トレーディングは、ワクワクするような楽しさがあります。
なぜなら、ギャンブル性もあるために、スリルを味わうことができるからです。
危険と隣り合わせだからこそ味わえる勝利の醍醐味。
一瞬のうちに天国と地獄が入れ替わるようなスリルを味わいながら、自分をコントロールする能力を身につける楽しみがある仕事というのは、他に類を見ないものです。
ワクワクするような楽しさを味わいながらトレーニングができる。
このメリットにどれだけ勇気づけられたことでしょう。
インターネットを使い、ダイレクトに売買をすることで、短時間のうちに利益を出し、盤石な経済的な基盤を自分の手で実現できるのですから。
なんと素晴らしいことでしょうか。
頑張れば今までの概念としての仕事とは違う、全く新しい発想で未知の分野を切り開くことができるということを実感したときの興奮は、未だに忘れることはできません。
私は1997年にこの世界に入りましたが、自分のスキルを磨くため、シアトルのオフィスにいる間も、時間があればシミュレーショントレードをやっていました。
3年以上一日6時間半マーケットに張り付いて、数限りない執行の経験から、様々なトレード手法を考えついたのです。
こちらには、2000年1月31日の記録があり、カットロスについての、大事なポイントを書いています。
掲示板へ書き込みながら、リアルティックでシミュレーションをしながら、その日の結果を考察しながらネットへ掲載していたその記録なのですが、この日はQCOMを追いかけ回していました。
この頃はボトムスキャンのようなツールはなかったので、狙った銘柄を追いかけ、腕を磨くわけです。
だからといってデタラメに、無節操なことをやっていたわけではありません。
下のチャートでは、120ドルを超えた、アップトレンドのゾーンに絞った時間帯にトレードをしていることがわかるはずです。
この頃はすでにトレードをはじめてから3年目になろうとしていました。
このときも、その時の目標を決めながら、時間さえあればシミュレーショントレードをやっていました。
なぜなら、どこで入っても勝てるトレーダーになろうと、心に固く誓っていたからです。
記録を見ればわかりますが、脱出位置は理想に近い位置で執行されています。
もっとも大事なのは脱出の位置なのだということを常に頭に入れ、ヒゲをつかまないためのあらゆる工夫を試しました。
こうしたコツというのは人に教えてもらうものではなく、自分の工夫と熱意と努力だけによって勝ち取ることができるものなのです。
工夫と情熱が継続した努力の原動力となり、夢を引き寄せることができるのです。
どこで入っても勝てるスキルを身につける!
こうした断固とした決意を常に持ち続け、その目標に向かって、あらゆる努力をしているでしょうか?
ダラダラと惰性で毎日同じことをやっていては、成功できないのは、どの仕事でも同じです。
特にトレードは、ハングリーさと熱意を持ち続けながら、やるべきことをやっているかどうかが、常に問われる仕事なのです。
その結果を知るのは簡単。
終わってからの数字がすべてを物語っているはずです。