ガン治療あれこれ
がんの代替医療とは?世界中で取り入れられている新しいがん医療の考え方
代替医療は、ダイタイイリョウと読みます。
実はこの代替医療、日本ではまだまだ認知度は低いですが、海外ではおよそ半数以上の方が何かしらの代替医療をしているという調査結果が出ているのです。
どうして世界では代替医療がこんなにも普及しているのでしょうか。
三大標準治療に比べて圧倒的に医師の数が少ないというのも原因の一つ。
・国が認めていない
国が認めるほどの効果がない治療法が存在している点と、そもそも症例が少ないから国が認めていないという側面もあります。
効果がないと国は認めてくれないというのは事実ですが、国が認めていないから効果がない訳ではありません。
だからこそ代替医療を求める方が多くいらっしゃいます。
・エビデンスがない
エビデンスとは「科学的根拠」のことを言います。
代替医療は症例数が少ない上に、末期がんの患者様がほとんどです。
保険診療では治療が難しい患者様に対して治験を行なわなければならないので、治療成績を出しにくいという側面があります。
病院などで三大標準治療に取り組んでいる医師の多くは、代替医療を頭ごなしに否定します。
中には敵対している医師もいるくらいです。
三大標準治療ではがんが治せないから代替医療が存在しているのにも関わらず、敵対する医師がいるのは不思議な話です。
そして、不思議なことにそういった医師は代替医療のことをほとんど知りません。
少なくとも医師であれば、通常医療であれ、代替医療であれ、様々な治療方法を知っておかなければなりません。
何故国は代替医療を認めないのか
国に薬剤などが正式に認められるには、開発開始から10年以上は軽くかかります。
そしてその費用は、数百億円かかることもざらにあります。
製薬会社は時間とお金をそれだけ投資しています。
つまり効果の有る無しに関わらず、大資本の会社が開発したもの以外は、国に認められるのは難しいシステムになっているのです。
日本は代替医療の後進国
アメリカなどでは、三大標準治療に限界を感じて、1990年から国を中心にして代替医療に真剣に取り組んでいます。
米議会がん問題調査委員会で「三大療法よりも、代替医療の方が、末期がん患者を救っている」という報告も出しています。
代替医療に真剣に取り組んでからアメリカは、がんの死亡者数は年々減少傾向にあります。
日本は年々増加しているのとは対象的です。
これだけ明確な結果が出ているのにも関わらず、日本では代替医療を行うと異端児扱いされるという残念なことになっています。
世界的に見て、日本は代替医療の後進国なのです。
世界のがん患者様の40~60%は、様々な代替医療を利用していることが明らかになっています。
アメリカでは、1992年に代替医療事務局(OAM)を設け、それ以来急速に代替医療の研究が進み、ハーバード大学、コロンビア大学、スタンフォード大学などの名だたる大学に代替医療の研究センターが設立され、全米トップクラスの病院などにも代替医療を正式な治療のひとつとして取り入れているところがあります。
日本とアメリカでは健康保険をはじめ、医療制度が大きく異なります。
皆保険で誰もが一定レベルの良質な医療が受けられるという意味では、日本の医療は非常に優れているが、同時に医療に対するコストを下げるために無理が生じている面があるのです。
アメリカでは患者が医療保険に加入している場合でも、メリットが少なく無駄なコストばかりかかる医療行為が施された場合、保険会社から保険金が支払われない場合もある。
従って患者は本当に必要な検査はなにか、費用対効果の高い治療法はなにかという点に関してシビアにチェックするようになる。医療システム自体が安全性が高く、コストに見合った医療を選択するように出来上がっているのだ。
日本は先進国で唯一、がん死が増えている国。
アメリカに比べると1.6倍もの割合で人々ががんで亡くなっていますが、これは両国の『がんリテラシー』の違いがもたらす結果とも考えられます」
「がんが見つかった部位によって、とるべき治療法は異なります。がんは部位によって違う病気と考えたほうがいいですね。
その後の人生まで含めて考え、治療法を選び、がんになる前後の生活の差をなるべくなくしていくことが、本当にがんに打ち勝つということなのです。
アメリカではすでに電子カルテデータの大規模な共有が実現している。
ニューヨーク州では、州の補助で運営されている非営利組織「ヘルシックス」が、州の約1600万人分もの電子カルテデータを管理。
個々人の通院歴や服薬履歴、画像、在宅医療の内容などを、NY州を中心とした約4400組織の医療機関に共有している。
患者は、州内のほとんどの医療機関で、自分のデータを把握してもらえる仕組みだ。
特筆すべきは、患者の受療行動を通知する機能。
他院を受診したり救急で搬送されたりといった情報が、医師のスマートフォン等にリアルタイムで配信される。
さらに、将来の予想リスクも通知される。
「このままでは人工透析になるリスクが高い」など、電子カルテデータを分析し、医師に知らせてくれるのだ。
日本では市や病院グループなど小規模な情報共有はできていますが、地域をまたいだ受診には対応できていません。
治療については、遺伝分野の専門医や遺伝カウンセラー、栄養士などのチーム体制をとっている。
医師やカウンセラーが発症リスクや治療方針を丁寧に説明し、専門の栄養士のもとで食事療法を行う。
アメリカの遺伝カウンセラーは、修士レベルの専門プログラムと資格試験をクリアした専門性の高い人材で、近年、急速に増えている。
がん治療において日本は、5年生存率ではアメリカより成績がよく、十分ハイレベルだと思います。
ただ、病院ごとのバラツキは大きい。
欧米では癌で死亡する率が年々5%ずつ低下しているのに、日本では右肩上がりで増え続けています。
アメリカでは1980年から、癌の取り組み方が変わりました。それまでは年々増大する癌の医療費にアメリカ政府の予算が追い付かないくらい膨らんできました。
特に抗癌剤治療は癌を治療できないばかりか、返って酷くなると発表されました。
抗癌剤治療は確立の悪い、命を懸けたギャンブル、有効率は160人中、たったの6名といわれています。
マクガバンレポートにより、食生活の改善を中心とした、代替え医療が最も有効であるとの結論に達しました。
1980年から代替え医療が国家的規模で行われた結果、癌の死亡率が下がりはじめ、今では年々低下しています。
これに追随して、ドイツ、イギリス、カナダ、でも代替え医療にシフトを転換したことで、欧米では癌の死亡率が低下してきたのです。
カナダでは癌に対する最も多い治療は『何もしない』22%となりました。
最近では『無治療』何もしない治療が、最も治りやすいことが分かってきたと言います。
カナダでは手術は6%、日本はそれに対して17倍。 カナダの抗癌剤治療は5%、日本は20倍。 カナダの手術と抗癌剤併用は3%、日本は33倍になっています。
このような世界の流れに対して日本の医療業界は、一切を無視してきました。
その裏には病院のドル箱、製薬会社のドル箱を失いたくなかった事情があるように思われます。
この結果、欧米と日本では癌の死亡率が逆方向に開いてきました。
近藤誠医師は、手術、抗癌剤治療、放射線治療、に対して、無茶苦茶にけなした本を何冊も出しています。
このような一見、暴言とも思われる出版物に対して、医学界では一切無視をしています。
近藤医師の本 一部分だけ
1 健康診断は受けてはいけない
2 何度でも言う 癌とは決して闘うな
3 抗癌剤治療だけは止めなさい
4 癌治療の95%は間違い
5 医者に殺されない47の心得
このような題の本がどんどん売り出されています。
アメリカでもヨーロッパでもガン治療の主流は代替医療か治療しない
ある方の記事では > 治療は2週間に1度のペースで、4種類の抗がん剤を2種類ずつ組み合わせる形で行っていた。
亡くなった別の方の記事では > 抗がん剤治療を行うなどして11月5日に退院。抗がん剤治療を継続しながら3カ月後の・・
「急激に容体を崩して」亡くなっていく方々の治療が、どれも同じ方向での治療であったことがわかります。
日本では毎日 1,000人ほどが亡くなっています。
2014年の日本のガン死亡者の数 36万 7,100人を 365日で割ると一日千人ということになります。
安保徹 × 石原結實 対談 体を温め免疫力を高めれば、病気は治る
東北大学を卒業した後、青森の県立中央病院で2年間、内科の研修医をやりました。
「父のように患者さんを治し、世のため人のために尽くそう」と理想に燃えていました。
でも、夢は無残に打ち砕かれました。
私が勤務していた間、15人のガン患者さんを担当しましたが、一生懸命に手を尽くしても、次々に亡くなっていくのです。
生還率はゼロでした。
ほどほど治る患者さんも混じっている環境なら、「たまに亡くなるなら仕方ない」と割り切ることもできるのですが、15人が 15人とも、バタバタと亡くなっていく。
強い抗ガン剤を使う結果、あっという間に弱ってゆくのです。
あまりにも、みんながみんな、具合が悪くなって死んでいくので、「ああ、これはダメだ」と思いました。
自分の無能力にさいなまされ、患者さんへの慰めの言葉も見つからないような状況で、私は絶望し、最後には無気力になってしまいました。
「こんなことを続けて、本当に病人を救えるのだろうか?」と、現代医学に疑問を抱いたのはそのときです。
日本の医師の数は30万人
過去20年間で50%増えています。
このほとんどの人たちが、同じ方向でのガン治療を行っている。
しかも、この「3大治療」に固執する傾向は、今では先進国では日本だけです。
たとえば、アメリカのガンでの死亡率は、この30年間、劇的に減っていて、ガン患者そのものも減り続けています。
今のアメリカのガン死亡率は、1990年代からどんどんと下がり始め、今は 1970年代くらいのレベルまでに戻っています。
ガンの死亡率が増え続ける日本とは真逆です。
アメリカでは30年くらい前から、放射線治療、抗ガン剤治療、手術などの三大治療から脱し、食事、健康食品、東洋医学、瞑想、音楽療法などをはじめとした「代替医療」の比重を高くすることを、国家プロジェクトとして行ってきています。
エビデンスがどうのこうのではなく、三大治療をやめれば、「ガン患者はあまり死ななくなる」ということが、アメリカとヨーロッパの医療で確認されているのに、なぜか、日本では、死にやすくなる方向の医学ばかりになっているのです。
スウェーデンのガン治療
早期前立腺ガンの患者 223人を「まったく治療せず」10年間、経過をみた。
その間に 124人が死亡しました。しかし、ガン死だったのは、わずか19人。
よって、研究者たちは「手術による前立腺全摘は標準的治療とはいえない」と結論付けています。
日本では男性諸兄は前立腺ガンで病院を訪ねると例外なく〝切られる″。
あるいは放射線を浴びせられる。
しかし、スウェーデンの医者たちは、これら治療を「必要ない」という。
だから、スウェーデンの前立腺ガン〝治療″は「何もしない」で様子をみるだけ。
カナダのガン治療
肺ガンも、日本では、ほぼ 100%抗ガン剤を盛られ、放射線を当てられ、手術で切られます。
ところが、カナダでは、もっとも多い治療法は「何もしない」なのだ。
なんと「無治療」が 22%。
最近の研究では、「何もしない患者が、もっとも治りやすい」ことが、わかってきたという。
「手術」は、たったの 6% (日本は 17倍)。
抗ガン剤は 5%(日本は 20倍)。
「抗ガン剤」と「手術」は 12%(日本は 33倍)。
日本では、国際的レベルにくらべて、抗ガン剤は 20倍、手術は 17倍も多い。
アメリカの場合
アメリカ医学界も急激に「三大療法」から代替療法へと雪崩のような勢いで移行しています。
きっかけは1990年のOTAリポートでした。
アメリカ政府の代替療法への予算は、1990年以降の 10年間で、300万ドルから 2億ドルへと、67倍にも激増。
すでに六対四で、ガン治療の現場でも代替療法が優位に立っています。
そのためアメリカでのガン死者は年々約 3000人ずつ減り始めています。
がん患者の9割強が代替医療を経験・米国最新がん事情
米国が「がん」に宣戦布告したのは1971年。
ヴィクトリーまでの道のりは まだ遠いが、死亡率は年々減少傾向を示している。
がん予防で「納豆」 など日本の伝統食が注目され、既存の西洋医療と代替医療を組み合わせた 治療効果への関心も高まっている。
がん患者の97%が代替医療を試みる。
死亡率減少という朗報に加え、がんと代替医療に関する興味深い調査報告も 最近発表された。
フレッド・ハッチンソン癌リサーチセンターの調査報告で、 1997年2月から1998年12月にかけて乳がん、または前立腺がん、大腸がんと診断されたワシントン州西部に住む大人356人を対象に電話でインタビューしたところ、約97%がなんらかの代替医療を利用しており、その結果、ほぼ全員が体調がよくなったと答えたという。
日本の1年間の薬の売り上げは 9兆9834億
売り上げ 100億円以上の抗ガン剤は 15種類
抗ガン剤は、2014年はさらに売り上げを伸ばしていて、2013年は8位だったアバスチン(売り上げ 754億円)は、医療ニュースのミクス Online によると、2014年は「2位」にまで浮上し、売り上げも 1000億円を突破。
14年の国内医療用薬市場 抗がん剤アバスチンが売上1000億円突破!
IMSジャパンは2月12日、日本の2014年(14年1月~12月)の医療用医薬品市場が薬価ベースで 9兆9834億2600万円、前年比1.4%増だったと発表した。
前回薬価改定があった12年は前年比0.7%増だったが、14年は4月の消費税率引き上げ相当分が薬価に加わったこともあり、前回改定時よりも伸び率が大きく出たものとみられる。
製品別売上をみると、抗がん剤アバスチンが売上1000億円を突破し、国内製品売上ランキングで第2位となった。
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