玄米と糖質制限
'Coolに過ごそう' の記事 '米は食べるな!' (ID:48607) にコメントの投稿をいただきました。
さいたま市JUN | 2018年12月15日
膵臓癌の母親もつい最近までは白米を少しですが食べていました。
最近、玄米に切り替えました。
極力糖を摂取しないように、口うるさく言っています。
ただ、遺伝子組み換え食品までは徹底できてないです。
御指摘の通り、病院の食事には米が出されますし手術後の点滴でもブドウ糖を体に入れられるわけですよね。
それって大げさに言えば殺人行為なんではないでしょうか?
糖が、がんの餌になる事は医者ならば知ってるはずなのに・・・
日本の医療はまだこんなことをしているのかと思うと腹立たしい気持ちになります。
癌に対する正しい知識を持って、自分自身が治す病気なんだと思うことがまずは第一段階なんだと痛感しております。
こちらの情報にもあるとおり、糖を摂取しない、体を温める(温熱)、栄養を取る(正しい)ことをまずするべきだと思っております。
現在は、毎日三井温熱器での熱入れに勤めています。
栄養に関してはステビアを飲むようにしています。
自分自身は10年前くらいから知人に勧められて飲んでいたのですが母にも飲んでもらうことにしました。
ゲルソン療法というものがあるようで、にんじんジュースを飲むことが重要だと言っていますね。
詳しくは書きませんが・・・
ステビアは自分自身の勝手な判断です。
カリウムとマグネシウムが豊富に入っているようなので癌にも効果があると考えてのことです。
正しいかどうかはわかりません。
ゆうさんからさいたま市JUNへの返信 | 2018年12月17日
私も最近玄米食に切り替えました。
身内が膵臓癌の手術をした後に色々と調べたら玄米食に辿り着いたので知り合いの農家から無農薬玄米を分けてもらい、良い機会だからと私も20数年ぶりくらいで玄米食を食べています。
昔玄米食をしていた頃には「精白した物は身体に悪い」程度の認識でしたが、なぜ癌の人は玄米が良いのか調べたら「20代で大腸がんを克服した」と言う方のブログにこう書かれていました。
「玄米に含まれている栄養成分には、ビタミンEやビタミンA(β-カロテン)など、抗酸化作用のある栄養素がたくさん含まれていますが、ガン患者にとってうれしいのは、「天然の抗がん剤」と言われる物質がいくつも含まれていることです。」
米糠に含まれているRBF(Rice Bran F)がガンの増殖に必要なエネルギーを遮断し、がん細胞を兵糧攻めにし、その結果、ガン細胞は増殖することが出来なくなり、そのまま餓死するのだそうです。
お米は玄米を真っ白に精米することで美味しくなりますが、その時に捨てられてしまう糠の中にそんな凄い成分があったのかと改めて知りました。
また、そんな凄い玄米も洗って直ぐに炊いては「身体を冷やす原因」になってしまい、1~2日水に浸して発芽玄米にして食べなければいけないのだと今回知ることが出来ました。
癌は勿論ですが「身体に良い」と言われるものも「なぜ良いのか?」をちゃんと理解する様に努めなければいけないのだと身内の病をきっかけに考えさせられました。
さいたま市JUNからゆうさんへの返信 | 2018年12月20日
ゆうさんの御指摘で1日玄米を水に浸すようにしています。
それまでも何時間かは浸していましたが、丸一日にしました。
ありがとうございます。
自分もこの機会に一緒に玄米にかえました。
自分自身が病気になるわけにはいかないので、糖質制限してます。
コメント投稿者: ゆうさん
今年に入ってから「がん患者は玄米を食べなさい」(著者:伊藤悦男)という本を読みました。
がん細胞を兵糧攻めにしてアポトーシスへと導くRBF、抗癌成分RBAを発見された方が書かれた本でとても解りやすく書かれていました。
それで分ったのは、これらの成分は玄米を煎ってからでないと抽出されないという事です。
玄米自体は米糠の部分に人間にとって必要な成分が全て含まれている「完全食品」と言っても良いくらいのものだそうですから、玄米食が良いのは勿論なのですが、可能であれば洗ってから水を切って煎ってから炊いた方ががんの方には良さそうです。
本の最後に書かれていた「がんに効く 玄米ご飯の炊き方」はこうです。
材料(10人分)
玄米:4.5カップ
白米:0.5カップ
水:1.3?
ボウルで玄米を洗います
玄米をザルに移し、流水で軽く砥ぎ洗いします
水気を切った玄米を塗れたまま中華鍋かフライパンに移し強火で(5~6分)乾煎りします
玄米を乾煎り出来た直後、鍋に水500ccを加えますと、余熱で沸騰状態になります。
炊飯器か圧力鍋に移します。
別に砥いでおいた白米0.5カップを加えてかき混ぜ、更に水800ccを加えて炊きます。
この方法だと長時間水に浸す必要もない上に、RBA,RBFの効果も期待できるそうです。
分量を変えて圧力鍋で試してみたのですが、味や食感は長時間浸水して煎らずに炊いた物と比べるとかなり落ちます。
白米から玄米へ切り替えるというのは、よいアイデアですね。
お母様の年齢では「ご飯」類をすべてやめるというのは、現実的に厳しいはずです。
玄米は白米と比べると、RBFや抗癌成分RBAが含まれているというメリットがあります。
ただ一方でガンの餌となり、ガンを成長させる糖質が含まれているというデメリットがあります。
ここをどういうバランスで考えるかです。
基本的には、人間にとっての糖質制限は、医学的に正解なのです。
膨大なエビデンスがあります。
ただし、いくつかの「条件」のようなものがあります。
糖質制限を成功させるために、知っておくべきことがあります。
人間のからだにとって糖がどのようなメリット・デメリットがあるのかです。
それは、万人に共通しています。
ですが、その人の食習慣(好き嫌い)、運動習慣、ストレス度、肥満度、お酒の習慣、そして年齢もそれぞれ一人ひとり違います。
まったく同じケースは、一つとしてないでしょう。
つまり、糖質制限というのはとても単純で簡単な、誰でも同じようにできる食事療法ですが、それを行つたときにからだに現れる変化は、厳密にいえば一人ひとり違うのです。
たとえば、糖質制限で疲れやすくなった、集中力が続かなくなった、イライラするようになったという人は、それまでの生活でなんらかの栄養素が欠乏していたのです。
欠乏しているのは食事から断った「糖」ではないのです。
ほかの栄養素の欠乏症が糖質制限によって明らかになることが多いのです。
優れた医師は、糖尿病の患者さんや肥満治療が必要な患者さんに糖質制限の指導を行いますが、同時に「分子整合栄養医学(オーソモレキュラー療法)」という手法を使って総合的な栄養指導も行います。
医師から「栄養の欠乏症ではありません」と言われる基準値内の数値であっても、そこから隠れた「欠乏症」を発見し、それを食事やサプリメントで補っていく、最新の栄養指導です。
私たちのからだは、通常エネルギー源として糖質と脂質の2系統を利用しています。
糖質も脂質も人体のエネルギー源となります。
ところが、からだの一つひとつの細胞でどのようにエネルギーに変わっていくのか、そのやり方が少し異なっています。
血液中のプドウ糖は細胞に取り込まれると、細胞から出ていかないようにグルコースー61リン酸という物質に変えられます。
ここから、必要に応じてエネルギーをつくる反応(解糖系)、エネルギー源として貯める反応(グリコーゲン合成)、細胞を増やすためのDNAなどの核酸をつくる反応(ベントースリン酸回路)などが始まります。
エネルギーをつくる反応としての解糖系は、細胞の大広間である細胞質という場所でたくさんの酵素、ビタミン、ミネラルを使って行われます。
それも私たちが空気中から呼吸で取り込んでいる酸素を使わずにです。
次に続くミトコンドリアと呼ばれるエネルギーエ場(細胞質に浮かんでいます)での酸素の力を使つたエネルギー生産に比べて100倍速くつくられるのです。
スポーツ時のエネルギー利用の割合の研究では、筋肉トレーニングのような無酸素運動から、100m走、フルマラソンや早歩きまでの運動では筋肉に貯めておいたグリコーゲンを解糖系に戻してつくられるエネルギーの割合が多くなっています。
ただしブドウ糖をエネルギーに変えるにしても、解糖系だけでは少しのエネルギー物質(ATP)しかできません。
激しい運動のときは、解糖系でエネルギーをつくったあとにできるビルビン酸という物質を、乳酸(疲労時に蓄積するといわれてきた)に変える反応まで進むことで、もう少しエネルギーをつくくることはできます。
それでも、酸素がないところではヒトのからだは10分ともたないのです。
つまり解糖系だけでは、私たちの生命活動に必要なエネルギーはまかなえないのです。
ここに、赤血球に乗って酸素が運ばれてきたら、エネルギーエ場であるミトコンドリアの出番です。
CS60でもおなじみの、あのミトコンドリアです。
ビルビン酸はミトコンドリアに入り込んで、段階的にミトコンドリアの膜の上での化学エネルギーに変換され(クエン酸回路と電子伝達系と呼ばれます)、さらにそのエネルギーを使って細胞が利用できるATPというエネルギー物質がつくられます。
この仕組みだと酸素の膨大なエネルギーを小出しに利用するため、解糖系の15倍のエネルギーをつくれるのです。
筋トレや100 m走のような息も絶え絶えになる運動でなければ、ミトコンドリアを使ってエネルギーをつくるほうが細胞の仕事ができるというわけです。
糖質制限と、CS60は意外なところで、同じ目的のためのもののように見えるのは、私だけでしょうか?
では脂肪はどうでしょう。
実は脂肪も、ミトコンドリアを使ってエネルギーに変えられますので大きなエネルギーをつくることができます。
脂肪は安静時のほか、4b/hのウオーキングや100hなどのウルトラマラソン、24時間レースではメインのエネルギー源になっています。
脂肪もたくさん溜まると重いですが、同じエネルギーをつくるのにブドウ糖の重量の半分以下で済みます。
では、なぜ脂肪は余計に溜まってしまうのか。
それは、すでに糖質によりつくられるエネルギーが余っているからです。
余った糖が寿命を縮める
エレベーターやリモコンが普及している今の世の中では、糖はからだに余っててしまっているのです。
ご飯、パン、麺類、糖類などを摂りすぎると、どうなるのか?
食事で取り込んだ炭水化物は、小腸でブドウ糖などの単糖類に分解されて吸収されます。
血液中に入った糖の約50%は門脈と呼ばれる肝臓に入る太い血管を通って肝臓に取り込まれ、残りは血液に混ざって全身をめぐります。
血液中の糖は必要に応じて筋肉や脳のエネルギーとして使われたり、筋肉や肝臓に備蓄されているエネルギー(であるグリコーゲン
=ブドウ糖を網の日状につなげた保存型多糖類。筋肉に300g、肝臓に100g)として取り込まれたりします。
そして、それでも余った糖は皮下脂肪や内臓脂肪として軽量化されて蓄えられます。
さらに糖質が過剰に摂取された場合、余った糖は肝臓に蓄積され脂肪肝になります。
またストレスも問題です。
ストレスが持続すると副腎からコーチゾールというホルモンが分泌され、血糖は上昇し、内臓脂肪が蓄積しやすくなります。
霜降り牛も、相撲の関取も、こうやつて脂肪をからだにつけているわけです。
ただ、内臓脂肪が長期に居座ると、もともと脂肪細胞から分泌されている生理活性物質のバランスが悪くなり、悪玉アディポカインによつて肝臓に炎症が起きたり、善玉アディポカインの分泌が低下することで血圧や血糖値を上げたり、動脈硬化を進行させます。
これが脳梗塞や心筋梗塞のリスクになるわけです。
アディポカインのバランスの悪化はインスリンの効きを悪くして(インスリン抵抗性)、細胞が糖を十分取り込めなくなリエネルギー不足となります。
とくに脳はエネルギーを要求してインスリン分泌をますます促します。
こうして血液中に大量のインスリンが分泌されるようになると、腎臓の塩分排泄機能を妨げたり、交感神経を刺激して血圧を上げたりします。
一方、脳のエネルギー不足は糖新生をもたらし、血糖値が高くなり糖尿病があらわになります。
そのことがまた脳のインスリン抵抗性を強め、悪循環を加速するのです。
これは認知症にもつながっていきます。
高濃度のインスリンは細胞の分裂増殖を促すので、不必要な細胞の自動的な(生理的)な死であるアポトーシスを起こしにくくします。つまり、ガンが発生しやすくなるのです。
このように内臓脂肪型肥満を起点に、まさにドミノ倒しのように、次々と生活習慣病が起こってくる仕組みを「メタボリックシンドローム」と呼びます。
血液中の糖は、血糖調節システムにより厳密に調整されています。
食べものに含まれる糖質は、通常2時間以内に100%体内に吸収されます。
そして、血液中に糖が足りなくなつたとき、肝臓が糖新生という仕組みで血糖を送り出します。
ならば、血糖値が下がらなくて困っている糖尿病の人は、食事から糖を抜いてしまえばいいじゃないか。
それが糖質制限食の発想です。
これまでの糖尿病食のように、「バランスのよい栄養」の名のもとに、糖がたっぷり含まれるご飯を食べ、果物を食べ、デザートまで食べていれば、いかに全体のカロリー制限をしても血糖値は下がりません。
運動療法も行い、消費カロリーを上げて血糖値を下げることに成功したとしても、今度は空腹感をガマンする時間が続きます。
糖質制限食ならば、糖を含まない肉類、魚介類はいくら食べていいのです。
むしろ筋肉量を減らさないために、また脂質代謝をスムーズにするために、肉類、魚介類などに含まれる良質のタンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルは積極的にたくさん食べなければならないほどです。
脂質とタンパク質なら満腹感も続きやすいですじね。
「糖質制限」は、現代人が健康長寿を実践するために必要で重要な知恵です。
「やつばり糖質制限なんてダメ」とあきらめてしまう人は、糖質制限がどういうものか、それは何のために行うのか、なぜ現代人が(自分が)行うべきなのかということを、きちんと理解していない人が大多数です。
「ただ糖質だけを制限すればOK」というわけではありません。
また、安易に厳しい糖質制限を行って体調を悪くする人が、簡単にあきらめてしまうのもよくありません。
おいしい「糖」が、なぜからだに悪いのでしょうか。
その理由は、糖尿病という病気が教えてくれています。
糖尿病は、血液中の糖分量が多くなって起こる病気です。
それがなぜ病気なのでしょうか。
糖質はからだに吸収され、エネルギーとして使われます。
食べものは歯で噛み砕き、胃でもみほぐし、日腔・胃・十二指腸・小腸で分泌されるいろいろな消化酵素によつて分解され、小腸で栄養素に応じた経路から吸収されます。
続いて栄養素は門脈という小腸と肝臓をつなぐ血管を通り、肝臓にブドウ糖が運ばれていきます。
肝臓は血糖値に応じて、運ばれてきたブドウ糖をそのまま血液に流すか、肝細胞に取り込んでエネルギーとして使用もしくはグリコーゲンとして蓄えるかという使い分けをします。
血糖値の調節は、血糖を下げるインスリンというホルモン、血糖値を上げるグルカゴンやアドレナリン、コーチゾールの指示によつて行われ、さらには脳の視床下部といヽ?目律神経の中枢からの指令により行われます。
インスリンは筋肉←肝臓←脂肪細胞の順に働きかけて血糖値を下げますが、2型糖尿病ではこのインスリン作用が障害されているために、肝臓へのプドウ糖の取り込みやグリコーゲン分解抑制、糖新生抑制が起こらず、血糖値が上昇していきます。
3日も食べないでブドウ糖がすっかり足りなくなったり、脂肪酸のエネルギー利用が増えて、肝臓の細胞内にアセチルCOAという物質が余ちてくると、肝細胞内のエネルギーエ場であるミトコンドリアでヶトン体に変換され始めます。
脳がこのケトン体を利用することで、プドウ糖の必要量が減少します。
脳は飢餓の1日目には120gのプドウ糖を必要としますが、3日目100g、40日目40gまでブドウ糖の必要量を減らすことで、糖新生に使われる筋肉の分解を抑えられます。
飢餓初日に1日当たり75gだった筋肉の分解量を20gに減らすことができるとされています。
タンパク質不足に関して一般の健診ではさほど重要視されていませんが、オーソモレキュラー医学的に血液データを深読みすることで、タンパク質不足の人はたくさん見つかり、そこで問診を深めることで確定していくことができます。
筋肉、骨、歯、胃腸、皮膚が弱い人は、脳に回すタンパク質が足りないのです。
「糖質制限」は、スーパーやコンピニからバラエティ番組に至るまで、2018年に大ブレイクしました。
ですが、ご飯、バン、麺好きの国民性ゆえ、いまだ道半ばです。
いまや、テレビやネットニュースでも毎週のように糖質制限賛否両論が繰り広げられています。
テレビ局の調査では、視聴者の半数がすでに糖質制限に取り組んだことがある、といいます。
その7割が減量に成功した、と紹介されていましたが、一方で不調をきたして中止した人が少なからずいたということで、話題に事欠かなくなっていると思われます。
ケトン体が高いのに体調がよくない方(ミトコンドリアの機能不全)、肉・卵・チーズをたっぷり食べているのに痩せない方共リーキーガット症候群)や、今回触れた、極端な糖質制限や、もともと食が細く筋肉量が少ないタイプに起こりやすい「低T3症候群」の人が少なからず含まれていたはずです。
またヴィーガン(ベジタリアン、肉・魚・卵。牛乳・チーズなし、オイル少な目、野菜・果物・全粒穀物・豆類を十分摂って糖尿病を治すという医師や格闘家)、砂糖・果糖でミトコンドリア機能の改善を目指す医師、高強度の筋肉維持のためには糖質対タンパク質の割合は3対1の重量がよいとするデータなど、さまざまな糖質制限反対意見も噴出しています。
それぞれうまくいっている人がいるのは確かです。
食事に対する人間の反応は、実にさまざまなのだと、実感します。
それでも「糖質制限」と共通しているのが、菓子バン、白米、カップ麺、清涼飲料水をすすめる医師はいないということです。
いわゆる成人病といわれるものの大半は、肥満症がベースにあります。
高血圧症、糖尿病などの内科疾患や、膝痛などはその代表格です。
これらは、肥満を解消すればかなりの部分が治療を必要としない状態になります。
このことは医師でなくとも誰もが理解しています。
では、なぜ肥満治療を優先しないのでしようか。
それは、現在の食料品のあふれた日本では、よほどの強い意思がなければ「リバウンドしないダイエット」など不可能だからです。
美味しいもの、甘いものは、中毒になります。
もしも覚醒剤がコンビニでお手頃で売っていたら「それはからだに悪いからやめなさい」と医者がいくら叫んでも、宮本むなし。(笑)
いまは「糖質制限」という、安全に確実に痩せられる食事療法があります。
糖質制限の正確な知識と十分な臨床経験がある医師の管理下で糖質制限を行えば、ほとんどの方が健康になり、糖尿病などの成人病から解放されるのです。
糖質制限を厚生労働省が積極的に国民に浸透させれば、医療費削減など簡単な話です。
糖尿病が激減すれば、その合併症も激減するのです。
糖尿病の合併症で最も医療費のかかる透析の件数も激減するはずです。
それだけで毎年2兆円ほども浮くことになります。
その2兆円を使えば、正しい糖質制限の啓蒙や、波動療法への保険適用などは、すぐさま実行に移せるはずです。
ではその効果の根拠となる具体的な数字を見てみましよう。
一人当たりの透析患者の年間にかかる医療費は600万円です。
透析を開始してからの平均寿命は20年。
透析患者が一人発生するごとに医療費は600× 20=1億2000万円ずつ増えるのです。
現在、日本では毎年1万6000人が糖尿病の合併症から透析患者となっています。
1億2000万円×1万6000人=1兆9200億円
これが、毎年20年間かけて支出する医療費として、加算されているのです。
糖尿病の合併症は、ほかにもたくさんあります。
その診療費も加えれば、糖尿病の合併症がいかに莫大な医療費を必要としているのかがわかるはずです。
これだけの膨大な費用のほとんどは、糖質制限の啓蒙で削減されるのです。
ただ糖質制限が普及しては困ると考える人達がいます。
頭を切り換えられない糖尿病専門医、成人病関連の薬が売れなくなって困る製薬会社、このあたりは怪しさ満点ではないでしょうか。
糖質制限は立派な医療行為です。
厚生労働省が音頭を取って普及にあたるべきなのは明らかです。
業界との癒着しか考えられないほど、医療費削減への動きは鈍いのが現実です。
おまけ
2008月04月06日(日)に家族の中の自閉症という記事を書いています。
35歳になる自閉症の息子に絡めた記事ですが、末期癌などの難病を抱えたご家族は、似たような悩みを抱えているはず。
ダイアモンドライフ神戸をやろうと考えたのは、ケアをする側である家族を支えたい、という思いからです。
労災病院に入院している父が、さっきペースメーカーはやめて自然体で生活するという選択をしてくれたのは、決して私が吹き込んだわけではないのですけどね。(笑)
退院後は、お世話になっているホームへ、CS60を持って通う予定です。
早くコイコイCS60。(笑)
参考資料
2018年11月9日 初版第1刷
著 者:石原信一
坂木桂―
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