コンビネーションというのは、始値執行+チェックシートのこと。
トレーダーにとって、このコンビネーションの技術は非常に重要なのです。
なぜなら、どちらの技術が欠けても勝てないから。
月曜のマーケットのように、トップのユニットで選択した3銘柄がよく動けば、チェックシートが不完全でも勝てるのです。
マーケットが味方してくれる日は、誰にとっても簡単に思えるはず。
ですがトレードの世界では、これが実はくせ者なんですね。
ですが、昨夜のように、最初のユニットの利益幅が少なかったりマイナスになってしまうと、次のユニットも最初のユニットと同じ考えでトレードをしなくてはなりません。
最初のユニットの3銘柄というのは、マネージメントが最も難しく、集中力を消費するのです。
そのため最初のユニットで勝てないと、集中力をどんどん消耗することになるというわけです。
つまりチェックシートで優先順位をつけ、利益の出ない銘柄を切り、新たな可能性のある銘柄へ入れ替えることができないと、利益を出すことはが非常に難しくなるのです。
ネットエイドでは昨日、今週一杯利益幅は関係なく、ローソク足の始値執行をすべての手仕舞いでできるようにすることが目標だと書いたのですが、ほとんどのトレーダーが二日目で、できなくなってしまっているようなのです。
マーケットがどう動いても、利益を出すことを目標とするのではなく、始値執行という目的のため、毎日同じ事を繰り返せなければ、訓練の効果はないのです。
とは言っても、トレーダーである以上、いくら訓練とはいえ、一つ一つのトレードをマイナスにしたくないのが人情というもの。
ではマーケットが簡単でない日でも、確実に始値執行ができるようになるためにはどうすればいいのでしょうか?
なぜ始値執行ができなくなるのかを考えてみてください。
それは簡単な理由からです。
自分が保有している銘柄のローソク足の動きを追って、見てしまっているからなのです。
なぜなら優先順位がないと、3銘柄を同じ優先順位で追うことになり、おまけに入れ替える銘柄も探さなくてはならないため、チャートを見てしまうのです。
これを防ぐには、ローソク足ではなく、チェックシートを見ながら優先順位を決めるための記入という作業をすればいいのです。
チェックシートへ記入していれば、ローソク足を漫然と見ている暇などないはずなのです。
どのみち動いているローソク足を見ていても、アクションはローソク足が始まった位置でなければできないのですからね。
チェックシートの優先順位が一目瞭然でわかるようにするためには、最も簡単な方法として、3銘柄なら、○△×で識別すればいいのです。
その前のローソク足に自分がエントリーした方向へ最も長いヒゲが出た銘柄が ×。
同色本数が最も多い銘柄は ×。
エントリーした位置からの現在の株価の距離が最も近い銘柄が ×。
チャートを見るなと言っても、全く見ないという意味ではありません。
判別のための要素を見るためだけの目的で、ローソク足を一瞬見るだけで十分なのです。
こうして次のローソク足が始まる前に、どれを手仕舞いするのかを、あらかじめ決めておくのです。
そして入れ替える銘柄の候補も探して、いくつかの候補を表示しておきます。
次のローソク足が始まった瞬間、最も条件の悪い × がたくさんついた銘柄が、その方向へギャップをつけなければ、即脱出です。
そして、入れ替える候補銘柄へ即エントリーするわけです。
こうすれば、手仕舞いも、手仕舞いした銘柄と入れ替える銘柄のエントリーも、常に15秒以内で執行できるのです。
勝ち負けは考えず、ひたすらこれを繰り返すのです。
簡単なことなので、少し慣れればできるようになり、結果も比例してよくなってゆきます。
そして、いろいろなことがわかるようになり、見えてくるのです。
それも実に劇的にです!
お試しあれ!