ほとんどのトレーダーはヒゲに翻弄され、利益が伸びないという事態に陥る。
これは誰でもが填る、ドツボだといっていいだろう。
だがいつまでもこのことに気がつ家内トレーが多いのもまた事実なのだ。
何故こういう事になってしまうのか?
ヒゲに翻弄されるトレーダーは、上のチャートの青いマークの位置で手仕舞いをすることになってしまう。
その理由は、このローソク足の2分の間に、下のように見えることがあるからだ。
つまりそのローソク足の2分間が終わってからヒゲになる部分であっても、ヒゲが上に伸びると、下のチャートのように見える瞬間があるからだ。
そのため、ローソク足が確定するまで待つ必要があるのだ。
上のローソク足のように見えたあと、株価が急速に下がって、このローソク足の2分間が終わると下のようになるというわけだ。
そのため、ローソク足が確定するまではアクションを起こさず、次のローソク足の始まる位置が見えたときに判断する必要があるのだ。
これはワンクリックシミュレーションをやってみれば、よくわかるはず。
だが実際のマーケットで、ポジションを持つと、ヒゲが上下に動いている状態を見続けるのだ。
そうなるとヒゲを追いかけながら一喜一憂することになり、集中力を使い果たし、短時間で集中力が途切れてしまうというわけだ。
ヒゲ先で約定することが多いトレーダーは、十中八九、このパターンだと断言してもいいだろう。