日足がダウントレンドの場合はどうすればいいのか?というご質問をいただく。
また最近のように大きく下げてしまったマーケットが、上昇する過程ではこうしたケースへ遭遇することになる。
JASOを例に挙げ、ギャッププレイの特徴の理解にも繋がる普通とは少し違う方法について解説しておこう。
2008-01-17 23:32:29 はっちshadow
JASO これもきてます
さてこの日の日足チャートだ。オープニングの位置は緑のマーク。
https://www.daytradenet.com/Gappers/2008/01/0117.htm
典型的なダウントレンドだ。
だが下にはサポートがあるうえ、ギャップアップしている。
つまりロングサイドへエントリーしても大丈夫なパターンだ。
といってもオープニングの30分ほどが限度で、あとはどうなるかわからない。
つまり大きなトレンドはダウントレンドのため、時間が経過すると下げる確率は高くなってゆくと考えた方がいいだろう。
だが1分チャートでは下のような展開になった。
時間が経過すると下げる確率は高くなるため、「できるだけ早くロングサイドへ入る」のがポイントだ。
反対に動けば脱出すればいいのだし、ポジションのサイズを間違わなければカットロスといっても、知れているからだ。
このケースでは1ポイント、つまり200株(13ドルの銘柄1000株相当)で200ドルは取れるパターンとなった。
上は10分チャートだが、上げたのは最初の30分だけ。
あとは下がってしまった。
これはその前日とのギャップの関係だが、しっかりとしたサポートが形成されていることがわかるだろう。
このようにギャッププレイというのは、オープニング直後にはギャップをつけた方向へ動く可能性が高いトレード方法なのだ。
左側には邪魔になるローソク足がないため邪魔になるレジスタンスがないからだ。
だがそこから下げてしまうと上のチャートのように、上へは動かないし、下へ動くにしても、ずいぶん時間がかかってしまう。
抵抗線がどんどん形成されるためだ。
また、日足という大きなトレンドがダウントレンドのため、時間が経過すると下げる確率は高くなってゆくことを忘れてはならない。
そのためギャッププレイでは、効率の良い位置で、しっかりとセオリー通りにエントリーをすることが大事となる。
ネットエイドで取り上げギャッパーズアイで解説している銘柄は、すべてこのような、視点でガイドをしている。
一つ一つにこのような解説をつけていると、とてつもない時間がかかるので、ここまで詳しくは書いてはいないが、こうした視点で、もう一度トレードを見直し、初心に戻ることで、見えてくるものがあるはずだ。
自分のトレードをきちんと分析し、問題点をつぶしてゆくという地道な作業の積み重ねが、トレードの成績を向上させてくれるということを、忘れないようにしたいものだ。
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