストップがついている。

クリープ機能のほか、登り坂での発進時にずり下がりを防ぐヒルスタートアシスタンスも装備されている。

   

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助手席は、グラブボックス部分がえぐられ、出来るだけ広いニースペースを広く確保しようとするデザインだ。

 

ただ、フロントシート用のカップホルダーはない。

シフトレバー後ろのコンソールの後ろに、一つだけボトルを置くことのできる窪みがあるだけ。

   

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後席は3人掛けだが、中央席でもフカフカの座り心地。

こういう所も手抜きせず、しっかり作り込まれている。

さすがシトロエン。

   

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ウィンドウやドアミラーの調節スイッチ。

セダクションでも、USB接続にも対応した6スピーカーのHiFiオーディオシステムが、標準装備されている。

 

イコライザーは、あらかじめプリセットされた何パターンかが用意されている。

好きなタイプを選択すれば、音楽を巧くまとめてくれる。

サウンドは全体にバランスが良く、このクルマのキャラに合った音だ。

   

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エアコンの吹き出し口は、シトロエンらしい捻ったデザイン。

上下2層に分かれたダッシュボードの上部は「サーモコート」仕上げといういわゆるソフトパッド。

安い素材でも、メタル調パネルやメッキパーツを巧く組み合わせ、エレガントな感じをうまく醸しだしている。

    

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ハザードスイッチも、「なまめかしい」形状。

上の空気吹き出し口さえ、曲線の案配は、注意深くバランスされたラインで構成されている。

 

味気のない「ただの丸い吹き出し口」のクルマは多い。

だがC3は、一見普通っぽいインテリアだが、注意深く見ると、とてもエレガントだ。

    

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シンプルでクリーンでありながら、一捻りしてあるデザインのダッシュボード。

しかも癒し系のシトロエンらしい、DS5より遙かに洗練された乗り味に包まれ、移動できるのだ。

     

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マニュアルモードだとパドルで選んだギアは、リミッターに当たっても、そのまま保持される。

実に「嬉しい仕様」ではないだろうか。

こういうところが、このクルマのいいところだ。

   

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コンソールのピアノブラック塗装は、ゴルフもプリウスも採用しているが、今のハヤリなのだろうか?

指紋や埃が目立つので、結構汚くなりがちだ。

    

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これは安い方のセダクションなのでシートはファブリック。

バケットシートのように包み込むのではなく、気楽に腰掛けるタイプのシートだ。

 

ルーズに座っても座り直さなくてもよい、自然なフィット感は、まさにフランス車。

運転席にはハイトアジャスターが付いている。

  

 

ゼニス・ウィンドウ

 

 

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C3のユニークな特徴は、ゼニス・ウィンドウと呼ばれるこの広いオデコ。

ちなみにゼニス(天頂)とは天文学で、地上の観測者から見た真上方向の一点、つまり90度真上を指すという。

C3なら車内に居ながらにして、「ゼニス」が観測できるというわけだ。  

 

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バックミラーの位置でわかるように、上へ伸びる広大な視界が開ける仕掛けだ。

ガラス上端は着色されている。

直射日光をやわらげるため、通常のティンテッドガラスに比べ熱の伝導率は5分の1以下。

紫外線の透過率は12分の1以下というスーパーティンテッド加工が施されている。

  

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スライディングサンバイザーは任意の位置で固定することができる。

これは最も下ろした状態。 

  

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こちらは最後部まで開けた状態。

  

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これは最も下ろした普通の状態でまんま普通のクルマだ。

手で掴んで後方へスライドさせる仕組みで、途中で止めることもできる。

   

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最後部まで開けると、空まで見える状態。

雨が降ると、真上から水滴が降り注ぐ様を見ることができる。

        

というわけだが、長くなるのでインプレッションは続編へ続く・・

   

 

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この記事について

このページは、hatchが2016年2月11日 22:00に書いた記事です。

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