甘い罠
一日一食が生み出す、脳が冴え渡るという、いわゆるスッキリ感を味わった余韻未だ冷めやらず。
というわけで、週末の一日2食のあと、週が明けても、何となく空腹感が懐かしい、というか病みつきになってきている。
もしこれが生活習慣になれば、しめたもの。 と皮算用しているわけだが・・(笑)
なかなかやめられないもの代表といえば、コカイン、ニコチン、アルコールなどがあるのは、みなさんもご存知のはず。
じゃあ何故やめられなくなるのか?
というと、こういうものを摂取すると脳にある側坐核がドーパミンを放出し、脳が幸福感を感じるからだ。
本来人間が持っている神経伝達物質と違い、脳はもともとこうしたものを分解する機能は持ち合わせていないのだ。
甘いものを繰り返し摂取すると、こうしたものと同じように、脳は糖質(ブドウ糖)の影響を長時間受け続けることになる。
このようにしてドーパミンによる幸福感を味わいたいがために、習慣性が生まれるというわけだ。
こうした理由から最近では、こうした甘いものに含まれている糖質は、別名「新型コカイン」とも呼ばれている。
一日二食や、一日1食を続けると、食事を抜くことによる「糖質絶ち」が行われることになる。
だが同時に、ドーパミンによる幸福感も絶たれてしまうわけだ。
このように、糖質という「薬物」による強い幸福感の連続という中毒状態は強い習慣性を持っているのだ。
そのためこうした状態から抜け出そうとすると、「幸福感の禁断症状」に見舞われることになる。
この禁断症状から抜け出すには、糖質をできるだけ取らないようにすることだ。
つまり、中毒状態から抜け出すには、糖質をできるだけ避けるというルールを、どれだけ守ることができるのかにかかっているとも言えるだろう。
脳が分解できないため、中毒状態になっている、糖質という「薬物」をとり続けるという生活習慣のサイクルから抜け出すベストの方法とは?
そう、食事を抜くのが最も効果的なのだ。
だが、一日一食や一日2食を続けるのは意外に難しい。
なぜなら、食事を抜くと空腹感だけではなく、ドーパミンが分泌されなくなることによる、「幸福感の欠如」にも襲われるからだ。
このような脳が受け続ける、強い幸福感の欠如という誘惑に打つ勝つには、強い意志のチカラと信念が必要になるのだが、それだけでは心許ないため、今回はある作戦を立てることにした。
つまり何かに集中することで得られる達成感という、違う種類の幸福感を持続させることで、糖質という「薬物」による強い幸福感の欠如を補完できるのではないか?
さらに、ドーパミンの放出という作業から解放された脳は、その持てるチカラを集中力に向けることが可能になるのではないか?
と、睨んだわけだ。
で実際にやってみると、何かに集中することで得られる達成感という援軍繰り出し作戦は、なかなかうまく機能したようだ。
さらにトレードで培ったルールを守るというチカラが、こうした一日一食を行う際にも、うまく働いたのかも知れない。
このように一日一食や一日2食を継続させるための空腹感の克服には、こうした脳との関わりから生まれるシステム的な禁断症状のメカニズムを良く理解することだ。
闘う相手のことをよく知ることで、成功率を上げ、目的を達成する。
これは成功するための基本ルールなのだから。
というわけで、今回の一日一食トライアルでの食前酒は、加糖されていない蒸留酒を中心にしたラインナップにしたわけだ。
なぜならアルコールという、脳にとって習慣性の高いものを摂取する際は、ビールや日本酒などの糖質が多いものは避けた方がいいからだ。
アルコールという習慣性の高いものと、糖質というこれまた習慣性の高いものをダブルで取得すればどうなるか?
結果は、火を見るより明らか。(笑)
そのため最近では「糖質ゼロ」を謳い文句とした焼酎などが、人気を集めている。
というわけで昨夜の食前酒は・・
どうしてこれかというと、マンションの地下にあるピーコックには、これしかなかったから。(笑)
糖質ゼロの蘊蓄を説きながら、冷蔵庫から缶を取り出していると娘いわく、パパそれ強いよ!
と即反応された。
娘が以前コンビニでこれを買っていたら、隣にいたガイジン二人組が、「そんなに強いの飲むの?」といきなり口を挟んできたのだという。
というわけで、今回はソーダ割りにして飲みはじめたのだが、割っているので、当然のことながら味は薄くなるわけだ。
そのため途中からストレートに変更。
ストロングと書いてあるだけあって、確かに気持ちよく酔えることを確認。
糖質がない分、まあ強くてもいいのでは?
と正当化しながら飲むと、これまた気持ちよく酔えるわけでありました。(笑)
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