オールグリーンでできた1分30秒をどう使うのか?
ここまで努力をして作り出した1分30秒の時間に何をするのか?
ここが次のステップの大事な点です。
多くの人はエントリーした足の動きを追ってしまうのです。
そして暗算でホールドしている銘柄を比べようとするわけですが、それでは勝てません。
終わったローソク足をチェックシートで採点評価することが、勝つための秘訣なのです。
トレードという仕事は、頭の中が欲と恐怖の板挟みになるため、トレード中は精神状態が普通ではなくなります。
そのため訓練をする必要があるのです。
ご無沙汰しております、馬渕先生。7月基礎を受講した**です。
ネットエイドでは毎日お邪魔していますが、掲示板への書き込み有難うございました。
先生のご指摘どうり 自分でも 「なぜ入った?」「なぜ出ない?」「なにしてた?(笑)」という執行が目立ちます
最近、翌日の検証でも 悲しい気持ちになることもあります(笑
オールグリーンにするため、フライングを切る事が・・・
それ自体、時間に追われるような焦りがあるのも事実です
しかし、始値執行技術の習得というトレーニングは初心者の私には絶対要るもので、仮免の試験と思って練習しています。
エントリーのルールと手仕舞いのルールが実行できないのは、色々考えた挙句、はっきりしていないのが原因だと、今週気づきました・・・・ 3ヶ月目で・・・
マーケットがいい時しか勝てないはずです
諦めずに、続けていきますのでこれからもご指導よろしくお願い致します。
といういうメールをいただいたのですが、自分で 「なぜ入った?」「なぜ出ない?」「なにしてた?」という執行が目立つのは訓練途中ではあたりまえで、普通の状態といっていいでしょう。
これを克服するために行うのが、オールグリーンにする練習です。
では何故なかなかオールグリーンにならないのか?
それはどこかほかのところを見ているからです。
これはクセなので、自分では気が付かないで行っているのです。
エントリーした後で上下に動くローソク足を見続けることになるのは、動くものに目が奪われるからで「猫じゃらし」と同じ理屈です。(笑)
ストレスなく、オールグリーンにできる状態というのは、エントリーした後で上下に動くローソク足を見続けていてはできないことなのです。
ですからまずは損益に関係なく、オールグリーンにする練習をする必要があるのです。
これができるようになると、次は終わったローソク足を採点します。
同色本数・ヒゲ・ギャップに加え、エントリーしてからの現在の距離です。
こうして保有している銘柄を比べ優先順位を付けるのです。
これを2分経過ごとにチェックリストへ書き込みます。
1分30秒の間に何をすべきなのかの答えはここにあります。
チェックリストへ書き込むときに、それぞれの項目を確認するため、ローソク足を見ることになります。
ですが、チェックリストを書き込む作業をしていれば、エントリーした後で上下に動くローソク足を見続けている時間はないはずです。
チェックリストに書き込まないでいると何をすることになるのでしょうか?
自分で気が付かないうちに、エントリーした後で上下に動くローソク足を見続けるのです。
ですから、その時の上下の動きに翻弄され、無駄な暗算を繰り返すため「なぜ入った?」「なぜ出ない?」「なにしてた?」になるというわけです。
髪の毛が蛇の魔女ゴーゴンをご存知でしょうか?
映画好きの方ならご存じのはず。
その目を見たものを全て石に変えてしまう、といわれた恐ろしい魔女です。
エントリーしたあとでチャートを見続けると、魔女ゴーゴンの目を見たのと、同じ状態になるのです。
つまり思考が「石」になってしまったかのように、働かなくなります。
むやみに暗算を繰り返すことで、集中力を無駄に使い、勝てない状態へ自らを追い込んでしまうのです。