インフルエンザワクチンに感染防御力はない
インフルエンザワクチンには、重症化を防ぐことが期待される程度の効能しかありません。
運が良ければ、感染しないと言う程度です。
インフルエンザワクチンは万能ではありません。
国立感染研究所によると、2019年第45週(11月4日~11月10日)に全国的なインフルエンザの流行に入り、流行期に入るのは、例年より数週間から1か月ほど早く、統計を取り始めて以降で2番目の早さです。
今シーズン(2019年9月2日以降)、都内の学校や社会福祉施設等で発生したインフルエンザ様疾患の集団感染事例は、9月22日までで、すでに55件報告されています。
これらの集団感染では、少なくとも社会福祉施設では、ほとんどの人はインフルエンザワクチンを接種しています。
このように、今年も感染防御にインフルエンザワクチンは、実際にまったく無力だったことが明らかとなっています。
インフルエンザワクチンは、A型にもB型にも対応していますが、実は現行のインフルエンザワクチンには、水際で感染をシャットアウトするような効果はありません。
感染した後、重症化を防ぐ効果が期待されるという程度なのです。
水際で感染をシャットアウトできる効果はないのです。
過信は禁物です。
手を洗え!
インフルエンザワクチンは重症化を防ぐことが期待される程度の効能しかありません。
手洗い、うがい、マスクがインフルエンザ予防の基本です。
手洗いは思った以上に有効です。
ドアノブや電車のつり革などに触れると、手にウイルスが付着する可能性があります。
外出先から帰宅時や調理の前後、食事前などこまめに手を洗う。
これです。
咳やくしゃみで飛んだ飛沫が服についても、数時間で感染力を失います。
ですから帰宅したら着替えるのも効果があります。
急性の咳や熱がでている当事者はエチケットとして、マスクをする。
咳で飛沫が飛ぶのは約1m程度なので当事者から距離を取る。
鼻水や痰の封じ込めにはティッシュを使い、使用後ノンタッチごみ箱に廃棄する。
ワクチン接種をした方がいい場合
65歳以上の高齢者、呼吸器系や循環器系に慢性疾患を持つ患者、糖尿病、腎臓病などの慢性疾患の患者、免疫低下状態の患者などでは、インフルエンザに罹患し重症化すれば、肺炎などの重篤な合併症になり、生命に危険が及ぶこともあり、若者でも受験生などは重症化したら困るため、接種する意味はあります。
特に病気に対する抵抗力が低く、重症になる人は、摂取した方がいいかもしれません。
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