バイオ・マットとは?でご紹介したバイオ・マットだが、日本では、まだほとんど知られていない。
というわけで、参考までに、癌での臨床報告例を何例かご紹介。
温熱・多角的免疫強化療法―ガン難民を救う第4の医療
著:信裕吉水
医学博士。昭和43年3月東邦大学医学部卒、8月東京大学脳神経外科入局。
昭和48年米国メイヨークリニック留学(神経病理学、脳神経外科)。
昭和49年自治医科大学脳神経外科講師。昭和56年第三北品川病院脳神経外科部長副院長。平成4年横浜総合病院院長脳神経センター長。
平成18年横浜総合病院顧問、世界一の治療件数を誇る横浜サイバーナイフセンター副院長。ガーデンクリニック中町院長を歴任。
日本の脳神経外科の権威、温熱療法を中心に物理療法と免疫強化療法を交えた完全自由診療の補完医療を構築、西洋医学と融合した統合医療を全国に提案中。
日本脳神経外科学会専門医、日本救急医学会専門医、日本腫瘍学会会員
(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
から引用させていただきます。
4センチの乳癌
T・Hさん 49歳 女性
院長観察
初歳、初歳、制歳と乳腺繊維腫で手術を受けていまして、今までは悪性の所見はありませんでした。
平成凶年9月に海外旅行中に右乳房に痛みが出て、かかりつけの医師からの紹介を受けて国立病院で診察を受けました。
そこで乳ガンと宣告されました。
手術を受けることをすすめられましたが、セカンドオピニオンを希望して私たちのガーデンクリニックを訪れました。
ガーデンクリニックから乳腺専門医も紹介し、治療法を相談しましたが、右乳房乳輪下を中心に径4・omの腫療があり、乳頭の変形もあったことからやはり乳房を含めた手術が必要とのことでした。
術前に腫蕩を縮小させるためと抗ガン剤の点滴投与が開始されました(タキソ-ル60mg
同時に宝石岩盤浴セラピ-も開始。
抗ガン剤投与の副作用は脱毛が見られただけで軽めでしたが、回数を重ねると吐き気や食欲低下がみられてきました。
1日3回の宝石岩盤浴マットによる加温と菌糸体のサプリメントを服用。
術前の抗ガン剤投与がなんとか終了して、手術前にもう一度マンモグラフィlと超音波の検査を受けたところ、腫痕が画像上消失しており、結局手術は中止になり、定期的にチェックするだけになりました。
それから1年経過していますが、腫蕩は消失したままとなっています。
これは明かに温熱療法によって酵素と免疫力が向上し、抗ガン剤とサプリメントが奏功した症例と言えます。
※抗ガン剤、宝石岩盤浴マット、菌糸体サプリなどを使用。
3センチ大の乳癌 胸膜転移
K・Mさん 46歳 女性
院長観察
平成19年12月中頃、左乳房の痛みと引きつり感があらわれ、大学病院にて検査を受け、乳ガンと診断されました。
病気への心配から数カ所の病院にて河検査を受けましたが、診断は同じでした。
3センチ×3センチ大の硬い腫蕩と、周辺に13ミリX10ミリ、13ミリ×11ミリの小さな腫蕩がありました。
手術前の抗ガン剤投与が必要と言われ、4回にわたって点滴投与(工ピルビシン80mg、エンドキサン800mg) を受けました。
この12月から宝石岩盤浴に遇2回入り、今年2月からはこのマットを購入。
朝、晩2回1時間ずつ入ったのです。
5月になって術後の外科医の話では、腫蕩はかなり縮小しており、術前に認められた胸筋肉の浸潤もなく、これほど術前の抗ガン剤の効いた例は非常に稀と言われたそうです。
術後、抗ガン剤を2回投与されましたが、術前、術後を通して抗ガン剤の副作用も軽度で、現在、乳房再建術を予定されています。
この方は大学病院で受診したときに温熱治療の可否を外来医に尋ねたら、「温めたらガンが散ってしまう」「血流が良くなってガンが大きくなる」と言われたため、手術を受けた病院では温熱治療を行なっていることは一切話しませんでした。
抗ガン剤が非常によく効いた例として不思議がられたとのことです。
ガーデンクリニックでの治療は宝石岩盤浴セラピーのほかに、ビタミンCの大量投与(60グラム・500CC点滴)とプラセンタ注射を行ないました。
※抗ガン剤、宝石岩盤浴マット、プラセンタ製剤、ビタミンCなど。
肝内胆管癌、S字結腸癌
T・Sさん 70歳 女性
院長観察
平成19年11月、上腹部に不快感としこりを自覚し、かかりつけの病院で受診し、精密検査で肝両葉に腫癒を認め、肝内胆管ガンと診断されました。
同時に行なわれた大腸内視鏡でS字結揚に時15ミリ大の高分化腺ガンを認められましたが、ほかに進行ガンは認められませんでした。
ウイルス性の肝炎はB型、C型ともに陰性でした。
抗ガン剤のジェムザ-ルが投与されましたが効果がなく、「進行した状態で予後は不良、手術はできず、余命は一カ月ほど」といわれたとのことでした。
知人の紹介でガーデンクリニックに来院されました。
まだ、経口摂取は可能で生活上は自立していましたので、温熱治療とビタミンCの大量投与、黒酵母、キマ、フコイダンの投与を開始しました。
遠方からいらしたため、しばらく滞在してもらって温熱治療の行ない方を学んでもらい、あとは自宅で続けられるように指導しました。
ビタミンCの点滴は近くのかかりつけの医院の先生にお願いして続けてもらうことにしました。
抗ガン剤のジェムザlルが全く効果がなかったので、TS-1の抗ガン剤を少量服用してもらいました。
通常量の半分から3分の一のため、抗ガン剤の副作用もなく、帰宅後、連絡を取りながら治療状況を確認しています。
来院時上腹部がカチカチの状態で硬い腫瘍に触れられる状態でしたが、治療を続けていると、硬かった腹部がやわらかくなり、題痕マ-カ-の改善も見られました。
平成20年5月の主治医とのやりとりを教えてくれたのですが、「治療方法がありません」といってサジを投げた主治医が驚いているとのことです。
「前回(2月7日)と比較して、腫痔が約30%位縮小しています。
発症時点の治療困難な症状からこの変化は稀なことであり、驚異的ともいえる状態ですね。やはり温熱治療が効いているのかな?」(患者本人)
「温熱治療とビタミンC療法をやっています」
「基本的には抗ガン剤のTSl1だと思いますがね。データでも副作用の影響も少ないようなので、TSl1をきちんと飲んで、残っている腫蕩を管理すれば長生きできますよ」
主治医はTS11を通常量の半分から3分の一に減量していることを知りません。
勝手に薬を飲むのを止めたりするともう診察しないと言われたので、それからは減薬のことは内緒にしているとのことです。
最近になり効かなかったジェムザールをもう一度始めようと言われ、困っているとのことでした。
※抗ガン剤、温熱岩盤浴マット、ビタミンCの大量投与、黒酵母、キマ、フコダインを投与
院長コメント
その後連絡があり、ジェムザールは前回副作用もあり、あまり効果がなかったのでと使用を拒否。
「それをしないならホスピスなり、好きなところに行きなさい」といわれたとのことです。
この主治医ではなく、近所のかかりつけの医師に継続して診てもらうようにお話ししました。
このように抗ガン剤しか武器をもたない「力ン治療医」が多くのガン難民を生み出しているのです。
現在、この患者さんは食欲もあり、元気でQOLを保っておられるのですから、今の治療を代える必要はないと考えています。
院長考察
第1例と第2例のように乳ガンでは、病巣が体表面から浅く、温熱治療の効果は高く、有効であると考えられます。
第3例の方も硬い腫療が腹壁から触れるほど体表面から浅く、温熱効果は非常に上がりゃすかったと考えられます。
病変が骨盤深くにある場合は、やはり温熱効果は薄れる可能性があるので、治療回数を増やしたり、体温維持を常に心がけるようにする必要があります。
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