ALS進行押戻作戦

| コメント(0)

0821gospis.jpg

上はレンタカーでも登場したホスピスの建物。

カミサンと、AWGの操作ができる先生と3名で、21日の午前中にホスピスへ到着。

  

難病ALSで書いた友人は発病してから5年。

現在手足を動かせなくなっているため、筆者とは、視線でコントロールするノートブックパソコンで意思の疎通を計っている。そのため筆者ともメールとラインで、やりとりはできる状態。

 

0821hospital01.jpg

 

メールありがとうございます。

まず、現在の私の状態からお伝えすると、簡単に言うと、完全な寝たきりです。

24時間です。わずかに力が入る右手でナースコール代わりのセンサーを押しています。

食事はもう口からは摂取出来ずに胃ろうからの栄養の注入です。声もほとんど出ません。

夜はマスクをする呼吸補助器具を付けています。夜間に無呼吸になるからです。

はじめさんのメールにもあった通り、毎月かかるコストというのはかなり大きな負担となります。現状維持すら危ういですからね。それを考えると私にはハードルが高いようです。

 

訪問前に最も必要だったのは、友人の同意だった。

なので「君が今やるべき事は同意すると書いて返信することだ!」とメール。

 

というのは、夜だけではなく、昼間も呼吸器がなければ呼吸できない状態へと、病状が進んでいたからだった。

    

発症してから5年間、ずっと毎日、残される家族の事を真剣に考えて来ました。

身を切るような葛藤の毎日です。考えた末に今に至るのです。

何が正解で、何が間違っているかという二分出来る問題では無いと思っています。

可能ならば、元の体にもどりたいです。これは、病気を患う人間全てが抱く事です。

『同意』は、します。

ただ、今以上に家族に負担をかけたくない気持ちは、汲んで頂ければと思います。

   

実は彼の同意を貰えたのは8月13日。

 

AWGを操作していただいた先生が、念のため知り合いの霊能者に訊ねたところ、8月13日の誕生日前後が一番危なかったらしく、今回の施術を彼が承諾した時点で運命が変わったのだという。

  

で、その霊能者からのアドバイスがあって、病気が治ったあと、何をしたいのかという目的をハッキリ持つことが大事なのだという。

もちろん彼にはラインで、このこともあわせて伝えておいた。

    

といった顛末で、今回訪問に至ったわけだが・・

    

mask.jpg

プライバシーの点からご本人の写真ではなく、マスク装着のイメージ写真。

0821hospital03.jpg0821hospital02.jpg

   

彼の状態だが・・

 

暑いとか冷たいとかの皮膚の感覚は普通に感じるという。

床ずれは病気的には出来にくいようで、大丈夫らしい。

    

何か摂取しているものがあるかどうかを訊ねると・・

    

訪問した日の1週間ほど前からは、オプソというモルヒネが入ったクスリを少し入れているという。

処方されている薬はリルテックのみで、あとは睡眠導入のためのコンスタンを服用。

   

ラジカットは1年くらいやりましたが、進行のスピードを緩和すると言われるものなので、効果があったかどうかは疑問です。

  

とは友人の弁。

   

さらに訪問までの間に、カミサンはアメリカにいる熱心なキリスト教徒へ電話して事情を説明。

何名かの強力なプレイヤーに強く祈って貰えるよう頼んでいたという。

   

     

到着後は、早速彼の病室を訪問。

挨拶もそこそこに、彼の手足の指先を触ると、氷のように冷たいではないか!

 

これはまずい!

 

というわけで、訪問する日の2日前に、ホスピスへ到着するように手配をしていたバイオマットを早速荷ほどき。

速攻でシングルマットと枕をセット。

   

ランプが3つくらい点灯するくらいの温度で体を温めながら、AWGの導子を足裏にセット。

   

0801superdoctorXeus.jpg

先生が持参されたスマホ型のAWGを使用。(これが何と170万円もする!)

  

あらかじめ先生に考えておいていただいた対策プログラムは、アシドーシス・酸血症改善。脊椎矯正・免疫向上などの12種類。

まずはこれらを通電。

0821AWGListS.jpg

時間があれば、ウイルス性疾患の種類のプラグラムまでやった方がいいという。

    

というわけで、この日は夕方までの7時間半をかけて、合計14プログラムを通電。   

だが、それまで全く刺激が無かった体に、これだけの刺激を急に加えていいものなのか?

という点が、少し心配だった・・  

とはいえ、難病患者へのプログラミングに対しての経験が豊かな先生は、慎重に彼の様子を見ながら、次々とプラグラムを実施。

    

しかし彼は、ホントよく頑張ってくれた。

     

ただ途中で問題が発生。

というのは彼はそれまでは、エアーマットに寝ていたのだった。

    

だがバイオマットは、アメジストが入っているため、ベッドパッドを敷いても、かなり堅い寝心地になってしまうわけだ。

そのため2時間ほどすると、腰のあたりが痛くなってきたのだった。

   

その都度、看護師の方にタオルで位置を調整していただいたのだが・・

 

筋肉が落ちてしまっているので、バイオマットの堅さがより体に応えるのだろう。

これは唯一の予期せぬ伏兵となり、あとあとまで尾を引くことになるのだが・・

    

0719takadaion.jpg

AWGで通電中、もちろんタカダイオンも動員し、同時に動作させていた。

    

我々が夕方にホスピスを離れたあとも、電源を入れっぱなしにしておくようにお願いし、初日の作戦は無事終了。

     

二日目へ続く・・

    

   

コメントする

この記事について

このページは、hatchが2017年8月28日 06:48に書いた記事です。

ひとつ前の記事は「朝の雲」です。

次の記事は「ALS進行押戻作戦二日目」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

月別 アーカイブ

Powered by Movable Type 6.3.11