昨日、損益計算ツールプロをバージョンアップ、その夜のナスダックマーケットでは、ネットエイドを通じ下のように、この機能を有効利用する訓練を推奨。
2010-10-04 22:28:21 はっちshadow 損益計算ツールプロがバージョンアップされました
2010-10-04 22:28:31 はっちshadow 1秒から15秒の間に
2010-10-04 22:28:41 はっちshadow 執行されたものは緑の色がつきます
2010-10-04 22:28:52 はっちshadow ですから始値で判定し執行したかどうかが一目瞭然
2010-10-04 22:28:59 はっちshadow まずは最初の3銘柄の手じまいだけでも
2010-10-04 22:29:03 はっちshadow グリーンになるよう
2010-10-04 22:29:06 はっちshadow 訓練してください
2010-10-04 22:29:17 はっちshadow これを今週五日間、すべて緑になるようがんばってください
さてその結果やいかに?!
ネットエイド参加者の多くの方が良い成績へ激変!
この方は、ほぼパーフェクト!
一例を除いてすべての執行が緑!
素晴らしい!
脱出は一例を除き、すべて15秒以内で約定されている。
これも素晴らしい結果だ。
当然結果も1000ドルオーバーとなっている。
では何故、始まった位置で判定し、即執行すると成績が良くなるのだろうか?
これには様々な要因による波及効果があるのだが・・
下はA氏の Executioner Internal ブログからの引用。
101004検証:+935㌦
始値執行で、新境地が開けるのか。
15秒のグリーンラベルで、執行努力インセンティブがついた。
最初のユニットの3銘柄の脱出をグリーンにせよという師匠からの指導があった。
結果は、3割。
GENZ,TROWでできていない。
できない共通の理由があるはずだから、分析せよと言われて、良く見ると、なるほどねえ。
ありました。
ギャップがエントリー方向につけているため、更なる伸び、あるいはプルバックからの伸びを期待してホールドするわけです。
しかし、逆方向へ向かうため、半端な時刻で脱出とか、不利な価格で出ることになる。
間違っても、途中では出るなと言うことで、300ドルの利益をマイナスにしながら、出るべきときに出ないとねと、しっかり学習したわけです。(笑い)
さらに、オープニングの入れ替えでは、極意が示された。
オープニングでもそうだったが、ギャップでの判定に依存しすぎている自分に初めて気がついた。
損失ホールドも、期待方向へのギャップだが反対色の連続で墓穴を掘っていた。
ヒゲのサインや、半値戻し、レンジアベレージなど、総合判定すれば、上髭で脱出できる。
最悪でも、次の始値でギャップアップでも出る判断が可能なことを体得した。
3銘柄で、GENZが一番形が悪く、脱出優先度1位だったと師匠の指摘があった。
と言うことは、3本目がギャップアップでも、前の足の上髭が本体の2倍以上あるので、出よということ。
相対比較と言う視点で、銘柄を入れ替えていく。
ここで出ていれば、おいしいCTRPに入る余裕があった。
総評
グリーンラベルがあるので、意識的な始値執行へのこだわりを維持できた。
この結果、できないケースは、ギャップ依存症が原因と判明。
総合バランス判断に軸足を置いて、ギャップは一要素に過ぎないことを知る。
オープニングでは、ボトムスキャン銘柄は、良く入れ替わるし、コマンダーからの指示銘柄も6を超える。
すべてが期待方向へ動くわけではないので、エントリーしたものから、一番ダメなものを早めに除く。
これにより、より良いものに、エントリーする余裕ができる。
記入できなかったチェックシートを赤字でつけてみた。
脱出優先度の判定が間違っていた。
一番伸びているものをなんとかしっかり確保しようとして、2本終了時点で、NIHDを最優先にしていた。
しかし、エントリー位置に近く、リスクの高いのは、前の上髭が長いGENZだった。
したがって、ギャップに関係なく、3本目の始値で出るべきものは、GENZが正しい。
師匠も、これが最優先でダメなものとトレード後に話していた。
以上、2点、新たな発見を基にして、今後のトレードに臨む。
ではまとめてみよう。
エントリーの後、ローソク足が確定した時点、つまり4分が経過した時点で最も条件の良い銘柄はどれか?
切らなければならなくなる可能性の高い銘柄はどれなのかだ。
エントリー位置から、現在位置までの距離が最も短い、つまりゲインのない銘柄がどれかがわからなければ、素早く脱出することはできない。
最も条件の悪い銘柄はGENZ。
2本の水平線、下の水平線のエントリー位置と、4分の時点での上の水平線との距離が最も近い銘柄だ。
さらに3銘柄の中では最も長い上ヒゲが出ている。
この次のローソク足の始まった位置がギャップアップしたとしても出た方が安全だということだ。
さてNIHDは次のローソク足の始まった位置がギャップアップ。
さらにエントリー位置から最も遠い距離にあるわけで、利益がたっぷりあるため慌てて出なければならないという緊急度は低いわけだ。
だが上ヒゲのトレンドラインは下げているから、陰線が確定した終値あたりで脱出した方が、利益を最大に確保できる可能性が高いことがわかる。
始まった位置はツライチ。
気になるのは上ヒゲだ。
だがまだ利益はある。
さて前のローソク足が終わった時点で最も危険だったGENZはギャップアップしたにもかかわらず、下げ始めた。
マイナスにならないうちに出るには、始まった位置で脱出することだ。
15秒以後にボタンを押すと、スリッページを喰らってマイナスになる危険性が高いから要注意だ。
3本目が終わったあとでボタンを押すと、マイナスの損失を出すことになるわけだが・・
幸いにもギャップアップしたので、ブレイクイーブンあたりで脱出できたことになるはず。
だがこのチャンスを逃すと、下のチャートのように4本目が確定した後で脱出をすることになる。
つまり、さらに損失は大きくなってしまうのだ。
上ヒゲのトレンドラインは下げているから、陰線が確定した終値あたりで脱出した方が、利益を最大に確保できる可能性が高いNIHD。
ギャップアップして始まったので、即脱出。
利益が最大限となる手仕舞いだ。
1020ドルは利益を確定できるはず。
さてカットロスも、利益の確定も、優先順位が2番手のTROWは、最も慌てて処理をしなくても良い銘柄だということがわかるだろう。
4本目のローソク足が始まった位置はツライチなので放置でOK。
幸いにも4本目が終わった時点では、さらに利益が伸びたというわけだ。
結局上の水平線の位置で手仕舞いすることになったが、上のチャートから8分ホールドしたわけだ。
上ヒゲの後で陰線確定、さらにギャップダウンで、アップトレンドラインが崩壊した位置だから当然手仕舞いだ。
それでも利益は190ドルあるわけだ。
NIHDとTROWで1200ドルの利益。
オープニングの3銘柄で利益を最大限にする目的は達成できたというわけだ。
オープニングが最も難しいから、ここで利益が出せるようになれば、第二ユニットからあとは楽勝のはず。
このように3銘柄ユニットをマネージメントする訓練をすれば、2000ドルくらいは堅く稼げるのだ。
その第一歩が、始まった位置で執行することが確実にできるように訓練することなのだ。
そして次は、チェックシートと TAB VIEW を見ながら、優先順位をつける訓練へと進めばいいわけだ。