2012年2月アーカイブ

ひとつの自立

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自閉症の息子がついに一人で酸素カプセルへ入ることができるようになった。

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3月1日からを目指して、ここ2日ほどは移行の算段。

 

というのは、2011年11月からほぼ4ヶ月の間、毎日かかさず息子と1時間カプセルに入っていたのだが、最近左の肩が痛くなってきていたのだ。

行きつけの、くまちゃんが、最近どうして左側がこんなに悪くなったのか?と訝っていたが、思い当たる理由を話すと、なるほどということになったわけだ。

 

   

というのは、先に息子が酸素カプセルに入り、私があとから入ると、どうしても体が重なりあうことになる。

一人用だから当たり前なのだが、当然私の左側は息子の右側と重なるため、左腕を彼の体の下に入れていたわけだ。

ただそうすると、かなりの重さが肩と腕に加わることになる。

 

そのため、彼が少し下へずれ、私が上へ位置するようにして、私の左肩や腕が彼の右上に来るようなバリエーションを加えるなどの工夫をしていたのだが・・

彼も慣れてくると、少し奥へ体をずらしてはくれるようになったのだが、もともと一人用のカプセルなので、二人で入ること自体、無理があったわけだ。

毎日1時間血行が悪い状態を繰り返していたことになる。

   

o2capinmusic.jpg

  

このカプセルは、入り口をガラスのドアがスライドして閉じるようになっている。

上の写真の上部のパイプが、ガラスドアのレールガイド。

手前の下に、もう一本設置されている。

   

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ガラス部分をカプセル本体へ密着させるため、レバーを左へ倒すと、ガラスドア部は上へ押し上げられ、カプセルの金属部のゴムと密着する構造になっている。

この密着が弱いと、ポンプで加圧しても空気が漏れ、圧力が上がらないのだ。

 

上の写真はレバーを左へ倒した状態で、ガイドレールに対して90度の角度になっている。 

下の写真はレバーを右へ倒した状態、パネル部分の角度も上は立っているが、下は寝ている。 

 

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減圧時にはレバーを右へ倒す。

すると、ガラス部分はカプセルの金属部のゴムへ押し付ける圧力がかからなくなる。

加圧がゼロになると、ガラスの重さによってガラスドア部分は下へ落ちて、密着状態がリリースされ、ガラスドアはレールガイドに沿って動くようになる。

   

  

息子がこの仕組みを理解して、レバーを操作してくれればいいのだが、それは無理なハナシなのだ。

ただ、カプセルへ入ること自体を嫌がることはないのは、4ヶ月毎日一緒に入っていたからだろう。

    

   

それで、カミさんと相談し、次の手順を考えた。

  

1・彼を入れて、ヘッドフォンをセットし、音楽をかける。

2・ガラス戸をスライドさせて、80%ほど閉める。

3・レバーを外から棒状のもので引っ張って密着状態にする。

4・ドアの取手を左へ押して無理やりドアを閉める。

5・スイッチを入れる。

    

終わると、ドアの取手を右へ押して無理やりドアを20%ほど開ける。

レバーを外から棒状のもので右側へ押し、密着状態を解除する。

これでドアは自由に動き、ドアを全開にできるというわけだ。

   

最初はレバーを解除したままで、サクションハンドルという吸盤でガラスへ密着させるもので引っ張り、スイッチを入れて圧力をかける、という方法を考えたのだ。

だが、注文したサクションハンドルという吸盤は、ガラスが曲面になっているため密着しないことが判明。

そこで上記のプランBへ移行したというわけだ。

   

だが、そのあとでネットで探しまわり、多少の曲面でも大丈夫そうなものは発見してあるのだが。

現状では、プランBで問題ないため、どうしたものかと思案中。(笑)

  

とにかく、これでお役御免。

朝は何かと忙しいため、この1時間が拘束されなくなると、スケジュール的にかなりラクになるわけで、なんだかとても自由になった気分。 

 

 

効果のほど

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丸二日間喋ることがメインのセミナーのあと、普通はかなり疲れるもの。

だが、初日の夜の2時間ケアに加え、最も疲れを体感する翌日の月曜日には、カプセルでしっかり睡眠を取ったので、今日は快調。

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最近のパターンは、91才の父の場合ランチあと一時間を週3回くらい。カミサンは寝る前に一時間。

起きる前に1時間、息子と9時半ごろから1時間、夕方1時間、夜9時から1時間。

 

 

なので、カミサンは入り過ぎだという。

私にすれば So What ?なんだけどね。(笑)

ま、結果良ければすべてよしなのだから。

  

大事なのはカラダが本来持っている抵抗力を日頃から強くしておくことだがもちろん、相応のコストと時間が必用。

だがその前に、その必要性をどの程度理解し、どう実行に移すのかだ。

トレンドラインを切ってきたらチャージ。

これが基本作戦。

  

こういう見えないシステムの構築は、アングロサクソンに比べ、アジア民族は不得意。

日本も例に漏れず。

  

パソコンなどに使う半導体のDRAMで世界3位のエルピーダメモリが27日、会社更生法の適用を東京地裁に申請したことは多くの方がご存じのハズ。

「赤字」と「エクイティファイナンス(新株発行を伴う資金調達)」の繰り返しで、10年間で最終黒字を確保したのはわずか4回。

もともと、NEC、日立製作所、三菱電機にとって「お荷物」とされた事業を集めただけの会社。

で、過剰品質でコスト競争に敗れ、目先のキャッシュの確保を優先しすぎて肝心の設備投資を怠り競争に敗れたというわけだ。

日本政府はカネ出すだけで、知恵がないからね。

   

ウチは、音楽をやっていたときに、アンプのローンに追われたことがあり(笑)、以後カミサンと絶対に借金はしない方針で今までやってきた。

だからキャッシュで買えないものは買わない。

分不相応なものは買わないことで、大体にそういうものって、なくてもいいものばかりのハズ。

借金ができる実力があるなどと、貸し手の理屈を信じる、トンデモな考えの事業は、すべて挫折していることは、歴史が証明している。

    

大事なのは、自分が大事に思う人にお金を使うこと。

自分の家族、自分の回り。

だが銀行にある、あなたのために何も働かない「死に金」を増やそうと考える人が多い。

増やしてから使おうと考えるのだろうが、働きがいのないお金は仲間を連れてきてくれない。

  

私はアメリカで裁判に巻き込まれ、スッカラカンになったことがある。(笑)

だが自分や周りを幸せにするためという働きがいのあるところへは、仲間を連れてやってくるのだ。

この本質を知らない人は、逃げるお金を追いかけ続け、貧しい気持ちのままで、一生を終える事になる。

  

くわばら、くわばら。(笑)

 

 

週末モード

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といっても今週末は2日連続のセミナーなので、昨日はクマチャンところで2時間ケア。

酸素カプセル効果だろうか、よく効くんだなあ。

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今日も4時から2時間ぐっすりで超快調。

 

最近は安いのがあるので、とにかく回数を稼ぐ。

これに尽きる。

これはタイマーがなさそうなので寝るにはいいかもね。

5年で割れば月いくら?

そういう青写真を描く想像力や、優先順位の決断力、そして行動力がないのが、実は問題だったりすることにさえ気がつかなくなっていたりしてね。(笑)

これでアタマの中が、別世界になれば、まさにプライスレス。
 
 

MBTを履いているせいか、足の筋肉はまんべんなく、使われているようで、良い兆候だった。

まず足腰からやられるからなあ。

右足裏が結構来てた。

 

あとウデね。

クマチャンが不思議がっていたが、私はタイピングの量が半端ではないので、たぶんそのせいだろう。

何をやるにしても、ウデは使うからねえ。
 
 
 
というわけで気分は週末モードの金曜日!

ワオ!(笑) 

蓬龍宝

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免疫力向上食品で書いた、蓬乳酸菌(蓬龍宝)が到着したので早速ヨーグルト作り。

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カップは400ミリリットル4杯分を制作。

1.5リットルのペットボトル入りの蓬龍宝は、これだけしか使わなかった。

作り方は超簡単。これなら誰でもできるはず。

とりあえず、マイクロバブル24時間風呂が41度なので、ゴミ箱を裏返して置き台。

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置き台は、そのままだとちょっと浮き気味になるが、豆乳400ミリリットルを4つ置くと安定。

蓋が飛ばないよう、容器の蓋には細い穴をあけてある。

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乳酸菌スプレーも「蓬龍宝」へバージョンアップ。

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1.5リットルのボトルに残った蓬龍宝はすべて浴槽へドボドボ。(笑)

最近の様子

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しばらく更新がなかったのは元気な証拠。(笑)

一ヶ月ぶりだ。

毎日ほぼ欠かさず息子と毎朝1時間カプセルに入っている。

周りが言うことへの理解度はアップし、ドアを閉めることもできるようになってきた。

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5Dをカプセルへ持ち込んで撮った写真。

 

16ミリのもっとも広い画角つまり最も広角側で撮影。

左隣にいるのが息子で、彼はヘッドフォン、私はインナー・イアホンで、同じ音楽を聴きながら一時間を過ごしている。

息子の顔の上に写っている薄く青いものが2009年に使っていた iPhone3G。

今はカプセル内で聴く音楽プレーヤーとして使用。

 

以前書いたファンソニックというボディソニックシステムで身体へ低域の振動が伝わるため、カプセル内は素晴らしい音空間となっている。

単体のバイブレーションモジュールは、音質のグレードアップ目的で、カプセルのボトムにある木製のベースしっかりネジ止めしてある。

彼のような自閉症の場合、心地よい環境を構築し、カプセル内で過ごしたくなるような工夫が大事。

こういう脳の障害があると、一度嫌がると、二度と入れるのは不可能になるから、細心の注意が必要になる。

 

毎日少しずつだが、確実に変わってきている。

親としては、こうした希望が見える限り、果てしなく力は湧き続けるもの。

それは感謝する気持ちへと繋がってゆく・・ 

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