一日断食4回目
2016年になって、はじめての一日断食が終了。
思い起こせば、一日1食を始めたのが2014年。
そして2015年は一日断食。
この背景には、口に入れるものの糖質を制限するという試みがあったわけです。
今回も基本的には、3回目とほぼ同じ。
金曜日の1日の夕食から24時間が経過した、夕方になると空腹感は大幅に低下。
ちょっと不思議です。
7時過ぎに、「しじみの味噌汁一杯」と、ヨーグルト150グラム。
やはりハラが減っているのでしょう、実においしいのであります。
そして今回新たに加えた新アイテムが以下の2点。
ヘンプ・シード・オイル(有機 麻の実油 230g) 1610円
濃厚なナッツ風味はちょっとクセがあります。
ヨーグルト+オリゴ糖+ヘンプ・シード・オイル+オレンジマーマレード(砂糖ゼロ)で摂取。
こうすると、クセのある味は、あまり気にならなくなります。
一日の摂取量は、大匙1杯から2杯。
家庭用調理油の多くはオメガ6系脂肪酸に偏っています。
そうなると血液を固めたり、免疫力を落としてアトピーや花粉症などのアレルギーの原因になると言われています。
良質な油(脂質)の条件は必須脂肪酸のオメガ3とオメガ6のバランスです(必須脂肪酸は体内合成ができないため、外部から摂取するしかありません)。
ヘンプシードオイルはオメガ3とオメガ6が1:3の理想的なバランスで含まれています。
オメガ3脂肪酸(αリノレン酸)が多いと、免疫力系が強化されて細菌やウイルスへの抵抗力がつきます。
オイルに含まれるαリノレン酸(オメガ3脂肪酸)は体内に摂りこまれると脳の栄養素であるEPAやDHAに変換されます。
また、オイルにはアトピー性皮膚炎の改善に効果がある γリノレン酸(GLA)が含まれているためアレルギーの改善にも効果があります。
さらに αリノレン酸 は血液の粘度を下げ、血栓を作らせない作用があるため、血圧は下がり動脈硬化や脳梗塞の予防に技ありなのです。
さらに、全身の血流循環が良くなることで冷え症の改善が期待できるというわけです。
加えて αリノレン酸 は脂肪を燃焼させ、コレステロールを下げる働きがあります。
こうした理由から、ヘンプシードオイルはダイエット効果もある食用油なのです。
皮膚の湿疹や痒みなどの炎症を抑え、保湿作用のため乾燥した皮膚や髪に潤いを与え健康な状態にする効果があります。
そのためマッサージ用のオイルとしても使え、アロマ(精油)と混ぜて使われています。
血糖値を下げ、癌の予防、炎症に関する疾患の改善、便通の促進、腸内環境改善、免疫力向上、酸化を防ぐアンチエイジング。
という素晴らしい効果のあるオイルです。
ただ、リノレン酸は熱に弱いため、調理で加熱するという用途には向いていません。
サラダなどに、かけるのがよく使われる方法ですが、オレの場合は大匙スプーン一杯を朝に呑み込んで摂取しています。
味にちょっとクセがあるためです。
ヘンプ・シード・ナッツ (有機 麻の実ナッツ 180g) 1429円
ヘンプシードは完璧な高タンパク食品。
スプーン1杯(25g)で、1日の推奨量の34%の鉄、42%の亜鉛、70%の銅、103%のマグネシウムを摂ることができます。
意識しないと摂りにくいミネラルの供給源に最適な種です。
鉄分はレバーに匹敵する豊富な量が含まれ100g中、約11mg。
亜鉛は含有量がトップクラスの牡蠣(約13mg)に近い約9.6mg含まれています。
マグネシウムも約690mgと、ひじきや昆布に匹敵する量がたっぷり。
そしてヘンプシードオイルと同じで、オメガ3とオメガ6が1:3の理想的なバランスで含まれています。
オレの場合、大匙スプーン一杯を朝に噛んで食べています。
チアシードのように無味ではなく、噛むと味はクルミに似て、なかなかおいしいのです。
以上の2点は、一日断食後にも摂取。
さらにヘンプ・シード・オイルは断食中にも摂取できるという優れものです。
というわけで、今回は一日断食の質をバージョンアップ!
おまけ
2016年1月1日の京都新聞によると、
井岡一翔選手は、テニスのジョコビッチ選手の食事を参考にして
2015年12月の世界戦に向けて新たな食事法を取り入れたとありました。
パンやパスタ、うどんなどの小麦粉製品を口せず、
炭水化物はほとんど摂らない食生活をして試合に備えたということです。
2015年12月24日のスポーツ報知の記事を見ると
11月初旬から新しい食事法を開始で、
野菜や肉、魚が中心で、炭水化物は酵素玄米を少量食べる程度であり、
結果、体のキレが増して、減量もスムースにできたそうです。
マサイ族の伝統的食生活(牛乳・ヨーグルト・牛の生き血)とビタミンC考
マサイ族の伝統的食生活(牛乳・ヨーグルト・牛の生き血)と健康度についてコメント・質問をいただきました。
まず、マサイ族と同様に、野菜と果物の摂取が、ほぼ無かったイヌイットと比較してみます。
イヌイットが伝統的食生活の頃は、野菜と果物の摂取が、ほぼ無かったので結果として、ビタミンC摂取不足があり、新生児高チロシン血症と壊血病のリスクがありました。
動物の内臓や血液にもビタミンCは少量含まれていますが、野菜や果物に比べるとごく少量なのです。
マサイ族の伝統的食生活においても、ビタミンC摂取が少ないことが知られています。
しかし、マサイ族はイヌイットと異なり、新生児高チロシン血症と壊血病のリスクはなく、また貧血もありません。
伝統的食生活の頃のマサイ族の主たる食事は、牛乳とヨーグルトと牛の生き血なのですが、健康度は高かったようです。
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