運動を支える高タンパク食
ストレス解消法あれこれでご紹介したアイソメトリックス。
これは筋肉を鍛えるだけではなく、筋肉の衰えを防ぐためにもとても効果的な方法です。
アイソメトリックスとは、目的の筋肉が全力で収縮した状態を六秒間続けるという方法で、これを数回くり返します。
筆者の場合L字懸垂やスクワットを導入していますが、CS60の効果を高める方法でもあります。
気をつけなければならないのは、アイソメトリックスには、高タンパク食とメガビタミンの摂取が必要だという点です。
なぜなら高タンパク食は筋肉を柔らかくする働きがあるからです。
マッサージのプロの先生方いわく、高タンパク食を実践しているかどうかは、筋肉に触ってみれば分かるといいます。
低タンパク食の人、つまり大多数の人は、筋肉が硬いのです。
筋肉の機能である収縮機構は、ビタミンCの発見で知られるノーベル賞受賞者セント=ジェルジ(アメリカの生化学者。1892-1986)によって解明されています。
プロスポーツマンの筋肉が柔らかいことは、知る人ぞ知る事実なのですが、彼らはほとんど例外なくプロテインを摂っています。
プロテインとはタンパク質を粉末状にした、いわゆる健康食品のことなのですが、このプロテインをたっぷり摂っていれば、食事そのものがタンパク食になるのです。
筋肉を柔らかくしたいと思う人は、とにもかくにもプロテインをたっぶり摂ってみることです。
る筋肉というのは、骨についている骨格筋である。骨格筋には白筋と赤筋との二つの種類があります。
白筋は鉄を含まないために色が白く、赤筋は鉄を含むために色が赤いため、こうした名称で呼ばれています。
白筋と赤筋とは色が違うばかりではなく、自筋は体表の近くにあり、赤筋は体表から遠い奥の方にあ位置しています。
赤筋のコリはなかなかとれないのですが、なぜなら赤筋は深いところにあるので刺激が届きにくいためです。
白筋のコリは体表の近くにあるためとれやすいのです。
赤筋の色が赤いのは鉄によるもののためですが、実際は鉄化合物によるものです。
それが白筋にはないのですが、そこには重大な意味があります。
白筋でも赤筋でも、収縮のためにはエネルギーを必要とします。
白筋ではそれを無酸素で行ない、赤筋ではそれを有酸素で行なうのです。
この有酸素過程が鉄タンパクによって行われることになります。
ところが、そこで消費される酸素の1.3%が、活性酸素に変化するのです。
これが筋肉のフィラメントか何かを傷害した結果、それは硬くなるというわけです。
そして筋力を決定する因子は筋肉の状態ばかりではなく、そこに供給されるエネルギーの量が重要な因子として関わっています。
エネルギー発生量を大きくすれば、筋力も大きくなります。
ということはアイソメトリックスを取り入れた運動を適時行えば、ジョギングも散歩も不要、ということになります。
つまり、室内であっても、L字懸垂やスクワットを頻繁に行えば、ジョギングや散歩の代わりになるというわけです。
お試しあれ!
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