卵は完全食品
もし、食事でただ1つの食品しか食べられないと言われたら、何を食べますか?
私なら卵を選びます。
卵には、体に必要な栄養成分がほぼ完璧な形で含まれています。
そのため、脳医学で、卵は『最高の健脳食」いわれています。
コリンというミネラル成分は、脳内で記憶力を高める神経伝達物質「アセチルコリン」の材料となります。
鶏卵1個の黄身には、「コリン」が2000mgも含まれていて、あらゆる食品のなかでも群を抜いて多い含有量です。
そのため卵を毎日摂っていると、脳細胞同士のコミュニケーションが活発になるのです。
胎児や新生児も脳カアップ
コリンには、胎児や新生児の脳の発達を促進する機能があり、このミネラルを子供のころにたくさん摂取すると、大人になった時に非常に脳の働きが活発になるといわれています。
さらに、「ダウン症の子供の機能回復にもプラスに働く」という報告もあります。
アルツハイマー型痴果の方の大脳を調べると、神経細胞が広範囲に失われ、脳全体が縮んでいるのが特徴です。
特に少なくなっているのが、神経伝達物質であるアセチルコリン。
卵に多く含まれるコリンを摂取することで予防・改善ができるのでは、と研究が進んでいます。
卵はプロテインスコアのトップに君臨する、食べ物です。
コレステロールが増えると病気になりやすいというのは都市伝説!
卵はコレステロール値を上昇させるという「常識」は何故広まったのか?
それは適正ではない条件での実験に基づいた、昔の誤った分析結果が広まったのです。
根拠となっているのは、1913年にロシアで行われた動物実験。
実験動物に卵を食べさせたところ、血中コレステロールが増加したというのですが、その実験動物というのがウサギでした。
ウサギのような草食動物は、植物に含まれている微量成分であるコレステロールを体内に蓄積しやすい体のしくみになっています。
ですが人間は肉食動物です。
ウサギのように、卵を食べたからといってコレステロールが蓄積されるわけではありません。
コレステロールは急激に増えると危険なのは、コレステロールが血管に詰まりやすくなり動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まるためです。
ですが「コレステロ―ルの摂りすぎが原因でコレステロールが増える」という説には、信憑性がありません。
最新の研究によると、コレステロールは体内で、傷ついた血管を守る絆創膏のような働きをしていることがわかっています。
血管が炎症を起こし傷つくと、そこを守る働きのあるコレステロールを、肝臓がせっせと作って血管に送り込んでいるのです。
ということは、コレステロールが増えるのは卵を食べた時ではなく、血管が炎症を起こすような食品」を食べた時、ということになります。
血管を傷つける糖質の多い食事、トランス脂肪酸を含む質の悪い油、酸化した油を使用した食品が、病気を起こす犯人なのです。
コレステロールは高めの方がいい
亡くなつた方の生前の血液中の総コレステロール値と、死亡原因となった病気の関係を調べたデータによると、コレステロール量が多い場合に増える死亡原因は、主に動脈硬化です。
対してコレステロール量が少ない場合には、がん、脳出血、肺炎、感染症など多岐にわたって死亡リスクが高まります。
こうした点から見ると、動脈硬化にかかりやすい条件(高血圧、高血糖値など)がなければ、総コレステロール値はやや高めのほうが、病気にかかりにくいのです。
一般的には、年齢とともに代謝能力が落ちるために、血中のコレステロール値は上昇してゆきますが、70歳以上になると自然に下降します。
ただし女性の場合、60歳以上になると性ホルモンのパランスの変化で、上昇することもあります。
コレステロール値の上昇しやすさは、人によって異なります。
過去に、約50人を対象に1日5個程度、卵を摂りつづけてもらい、コレステロール値の変動を計測した調査では、それによってコレステロール値が上昇した人もいれば、ほとんど変わらない人もいました。
これは遺伝的な体質により、同じ量のコレステロールを摂取しても、体に吸収される量が50%~ 80%と個人差があるためです。
そのほか、卵以外にどんなものを食べているかでも、コレステロール値の上昇しやすさは大きく違ってきます。
卵黄に含まれるレシチンは体内でのコレステロールの蓄積を抑えるので、動脈硬化を予防する効果が期待できま
す。
またレシチンの構成成分であるコリンは、脳の神経伝達物質「アセチルコリン」を作る材料です。
さらに卵黄の色素である力ロチノイドは、体の細胞を酸化させ、ガンなどの生活習慣病の原因となる活性酸素を除去する強い抗酸化作用があり、動脈硬化や脂質異常症の予防や改善にも優れた働きをします。
このように卵にはすぐれた栄養成分、機能性成分が多く含まれていますから、コレステロールの含有量だけで敬遠するのはもったいないといえます。
生の葉野菜を卵と一緒に食べなきゃいけないのか?
卵などのたんぱく質は、分類すると酸性になるため酸性食品だけを摂取すると、体内のpHバランス調整のために、体内に蓄積されているアルカリ性ミネラルなどが消費され、体に大きい負担をかけます。
そのためアルカリ性である生野菜といっしよに食べる必要があるのです。
ですが、アルカリ化ドリンを飲んでいれば、野菜を食べなくても、酸性化には傾きません。
70歳以上はタンパク質を1日70g程度を目標に!
これまでの成人のたんぱく質所要量は1日に体重lkgあたり0.9gでした。
ですが「日本人の食事摂取基準(2015年版)」で見直され、高齢者では体重lkgあたり1gから1.3gに増えています。
体重50kgの人なら1日に50~ 65gが目安。
さらに70代以上で、かつ腎機能が正常なら1日に70g程度が目安です。
魚肉類に含まれるたんぱく質量は食品の重さの約2割なので、食品として摂るべき重さはその5倍、つまり350g。
ステーキ100グラムなら、タンパク質は20グラムしか摂取できないのです。
生で食べるのが一番
卵が持っている抗酸化パワーを最大に生かす調理法は「生」。
最もよくないのは、電子レンジ加熱
時間が無いときは、1回3個を丸呑みします。
1回の食事で体が消化吸収できるたんぱく質の量には限度があり、それを超えると処理する腎臓に負担がかかり、アンモニアが急激に溜まって疲れやすくなります。
1回の食事では卵は2-3個がベスト。
冷蔵庫での保管が必要
産みたての卵の内部は無菌状態。
殻は微生物の侵入を防ぐバリア物質で覆われているので、室温でも50日間は腐らないといわれます。
ですが市販の卵は表面についた汚れを落とすために洗浄するため、バリア物質が失われます。
そのため、冷蔵庫での保管が必要です。
冷蔵庫で保存する時は、パッケージのままがお勧め
パッケージに入れた状態だと冷気が直接当たらず、温度が一定になるため鮮度が保たれます。
また冷蔵庫の中の他の食品の臭いが移るのも防げます。
卵のサイズで違うのは自身の分量だけ
卵黄の大きさはほぼ一定で、重くなるのは卵白だけ。
そのため卵が小さいほど卵黄の割合が大きいので、卵ご飯やゆで卵向き。
卵の見分け方
テーブルの上でスピンさせた時、早くまわるのがゆで卵。
遅くまわるのが生卵。
また卵の鮮度を知りたい時は、冷たい塩水(水1リットル+塩100g)に卵を入れ、底に沈んだら新鮮な卵。
浮いたらかなり古い。
卵料理の作り方 卵は最高のアンチエイジングフードより抜粋
ゆで卵
材料
卵1-3個・水適量
作り方
卵は、冷蔵庫から出して常温に戻しておく。
冷蔵庫から出したての卵を使う場合は、ぬるま湯を入れたポウルに卵を5分ほどつけておく。
2.卵を小~中くらいの大きさの鍋に入れ、卵がかぶるくらいの水を入れる。
3.鍋を火にかけ、お湯が沸騰して泡立ってきたら、すぐに火からおろす。
4.鍋にびったり合うサイズの蓋をして、3分ほどおく
5.固ゆで卵にしたい場合は、12分ほどおく。
6.どちらも、時間がきたらすぐに氷水に入れる。
長時間「ゆでない」のが美味しく作るコツです。
究極の目玉焼き・材料・(1~ 2人分)
卵2-4個・無塩パター20g・お湯大きじ2・海塩卵1個につきひとつまみ・黒胡椒適量
作り方
1.フライバンにバターを入れ、弱火で浴かす。
2.バターが溶けてフツフツ泡だつてきたら、卵を割って入れる。
3.すぐに自身の部分にだけ、海塩をパラバラ振る。
4.弱火のまま、自身が固まるまで焼く。
5.大さし2のお湯をフライバンのふちにまわすように入れ、蓋をする。
6.弱火のままで加熱し、黄身が好みの固さになつたら火から下ろし、黒胡椒を挽いて振る。
ずっと弱火をキープすることがポイントです。
自身がビロードのようになめらかな舌触りになります。
上質なパターを使うほど、味はグレードアップします。
バターは無塩のほうが、海塩の旨みが引き立ちます。
スクランブルエッグ・フレンチスタイル・材料二人分
卵3個・無塩バター30グラム・生クリーム大さじ1・海塩ひとつまみ・黒胡椒適量
作り方
1.ポウルに卵を入れ、フォークで優しく黄身と自身を混ぜ、生クリーム、海塩を加える。
2.フライバンにバターを入れ、弱火て溶かす。
3.バターがフツフツ泡だってきたら卵を入れ、固まり始めたらすぐに、菜箸てやさしく混ぜる。
4.弱火のまま混ぜ続け、まだ半熟の状態が残っているくらいのタイミングでお皿にあける。
5.黒胡椒を挽いて振りかける。
エッグフラワースープ・材料(2人分)
卵に火が通るとスープの上に浮かんで、まるで花が開くように
ふんわり広がることから、「フラワースープ」という名前がついています。
作り方
卵2個・チキンスープ500ml・しょうゆ大さじ半分・ショウガ1切れ
万能ねぎ または クレソンを大さじ1
1.卵をボウルに割り入れ、泡立て器、またはフォークでよくかき混ぜる。
2.中型の鍋にチキンスープ、しょうゆ、 しょうがを入れ、中火にかける。
3.弱火にし、1の卵をお湯の上に少量ずつそつと置くように入れる。
4.さらに残りの卵を同じようにゆっくりと入れ、そのまま1分ほどおく。
5.卵が、ふんわり広がりながら浮かんできたら、完成。
作っている最中、絶対にスープをかきまぜない!
ピンクグレープフルーツスムージー・材料(1人分)
卵2個・ピンクグレープフルーツ半分・あればクルミオイル大さじ2
ビタミンCに加え抗酸化作用の強いリコピンが含まれているピンクグレープフルーツがお働め。
以上は 卵は最高のアンチエイジングフード
AUGUST HERGESHEIMER
オーガスト・ハーゲスハイマー栄養科学博士
の本からの抜粋です。
最後に著者のオーガスト・ハーゲスハイマーさんの「あとがき」を引用させていただきます。
あとがき
「卵こそ、最高のアンチエイジング・フード!」― 私は以前からそう考え、周囲にも伝え続けてきました。
しかし卵があまりに身近な食品すぎてありがたみが少ないせいか、誰もが半信半疑でした。
今回、やっと念願がかなって、そのことをきちんとお伝えできる本を完成させることができたことを、本当にうれしく思っています。
またこの本は、私にとって初めての料理本です。
アマチュアの料理愛好家にすぎない私が「卵の料理本を出したい」と思ったのは、ある朝見た子供たちの姿がきっかけでした。
登校途中の彼らは片手に菓子バン、片手に甘いヨーグルト飲料を持っていたのです。
私はその"朝食"に、大きなンヨツクを受けました。
小麦粉と砂糖からつくられている菓子バンは、糖質のかたまりです。起きぬけの空腹状態で大量の糖質が体内に入ると血糖値が急上昇し、それを調整するためインスリンというホルモンが一気に分泌されます。
そしてこのインスリンは恐ろしいことに、育ち盛りの子供たちに何より必要な成長ホルモンの分泌を、止めてしまうのです。
また急上昇した血糖値は大量に分泌されたインスリンによって急激に下がるので、一時的にスタミナ不足になり、疲れやすくなります。
次には下がりすぎた血糖値を上げるためアドレナリンが分泌されるため、興奮しやすくなります。
これでは子供たちは午前中、疲労感とイライラ感で集中力が失われ、授業など頭に入らないことでしょう。
また甘いヨーグルト飲料は、親が「カルシウムが摂れるように」と飲ませているのでしようが、じつはその逆。
乳製品に含まれる陰性イオンのミネラルが吸収されると、それを中和するため、陽性イオンであるカルンウムが骨から放出されます。
そのため乳製品を多く摂りすぎると、スカスカの骨になってしまいます(だから乳製品を多く摂るヨーロッパや北欧には、骨粗琢症の人がとても多いのです)。
子供たちが朝、本当に摂らなければならないのは、糖質や乳製品ではなく、良質のたんぱく質。
たんぱく質を代表する食品は、卵です(朝から肉や魚を料理するのは大変ですから)。
そこで私は、「世のお母さんたちがすぐにでも卵料理がつくりたくなるよう、卵のすばらしさとワクワクする魅力を最大限に伝えられるような料理本をつくりたい|」と考えたのです。
卵ほど、子供から大人まで幅広く愛されている食品はほかにそうありません。
また卵を使えば、誰でも簡単においしい料理が作れます。
いつもとちよっと違う、とびきりおいしい卵料理のレパートリーが増えれば、家族は毎朝、「今日の卵料理は何だろう?」
と楽しみにするでしようし、料理をほめられれば自然と夫婦円満になります。
朝から家族みんなに感謝されて、家族も作った本人もハッピーになる。
朝食に卵を食べることで家族みんなが幸せになり、しかも健康になるのです。
こんないいことずくめの卵料理なのに、残念なことにこれまで世界中で「食べ過ぎるとコレステロールが多くなる」と誤解されてきました(それがまったくの誤りであることは、この本でおわかりいただけたと思います)。
私は反論できない卵の代弁者として、この本を書きました。
この本のレシピをお試しいただくことで、健康で元気いっぱいの子供、いつまでも若々しさを失わない大人が1人でも増えるよう、心から願っています。
おまけ
卵は最高のアンチエイジングフード 単行本 でのアマゾンのコメントでこういうご意見が・・
最後に飲んだ時、痒みなどの軽い症状だけではなく、呼吸困難を生じ、いわゆるアナフィラキシーを起こしました。
原因食材の確認の結果、共通点は卵だけであり、原因は果物ではなく、卵アレルギーと分かりました。
今まで40年何事もなく卵を食べてきていたのに、、1日2つずつ=多めの生卵を毎日摂取することの計り知れないリスクを感じました。
食べた卵が悪かったのではないでしょうか。
卵を産む鶏に抗生物質や、成長促進剤などの餌をやって育てると、当然卵にも影響があるわけです。
食品を提供する側は、嘘をつくことがあります。
食べるときはタズミの卵(兵庫県)のような、良質な卵を買いましょう。
一般的な卵では、タマゴの生産性を高めるために石油からとるメチオリンやリジンという合成蛋白などを使用しています。
ですがこの卵は、良質なオリジナルの天然飼料(企業秘密)のみを鶏に与え、親鶏になると、エサにパプリカ(西洋唐辛子)を加えています。
パプリカは鶏の病気に対する抵抗力を高め、食欲を増進させる働きがあります。
化学飼料は一切用いず、とうもろこし、大豆類、魚粉、乾燥緑飼、パプリカ等の天然飼料と、不純物を除去し、豊富なミネラルを含ませた天然水で親鶏は飼育されています。
波動科学を応用したテストで実証された「タズミの卵」
この宇宙に存在する全ての物質は、それぞれ固有の「波動」を持っています。
細胞はもちろん、意識や色といった有形無形あらゆる事象が互いに影響しあっています。これを研究するのが「波動科学」です。
MRA-1という機器を使い波動の影響を測定。
「タズミの卵」と一般卵を測定すると人体に与える影響の違いは、はっきりと確かめられています。
肝臓・胃・アレルギー...など11項目について測定したところ、一般卵は10項目までマイナス値だったのに比べ、「タズミの卵」は全項目において極めて高いプラス値が得られました。
つまり、「タズミの卵」は、生命体に対し非常に優れた波動を発振しているのです。
この卵は美味しい!!
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