日本株と米国株マーケットの違い

この記事は、2015年9月末日に、現在のルールに適合した内容へと変更しました。

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2007年から8年が経過したため、レギュレーションが変わっているためです。

 


いつも何かにつけお世話になっております。

お陰様でそこそこ安定したトレードが出来るようになりました、感謝の念に耐えません。

安定したトレードが出来るようになってみると、暫く前から日本株のバイイングパワーが復活しない不自由さが大きな障害になってきました。

あり余る程の十分な資金量があれば問題はないのでしょうが、通常は限りある資金の中でやっている訳で、日本株の場合はトレードを専業にするには、米株に較べてかなり厳しい道ではないかと思っています。

どうしても残りの資金量を考えて、積極的なエントリーをためらってしまうことが間々あります。

そんなことを思っている矢先、「Coolに過ごそう」他でそのことが取り上げられられました。

そこでお尋ねですが、米株は日本株に較べて動きが速いことは聞き及んでいますが、その他トレード手法については日本株と基本的に同じと考えて宜しいでしょうか。

多少の英語は分かります。

また一から出直しでは大変なことですが、今までの日本株での経験が生かせて、それ程難儀せずに移行できるものなら、直ぐにでもという訳ではありませんが、近い将来米株セミナーを受講して、米株への移行を考えています。

以上お暇な時にアドバイス頂ければ幸甚に存じます。


 

英語はできなくても、日本人による日本語でのサポートのあるブローカーを紹介していますので言葉の問題はありません。

さらに売買用のソフトウエアではマウスのクリックで、ほとんどすべての操作が可能となっています。

というわけで、日本株マーケットと米国株マーケットの特徴を箇条書きで列記しておきます。

 

日本株

デイトレードだと資金の回転効率が悪い
チャートはどちらかというと汚い
マーケットが板寄方式でマーケットメイクされるためギャップが大きくなる
そのため開始早々の一番おいしい上昇を狙えない
動きが遅いので執行面の判断がラク?
口座開設が心理的に簡単
夜の自由時間が増える
 

そのかわり執行ソフトの使いやすさがイマイチ
板情報に惑わされやすい
銘柄によって売買できる単位が違うため紛らわしい
拘束時間が長い
トラブル時のサポートは実質的にあてにはできない

 
米国株

デイトレードでは資金の回転効率がよい
チャートは比較的美しい
マーケットがマーケットメイク方式のため、ギャップが大きくなり過ぎない
そのため開始早々の一番おいしい上昇を上昇を狙える
そのかわり執行ソフトの機能がよくできている
レベル2情報(日本株で言うところの板情報)の動きが早いため、惑わされることがない
売買できる単位が同じ基準のためわかりやすい
昼の自由時間が増える
拘束時間が短い
トラブル時のサポートがかなり有効なケースが多い

動きが早いので執行面の判断で難しさがある
口座開設は少し手間がかかる・為替リスクが存在する


それぞれの項目については、優先順位が人によって違うと思いますから、一概にどちらのマーケットがいいということは断定できません。

ですが資金効率の面から考えると、デイトレードの短期で何回でも売買できるメリットを最大限に享受できるのは、米国マーケットだといえるでしょう。

ですが「はっち3ギャッププレイ」では、それぞれのマーケットでデメリットをできるだけ避けるような仕組みでトレードできるように設計されています。

それぞれの項目について、簡単に解説を加えておきます。

 
 

資金の回転効率

 

米国株の場合、その日のうちに売買を終了すると、購買力は資金の4倍。

一方の日本株は、証券会社によって違いますが、3倍前後。

スイングトレードの場合、米国株はオーバーナイトすると購買力は資金の2倍。

日本株は、3倍前後。

 

チャートの美しさ

 

米国株の場合はティック数(値段の変化の回数)およびと出来高ともに、日本株よりはるかに多い(桁が違う)のです。

そのため、チャートがきめ細かく、セオリーどおりに動きやすいという傾向があります。

日本株は、値段の違いによって、売買できる最小の株数が違っているため、取引高がどうしても少なくなるという銘柄が混在してしまいます。

  

こうした点は1分チャートを見れば一目瞭然です。

また、日本株は単位株の違いに加え、値段が変わると、いわゆる値段の変化する階段が荒くなるため、トレードがしにくくなるケースが多くなります。

「はっち3ギャッププレイ」などのようなスイングトレードの場合は、一日の値幅を狙うわけです。

ですから細かくデイトレードを繰り返すという、いわゆるスカルピング時に起こる、こうした問題とは無縁となります。

   

マーケットメイク方式の違い

  

日本株は板寄方式のため、値段が付かずにどんどん上昇してしまい、値段が付いた時点ではギャップが大きくなってしまうという状況が発生することがあります。

米国株は、売買の金額が合えば次々と執行されますから、ギャップがマーケットメイクの影響を受けにくく、こうした点で影響を受けてギャップ幅が大きくなり過ぎるということがありません。

つまり米国株ならオープニングの、急上昇を掴むチャンスは多いのですが、日本株では、こうした動き自体が起こりにくいために、急上昇を掴むチャンスは圧倒的に少なくなります。

 

また日本マーケットのようにストップ高・ストップ安といった規制がありません。

ですから米国株は大きなゲインを狙うチャンスが多くなるのです。

 

「はっち3ギャッププレイ」の場合、15分待ってからエントリーするという方法もありますから、リバーサルを喰らって負けるという確率を大幅に低減することができます。

またポジションを半分に分けてトレードするという、柔軟性の高い方法を組み合わせることで、オープニングの急上昇を掴むこともできます。

 
 

動く速度の違い

 

日本株は株価の上下動が時間の進行に対し相対的に遅いため、執行面の判断がラクになるという点が、利点になることがあります。

一方で米国株は、動きが早いため執行面の判断に躊躇すると、エントリーのチャンスを逃してしまいがちになります。

 

ただ米国株で判断する訓練をして、判断力を身につけることができれば、日本株での執行はとても楽に感じられるはずです。

また日本株では特別気配があるため、寄りつくまで時時間がかかるため、はっち3号などのスキャンシステムを使った銘柄選択は少し難しくなります。

 


執行ソフトの違い

 

米国マーケット用の執行ソフトは素晴らしい性能を持っています。

セミオートマと手動の違いといえばいいでしょうか。

 

株価の動きが早いため、執行ソフトもその速度で機能するだけの性能を備えているからだと思います。

また米国株の多くのソフトでは、執行を含めたシミュレーショントレードができるような機能が付属しています。

一方の日本株の証券会社では、米国株のソフトのように、シミュレーショントレードが出来るソフトはありません。 

 

また執行の際も、米国マーケット用の執行ソフトでは、値段や株数をキーボードから入力する必要は全くありません。

さらにストップを含めた自動売買の機能の豊富さは、日本株のトレーダーにとっては、まさに夢のように思えるほどの違いがあります。

 

日本の証券会社が提供しているトレード用のツールは、板情報に惑わされやすいものが多いようです。

板の枚数や値段が変化すると、点滅や反転表示で目を引く構造になっているうえ、株価の動きが遅いので、どうしても板情報を見てしまうトレーダーが後を絶たないようです。

 

米国株のレベル2は、 ASK Bid の候補の値段が、オープニング時には、じっと注意して見ていられないほど早く動きます。

ですから、株価について余計な推測をする時間的な余地がないというメリットが生まれるのです。

 
 

米国株は売買できる株数の単位と値段が同じ基準

 

ですから、経験の少ない人でもとてもわかりやすいというメリットがあります。

日本株は、値段によって売買できる最低単位が何種類もあるために、慣れが必要になります。

また日本株では株価が変化すると、値段の動くいわゆる階段の幅が大きくなります。

そのため、チャートが汚くなりやすく、執行の値段も理論値と実際にトレードできる値段が違うことがあるため、こういった面での難しさも生じることがあります。

  

自由時間の違い

 

トレードという仕事をしている時間帯が、日本株と米国株では当然違います。

ですから、日本株では会社に勤めながら、デイトレードを練習することは、実際にはできないといっていいでしょう。

  

米国株なら、米国での夏時間は、日本時間の夜の10時半からマーケットが始まります。

ですから、開始後の1時間から1時間半でトレードを終わらせれば、その日のうちに一仕事終えることができます。

  

さらに動く速度が早いため、同じ時間を見ている間に学習できる密度が高くなります。

これは米国株へ取り組む際の大きな利点となります。

 

マーケットメイク方式の違いのところで説明したように、日本株では、オープニング時に急激に株価が動くというケースが、構造上起こりにくいのです。

そのため最初のトレードで、利益を出すという方法に制限ができてしまうのです。

こうした理由で、30分や1時間でトレードを終え、十分な利益を出すということが、米国株では比較的容易に実現することができるでしょう。

   

  

日本株は口座開設が心理的に簡単

 

日本株の場合、ショートをするには信用取引口座を開設する必要があります。

米国株では、2万5千ドル以上の資金があれば、自由にショートができます。

  

米国株は最初の口座開設では、すべて英語の書類にサインしなければならないので、これが最もハードルの高い部分でしょう。

また、外国へ送金をされた経験がなければ、送金事態が面倒だと思われるでしょうし、外国への送金に伴う為替のリスクも存在します。

 

ただ安全性と言う意味では、資金がどこかへ消えたりというようなことは絶対にありません。

経験がないために、漠然とした不安をお持ちの方が多いようですが、しっかりした日本語サポートのあるブローカーを選べば、全く問題ありません。

 

デイトレードは、もともとは米国で始まったトレード方法ですから、米国マーケットが最も効率よくトレードできるマーケットだといっていいでしょう。

日本株をトレードされていた場合、すでにチャートを読む力はお持ちのはずですから、米国株の方がチャートが滑らかで綺麗に動くため、トレーはドしやすいと思います。

  

また、チャートが動く速度やレベル2の動きは、日本株に比べると圧倒的に速いのですが、その分、執行ソフトがこうしたマーケットの特性にあった性能を持っています。

ですから米国マーケットの方が、執行部分に関しては、うんとストレスが少なく感じるはずです。

  

セミオートマチックですから、少し練習をするだけで、問題なく執行できるようになるでしょう。

こうした技術をマスターするため、各種セミナーも開催しています。

 

  

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