トレーニングを続けていると、理屈では説明ができない心理状態というものが存在することに気がつくようになる。
人は誰でもが自分の能力を信じたいがために、自分で銘柄をチョイスしたくなりがちだ。
コマンダーの指示する銘柄を追いかけてうまく事が運び始めると、今度は自分が選択した銘柄や、タイミングでトレードをして勝ちたいと思うのは、自然の成り行きだといっていいだろう。
トレーニングではかなり細かい指示を出しているが、それに従うのか、あるいは無視するのかは、トレーダーの裁量次第。
昨夜のナスダックマーケットは、軟調にもかかわらず、ショートサイド銘柄は下がらないという、困った展開で、資金を有効に使うためには、動いた方向へ入るしかないわけだが、獲れる幅が少ないとトレードは俄然難しくなる。
コマンドのパフォーマンスも珍しく2100ドル少しと、最近では珍しく低いゲインとなっていることからも、如何にマーケットが動かなかったかがわかるだろう。
こちらにコマンドの詳細をチャート付きで掲載しているが、「今日は粘ってはいけない」と再三注意を促している。
つまりエントリーと反対サイドへ動いたら、絶対に粘ってはダメだという、警告を出していたのだが・・
トレードでは、その時点でどの銘柄を選択するかが、成否の鍵を握ることになる。
一度コマンダーが選択した銘柄と、どの程度一致しているのかを調べてみてはどうだろうか。
一致していれば少なくともコマンダーのゲインの70%は獲れるはずなのだ。
それが獲れないのは、全く違う銘柄を選択しているからではないだろうか。
もちろんもっと良い選択があるケースが皆無だとは言わないが、コマンダーはすべての能力を駆使して、その時点でのベストだと思われる銘柄を選択しているのだ、ということを頭に入れておいて損はないはず。