不完全なチェックリストでは、コンスタントに勝つことはできません。
脱出の条件は複数あるため、それぞれの条件を見逃さないように、チェックシートで確認することで、大きなロスや、カットロスをしなくてもよいトレードを根絶しなければなりません。
大きなロスや、カットロスをしなくてもよいトレードは、しかるべき条件を見逃すために起こるのです。
チェックシートはすべてにチェックが入っていないと、あとでの原因究明の際に役に立ちません。
ですから、チェックリストから漏れてしまった原因を突き止めないと、翌日もまた同じ事が起こる確率は高いままなのです。
あなたのチェックシートから、判断を見逃したためロスを出したのか、確認できていたにもかかわらず、ミスでそうなったのかがわかるでしょうか?
こうしたことがわかるようなチェックシートを残せないと、トレードの結果は、いつまで経っても、ついてこないことになるのです。
以下はあるトレーダーの翌日の検証の一部です。
レードの最中に感じていたことは、落ち着いてトレードが出来ていないということ。
常にチャートを見続けていたように思う。
何故チャートを見続ける必要があるのかということだけど、ストップの位置が浅すぎるというのが原因ではないかと考えられる。
チェックシートに記入している約定値とストップ値を見ると幅が狭いのが分かる。
利益を伸ばしたい気持ちが先走って、逆に動いたら即逃げられるようにしようと思っていたけど、それが却ってチャートを見続けてしまう要因を作り出していたのではないか。
昨夜の1発目のCTSHはストップの幅が0.11しかなく1000株単位のトレードでも狭い。
ストップを付けるときは150ドルとし、落ち着いてトレードが出来る精神状態を作る。
上がロスを出したチャート。
下は500株で-150ドルのカットロスラインを引いたチャート。
つまりこの黄色いマークの位置までは、プルバックがあっても我慢をしなければならないわけです。
ある程度下げれば、あとは放置に近い状態で監視するだけ。
下のチャートのように、利益は積み上がって行ったというわけです。
下はフィボナッチのガイドラインを表示したチャート。
レンジアベレージを突破した位置まで下げました。
原因は簡単。
チェックシートでカットロスの項目と、ローソク足が始まった位置で判定するという項目にチェックが入っていればこういうアクションを取ることはなかったはずなのです。