錦織圭選手と怪我
こういうデタラメな記事を鵜呑みにする人は、未だに多いのが現実だ。
自分で調べる、ということを放棄するリスクは意外に高いことが分かる記事ではないだろうか。
江部康二氏の記事部分を引用すると・・
おはようございます。
間違いだらけの女性自身の記事が、ネットに掲載されました。
この錦織圭の元管理栄養士さん、知識不足です。
「糖質制限食」に対して、根拠のない批判を展開されてますので反論します。
細野恵美さんの本「一流アスリートの食事」も購入して読みました。
まず、びっくりしたのは、24ページに
「ブドウ糖は脳の唯一のエネルギー源なのだ。」
と明言してあることでした。
脳が、ケトン体という脂肪酸の分解物をいくらでも利用できることは、いまや素人でも知っている常識です。
こんなこともご存知ない栄養士がまだ日本に存在したことが、ある意味衝撃的です。
そして、こんな知識不足の栄養士が本を書いて間違った知識を広めることは、極めて有害です。
ハーパー生理学、ガイトン臨床生理学といった有名な医学の教科書に、脳はケトン体をエネルギー源として利用すると記載してあるので、欧米では医師も栄養士もナースも患者も共通知識として知っています。
錦織選手が毎年、怪我に苦しむのは、糖質過剰摂取の所為と思われます。
ジョコビッチ選手(夜は糖質制限食)と比較すると、錦織選手の怪我の多さは際立っています。
錦織選手、細野恵美栄養士のような知識不足の人を信用することなく、せめてジョコビッチ選手の食事を参考にして欲しいと思います。
それで怪我が減ると思います。
研究論文においても、糖質制限食(ケトン食)の方が、筋肉のダメージも少なくて回復も早いのです。
運動選手でなくても、糖質制限をきちんと実行すると、数多くのメリットを感じることができる。
何よりも食後に全く眠くならない。
それとバテないスタミナが付く。
おまけに高い集中力が持続する。
この3点のメリットだけでも、やってみる値打ちはあると思う。
おまけにカラダに余計な肉が付かないため、引き締まった体になる。
加齢と共に太ってゆくのは、炭水化物を継続的に摂取しているために起こる現象なのだ。
とはいえ、私の回りで実践しているのは、ウチの家族だけ。
それもカミサンと娘だけ。
ほとんどの人は知らないのが現実だし、おまけに今までの食生活の習慣を大幅に変えなければならないのだ。
このハードルは、限りなく高いといっていいだろう。
そういう人は、ご飯・パン・麺類を食べない食生活なんて、想像できないはず。
何といっても大きな障壁は、炭水化物や糖質を含んだ食べ物は、圧倒的に安いという事実。
クルマで言えば、燃費の奴隷となる価値観と同じ、といえばわかりやすいだろう。
とにかく食費を削りたいという人に、糖質制限というのは、「馬の耳に念仏」(笑)
健康よりお金という価値観は、類を見ない強さを持っているからだ。
糖質制限を実際にやった事がない人に、そのメリットを伝えるのは並大抵のことではない。
だが、ネバーギブアップ、ネバーサレンダー。(笑)
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