2011年11月アーカイブ

使用開始後5週間が経過。

米国でのデータだが、自閉症への酸素カプセルの効果が顕著になるのは40時間が目安になるという。

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一日1時間だと週間で35日、つまり延べ35時間が経過した。

最近は寒くなってきているので、エアコンを使うことはない。

  

「どう変わるのか、毎日が楽しみだわ」と、今日カミさんは何気に一言を発した。

まさに我々家族全員の、気持ちを代弁したかのような言葉だった。

 

目つきというか目線の変化は、さらにはっきりしてきている。

つまりアイコンタクトという、人との意思の疎通に大きな進歩が見られるのだ。

それと、わがままを通したり、ダダをこねることがなくなってきたのも大きな変化だ。

 

歩き方も変わった。

廊下を歩くとき、ドスンドスンと音を立てて歩いていたのだが、最近、歩くときに音を立てなくなってきている。

 

最近では、食事後少し経過してからすぐに寝るため、5時頃には起きているようなのだ。

そして時々私たちの部屋のドアを開けて様子を見に来ることが多い。

ドアを開ける気配で目が醒めることはあっても、最近は足音で目が覚めることがなくなっている。

だが「こっちへおいで」と言うと、ドアを閉めて去って行くだけ。

 

自閉症の子は天気の変化や、季節の変わり目になると、遅くまで起きていたり、朝まで寝ずにいることが多い。

しかもその間、座ったまま飛び跳ねたりするという、極端な多動の症状が出るわけだ。

とにかく、普通では考えられない行動による、絶え間ない音のため、同居する家族は大変な思いをするわけで、今の部屋へ移ったのも、マンションの下の階からの苦情が事の始まりだったのだ。

だがそれも20年以上も続くと、だんだん慣れてくるうえ、他の自閉症例でもよく起こる症状のようなので、仕方ないと諦めていた。

 

だがそれが、いきなりピタリと止んでしまった。

酸素カプセルの使用は、まだ40時間も経過していないのにだ。

  

40時間以上が経過すると、果たしてどういう変化が起こってくるのか?

「どう変わるのか、毎日が楽しみだわ」というカミさんの言葉は、この「40時間」という節目を意識したものだった。

ちなみに、Jarrow Formulas, Methyl B-12, 5000 mcg は、ここ2週間ほど一日2回1錠ずつを飲ませている。 

酸素カプセルの効能

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酸素カプセルへ入ると、どういう変化が起こるのか?

この前の日記では、自閉症の息子が酸素カプセルに入っての変化について書いたのですが、今回は健常者が酸素カプセルに入ると、どういう変化が起こるのか?

という点についてです。

ネットで探すと、時間単位の料金で酸素カプセルを利用できるところでは、様々な効能が謳われているのを目にすることができます。

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ですが酸素カプセルを購入し、頻度を多く体験した場合の変化については、ネットで探し回っても皆無といっていい状況です。

約4週間が経過して、一区切りというタイミングのため、今日は備忘録がてら、思いつくままに書いてみようと思います。

 

まずは思いつくまま、箇条書きにしてみました。

 

◆とにかく空腹感を覚えやすいというかハラが減る。(笑)

◆便通が良くなる。

◆「おなら」がほとんど出なくなった。

◆アルコールを飲んでもあまり酔わないし、酔いがすぐに抜ける。

◆深い睡眠でよく眠ることができる。

◆肩こりに代表される、凝り感が激減。

◆昔からの深い凝りが、ジワジワとほぐれてきている。

◆時間がゆっくりと流れるような気がして、落ち着いた気分が継続する。

◆頭の中が興奮しない冷静な状態で、集中力が発揮できる。

 

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夜のマーケットが終わって、トレードフロアから自宅へ戻ると、常にハラ減ったなあ・・という状態。

カミさんも、同じようにハラが減るといいます。(笑)

食べるとダメなことはわかってはいても、バナナを一本食べて何とか誤魔化そうか、というくら切羽詰まってハラが減るのです。

夜のナスダックマーケットで、一時間を過ごすと、集中力を使うことによって、脳がエネルギーを消費するためではないかと思います。

 

最近はようやく慣れてきたため、食べずにアマゾン茶を飲んで収めています。

ただ空腹感を何とかしようと、たくさん飲むと、夜中にトイレが近くなるため、注意が必要です。

一日二食で空腹には慣れているはずなのですが、どうやらこの空腹感は、今までにない類のもののようです。

 

もともと、便秘気味ではないのですが、食後には軟らかい便がスムースに出るのも、以前とは違ってきた点です。

腸の中がつねに空っぽな状態になっているかのようで、「おなら」がほとんど出なくなったというのは、たぶんそのせいではないでしょうか。  

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酒に酔わなくなるのも、これまたハッキリとわかる点です。

普段から夕食時には、ビールやワインを一杯ずつくらい飲むのですが、そうなるとほろ酔い状態になるため、今までは夜のマーケットの前に昼寝をしていたのです。

そのため、疲れていたりすると、寝過ごしそうになったりしたわけですが、、今は昼寝の代わりに酸素カプセルに入っています。

1時間から、時には2時間という時間ですが、とにかくカプセルから出ると、まさに「リフレッシュ」という言葉がぴったりの状態になるからです。

 

体の凝り感が激減するのも、特筆すべき点でしょうか。

とはいっても、せっかくここまでほぐれてきたので、溜まらないよう、週に一度はプロに一通りほぐしてもらうことにしています。

ですが以前なら、金曜日くらいになると、明日は行かないとダメだなあ・・という按配でした。

土曜日には先生ところへ転がり込む、という感じでしたが、今だと「念のため行っておくか・・」という違いですね。

深いところの凝りが、ゆっくりとジワジワと、溶けるように楽になってきている、という気がしています。

 

カプセルから出ると、あたかも熟睡した朝の起きがけの「新鮮なパリッとした野菜」のような気分にリフレッシュされる、といえばいいでしょうか。

普通そういう状態は3時間ほどすれば「海苔が湿気る」ようになるわけです。

ですが、カプセルから出ると、シャキッとなるわけで、これはホント病みつきになります。

そしてそれが、長時間持続するのですから堪りません。

とはいっても、普段そういう気分を意識することはないほど自然な効果として感じるのです。

いつもとはそれほど変わらない気がしているのですが、こうして改めて思い起こしながら書いてみると、やはり今までとは違うのです。  

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朝の9時にメルマガ配信が終わると、息子と一緒に一時間。

午後は、夕方食事前に1時間、食後8時頃から1時間から2時間。

というわけで、最初カミさんは、入り過ぎて大丈夫なの?と心配していたのですが・・

 

カプセルに入るようになってから、常に落ち着いた気分で過ごすことができるのも、大きな体感メリットといっていいでしょう。

何となく時間の流れ方が、以前と違い少しゆったり感じるのです。

それと、考えても仕方ないことは、自然に考えなくなるように、スイッチできてしまうといえばいいでしょうか。

これはちょっと不思議な感覚です。

誰でも思い当たることだと思いますが、考えても仕方ないとわかってはいても、いつの間にかアタマの中に、気になることや、不要だとわかっている考えが「はびこっている」ということはよくあることです。

こうして文字にしているため、気がついたことなのですが、最近そういうことがなくなっているようなのです。

そのため、いわゆる「くよくよ」考える、などというたぐいのストレスから解放されているような気がします。

 

こうした潜在意識の変化は、私にとっては想定外の「内なる画期的な変革」といえばいいでしょうか。

自閉症の息子の変化と照らしあわせてみても、決して「気のせい」だけで片付けられないのでは?と思います。

これはあくまでも当社比(笑)というか、私の場合の以前と比べてという意味ですけどね。 (笑)

 

ファンソニック

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自宅のリビングにある52インチディスプレイの前には、ASTYというボディソニック付きのソファを置いている。

ボディソニックというのはあたかもライブのコンサート会場にいるような、重低音を音圧として体感させる音響システムのこと。

ソファには座面と背面にトランスデューサーが埋め込まれているため、主に重低音が振動として体に伝わり、臨場感が高まるという仕掛けだ。

 

酸素カプセル内での一時間は、目を閉じて音楽をヘッドフォンで聴きながら過ごしている。

カプセル内には薄めのマットレスが敷かれているのだが、このマットレスをめくると、下に木製の「すのこ」がセットされている。

そうだ!

ユニットさえ何とか工夫してセットできれば、ボディソニック化できるのではないか?

というわけで、ネットで探してみると・・

ファンソニック FS01V+VM812 という製品を見つけた。

こういう使い方やクルマのシートにセットされている例が多いようだが、それならカプセル内にもセットできるのではないか?

それほど値段が張るわけではないこともあって、モノは試しと早速購入。

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クッション状のユニットは、上の写真のように足もとへセット。

そして、ちょうど股間あたりの位置へファンソニックに付属している単体のバイブレーションモジュールをセット。

幸いなことに、このユニットはネジで固定しなくても、ただ置くだけでもマットレスの重さが加わるため、ユニットはビビることがないようなのだ。

ユニットの置く位置を動かしながら、最適の位置を探るには、固定しない方が都合いいわけだからね。

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iPod の出力を2つに分岐、一つはファンソニックへ接続し、もう片方はヘッドフォン側へ出力。

早速接続して試聴。

リビングのソファで、その効果はわかっていたが、カプセル内で横たわって体感してみると・・

目を閉じていると、まるでコンサート会場にいるような臨場感が、心地よい振動と共に、下半身から伝わってくるのだから堪らない。

 

というわけで、ヘッドフォン側へ出した出力はさらに2つに分岐、息子はヘッドフォン、私はイヤフォンで聴いている。

息子は、帽子などアタマに被るものは非常に嫌がるのだが、何故かカプセル内で被るヘッドフォンに対しては、嫌がるそぶりを全く見せないのだ。

身も心も溶けてしまうかのような、この心地よさを一度でも体感すると、カプセルへ入るのが病みつきになってしまうのだろうか。 

たいていは目を閉じて、おとなしくヘッドフォンを聴いている。

その日の気分に合った曲を選択し、ボディーソニックの心地よい振動を体感しながら、目を閉じて至福の一時間を「まどろむ」。

というわけで、作戦は大成功!

明日の日曜日で3週間が経過。ほぼ毎日1時間というペース。

通常、スイッチをオンにして加圧を始め、1.3気圧になった時点で、カプセル内のキッチンタイマーのボタンを押して計測を開始。

耳が痛くならないよう、1.3気圧から1.45気圧になるまでがほぼ5分というペースで、徐々に加圧されるようになっている。

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この表示で1.45気圧 ↑

60分が経過したところで、ストップブタンを押し、1,1気圧まで下がると、最後は頭部にあるレバーを引いてマニュアルで一気に減圧。

停止ボタンを押して、減圧が終わり、カプセルのドアを開けるまでは、ほぼ5分。

  

息子が毎日通っているセンターには、酸素カプセルについて、全く話していない。

先生の話では、最近とても機嫌がいいという。

これは家族や、彼に関わっている者としては、実に心休まる変化だ。

話しかけると、即座に理解し、反応してくれるというのは何より嬉しい。

そして、天気が悪くなるとよく起きていた興奮状態になって一晩中起きている、という症状が、ほとんどなくなってきたのだ!

今は、食後割とすぐに寝て、しっかり8時間近く睡眠を取るというパターンがコンスタントに続いている。

しかもこの変化は、周りがそう仕向けているのではなく、彼が自ら起こすアクションの結果なのだ。

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以前は部屋に籠もりっきりといっていい状態だったが、最近は部屋から出てきて、カミさんが夕食の用意をしている台所へやってくることも多くなってきている。

カプセルに入っていると、やたらと腹が減るようになる。

たぶんそのせいもあるのだろう。

同時にカミさんのやっていることを、物珍しげに見ている。

ぼやっとした表情からキリリとした顔つきに変化してきているのも、親の欲目ではなぅ、見逃せない変化だ。

この変わりように、父は目を細くして、喜んでくれている。 

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加圧して普段と同じように、息をするだけなのに、この変わりようは、一体何どうしたというのだろう・・

息子の自閉症がどんどん良くなるのを目の当たりにすると、毎日時間が過ぎるのが楽しみになる。

発作というか、気を失いかける症状は、薬を飲むのをやめてから、かなり軽くはなっていたのだ。

だが、今日カミさんがふと「そういえば最近発作がなくなったわ・・」と思わず口から出た言葉で、思わず顔を見合わせた。

高圧酸素カプセルに入れば 、家族全員の心に希望が生まれ、生きていて良かった、と感謝の気持ちで生活できる素晴らしさを、毎日体験できるのだ。

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仰向けに寝ると、左上にこういう風に操作パネルが見える。

圧力調整や、タイマーはカプセルの外で設定。

カプセル内からの操作は、スタート・ストップ・マニュアル操作での減圧・エアコンのオンオフ。

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上はアコンの設定パネル。

カプセル内の左真横あたりにある。

 

エアコンをつけてからは、カプセル内が快適な温度に保たれるためだろうか、居眠りが誘発されやすくなるようだ。

といっても10分とかそれくらい、意識が薄れるというか、夢遊状態になることが多い。

   

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中央のユニットが、エアコンの吹き出し口。

左右の棚は、アトから私がつけたもの。

 

右の黒い箱(ボディーソニック用アンプ)を載せるため。

 

 

これはまず、書かなくては。

ということで結論から書くと、想像を上回る劇的な効果と言って差し支えないだろう。

27年間向き合ってきた息子のことは、親が一番知っているわけだが、今までのあらゆる取り組みで、目に見えて我々が望む方向へ変化して良くなったのは、薬の投与を一切やめたときだけだったから、これには驚いた。

息子が最初に酸素カプセルへ私と入って一時間後、カミさんがセンターへ息子を連れて行くとき、「ここを押すのよ」とエレベーターのボタンを指さしたとき、瞬時に視線をボタンへ移したという。

この意味と我々が受けた衝撃は、長い間、自閉症の子供さんをお持ちの方なら、よくおわかりになるはず。

  

とにかくこちらの言うことに対しすぐに反応して、首を振ったり返事をする。

普通なら誰でも当たり前のようにできることだが、彼にとっては画期的な出来事だった。

 

そして何よりも素晴らしいのは、その日以来、日増しに我々の望む変化の兆しが、着実に進行していることがわかるという点なのだ。

というわけで、ウチの家族の中では、私のチャートは右上がりに急騰状態となっているわけであります。(笑)

   

カプセルが金曜日に納品された翌日、息子と一緒に入ったのだが、汗だくになったため、加圧10分・減圧10分で終了。

次回も同じ。私が先にカプセルに入り手招きすると、何の抵抗もなく入ってきたのでちょっと拍子抜け。

日曜にサーキュレーターを購入し、カプセル内に設置。

 

operationpanel01.jpg

 

左上のリモコンで、サーキュレーターのオンオフ・首振り・強中弱の切り替えを行う。

小さく、リモコン操作できるサーキュレーターは、意外とないもので、探すのが大変だったけどね。

   

ちょうど24日(月)頃からは季節柄気温が下がってきたのもラッキーだった。

サーキュレーターの送風を3段階のうちの「強」にすれば、暑いといっても何とか我慢できる範囲。

 

これなら何とか毎日1時間一緒に入れるかなという案配。

嫌がらずに一緒に入ってくれるかどうかが、最初の難関だったからね。

   

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カプセル用エアコンの室外機ユニット

  

より快適に過ごせるようにと、オプションのエアコンをオーダー。

先週末30日(日曜日)には、カプセル内へオプションの専用エアコンがセットされたのだが、いやあ快適。

 

天国ですな。

とにかく、今の時期でこれだから、自閉症治療で二人一緒に入る場合、カプセルへのエアコン設置は必須条件だといっていいだろう。

   

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エアコンのセットは約2時間

  

注文していた Jarrow Formulas, Methyl B-12, 5000 mcg が到着したので、31日月曜から一回一錠を毎日2回飲ませている。

私は多い目の量で現在人柱実験中。

 

 

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