10年前に購入したNEC LCD3090WQXiのインバーターが劣化した模様で、スタンバイ状態から復帰して安定するまでの数10分間、バックライトが点滅したり数秒消灯したりし始めました。次に消えたら復活しないかも、トレード中に消えたままだったらどうしよう、ということで少し前から代替となるモニターを探していました。
現状に近いモニターはおよそ次のものになりますが、ドットピッチやドット数を考慮すると悩ましくなります。
- 27インチ WQHD(2560x1440ドット)、ドットピッチ 0.233 mm
- 27インチ UHD(3840x2160ドット)、ドットピッチ 0.155 mm
- 27インチ 1920x1920ドット、ドットピッチ 0.248 mm
- 29.8インチ WQXGA(2560x1600ドット)、ドットピッチ 0.251 mm ← 現使用中
- 31.5インチ WQHD(2560x1440ドット)、ドットピッチ 0.272 mm
- 31.5インチ UHD(3840x2160ドット)、ドットピッチ 0.181 mm
- 32インチ UHD(3840x2160ドット)、ドットピッチ 0.184 mm
- 37.5インチ 3840x1600ドット、ドットピッチ 0.229 mm
WQHDだと若干縦幅が不足、UHD(4K)だと150%に拡大しないと見難くなりそうです。それ以前にUHDモニターは接続端子がDP1.2あるいはHDMI2.0でないとならず(リフレッシュが60Hzにならない)、現グラフィックスカードがDVIとHDMI1.4のみなのでそれも買い替えなのかと、どれが評判なのかレビューを見て回っていました。WQXGAの少ない現行製品のひとつであるDell UP3017もDVI無しです。
地方都市ではレビューなどの評判を見て回るくらいしかできないんですね。近隣のヤマダ、ケーズ、コジマではデスクトップ一体型の展示がせいぜいでモニター単独の展示などゲーム用にちょこっとあるだけでした。
WQXGAは製品数が少ないので中古品も見て回ったところ、Lenovo LT3053p というWQXGAモニターをソフマップの店頭情報に見つけ、電話確認で傷の状況や元箱付きで輸送時の心配が少ないこと、DVI端子があるのでそのまま入れ替え出来ることが決め手で購入に至りました。ソフマップの発送前確認でドット抜けがあるとの連絡がありましたが、受け取り後の確認で特に問題無いレベルでした。このLenovo LT3053pは発売当時Dell U3014と同レンジ帯でしたが国内の興味はUHDに移り始めていた時期で、国内のレビュー記事はほとんどありませんが海外に見つけました。
値段ですが製造から5年経過で4万円弱でした。ヤフオクやメルカリでのDell U3014の実績は2万円台のようです。
画像がちょっと赤いですが、カラー調整のプリセットで赤みに合わせ、更にWindows10で夜間モードにセットしているからです。この「赤み」で表示する赤の調子はバランスが悪いようで眼にきつく、工場出荷調整済みのsRGBモードに夜間モードで落ち着いています。LCD3090WQXiではハードキャリブレーションでD50(白点を紙の白)に調整していたのですが、LT3053pにはハードキャリブレーション機能が無いので使えそうな組み合わせに落ち着きました。最近のモニターではペーパーモードやブルーライト低減などで色温度を低く合わせられますが、常時夜間モードを使うのも悪くない選択だと思います。
今回は同等性能での置き換えであったため表示する文字の大きさに変わりはなかったのですが、今まで23.8インチFHD(1920x1080ドット)だった人が27インチWQHDへ買い替えたりすると15%も文字が小さくなります。ドットピッチが大きく変わる買い替えとなる場合は、ウェブブラウザ上で文字の大きさがどうなるのか事前に確認されるのがよいかと思います。
IE11がカスタムで任意の倍率を設定できますから試してみてはと思います。ドットピッチは各製品の仕様表あるいはドットピッチ計算機で求められます。
画面右側のモニターはEIZO L887の12年物で、CCFLバックライトの寿命である4万~6万時間の中値に入ってきてます。同等性能なんて絶滅しているので22インチWUXGAでドットピッチ合わせだけでもと思いましたがそれも絶滅寸前なんですね。これも壊れたら悩みそうです。
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