CQG IC 2016(バージョン 16.xx.xxx)の案内がそろそろ到来する時期ですが、CQGのウェブサイトのDownloadsでは既にバージョン16に切り替わっていて、16.14.833が1月26日に公開されています。ダウンロードして各Custom Studyの動作を確認してみましたが特に問題なさそうです。
バージョン16の変更点(CQG Online Help)の中で目に付くものとしては、
- チャート描画方法にDirect2Dを追加
Chart PreferenceのMiscのDraw usingで切り替えできます。Direct2DではGPUのハードウェアアクセラレーションを利用してチャートを描画するので高速化とCPU負荷低減を図ることが出来ます。
Direct2DはWindows 7(Vista SP2にもback port)より実装されているので、最近のPCのほとんどで利用できるはずです。 - ツールバーボタンの背景色を個別に変更可能
ただし背景色を変更するとボタンテキストが自動的に変わるので使い勝手がよいとは思えませんでした。 - tabbed chartでチャート内のタブのsymbolをすべて切り替える操作(Shift+Enter)が追加
タブが追加されたのはバージョン14からでしたが、symbol変更が一度にできず使い勝手が悪かったですが、ようやくShift+Enterで出来るようになりました。
ちなみに、Shift+Ctrl+Enterだと該当チャートの全てのタブと他のチャートのアクティブなタブが切り替わります。 - Offline Helpが廃止
- Fibonacci Retraclementで初期設定値(0.236)が追加
0.236を使いたい方は0.25を変更しているでしょうから今更感もありますが、設定値が幾つか増えています。 - その他先物トレードや幾つかのStudyの強化
積極的にバージョンアップする必要はないと思いますが、これからインストールする場合にはバージョン16のみなので切り替えてもよさそうです。Direct2DはTickが多いときに効果が出るでしょうか?
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