Windows 10へアップグレードしたほうがよいのか?

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Windows 10への無償アップグレードが開始されてから20日が過ぎました。

Windows 7/8.1を使用している方はアップグレードするか、するまいか悩んでいる方もおられると思います。

 個人的な考えはそれが必要でなければアップグレードしないというものです。過去Windows Vistaをサポートしない(あるいは延長サポート期間に入った頃にはサポートを停止)というアプリケーションがありますが、Windows 7に関しては延長サポート期間が終了するまで多くのソフトウェアがサポートを継続するものと考えています。

 その理由は多くの企業がWindows 7をXPの後継として導入していることがあります。Windows 10では企業向けを意識した取り組みもありますが、取り急ぎアップグレードする企業も無いでしょう。1~2年の評価を経て切り替えて行くものと思います。また現在でもWindows 7インストールPCが販売されていることもサポート終了まで長く使われる可能性がある状況証拠と思います。

Windows 7の延長サポート期間は残り4年5カ月程ですからPCの寿命を考慮すればアップグレードする必要性はさほど無いように思います。またトレード用アプリケーションがWindows 10の対応を明示していないこともあります。もちろん実際に動かせば問題無く動くでしょう。CQG、Trade Stationは自分のPCで動いています。Trade WorkstationはJavaを動作環境としているマルチプラットフォーム・アプリケーションですからJavaの導入に問題が無ければ動くと思います。

ただ動くというだけであれば、Windows 7を使い続けていても何ら支障はないはずです。

 現在使用しているPCが購入してから日が浅く、Windows 7の延長サポート期間を過ぎても使用している可能性があるのであれば、無償アップグレード期間の来年7月までの間に検討すればよいかと思います。

 Windows 8.1の場合はどうしたらよいのか? 延長サポート終了(2023年)までの間にPCが寿命を迎える可能性が高いですからアップグレードする必要はないのですが、Windows 10との差異が少ない分アップグレードしてもよいのではないかと思います。

 

 ところで、Windows 10にアップグレードするとWindows Updateの強制適用が付いてきます。先日は一部ドライバソフトウェアで問題がありWindows Updateがループするという事象が起きていました。過去にもWindows Update適用で問題を起こすという事象がありましたが、Windows 10では逃げ場が少ないので保有しているPCが1台しかないと困った事態に陥ります。そういった事態が嫌で適用を1~2週間遅らせるという対処が、精々起動を遅らせるというくらいしか出来なくなります。

だからWindows 10は・・ ということではありませんが、1台しかないと辛くなる可能性があるということです(Windows 10にかぎりませんが・・)。

 参考: Windows 10でWindows Updateによる「更新」はどう変わったのか? (atmarkit.co.jp)

 

 Windows 10のアップグレード通知が表示されないことがあります。例えばWindows 7でIE11を導入していない場合アップグレードできません。他にも更新プログラムの状況によって表示されません。

 参考: 「Windows 10を入手する」アプリは表示されましたか――Windows 10の無料アップグレード予約が開始 (atmarkit.co.jp)

 

 ここまでWindows 10のアップグレードにネガティブな書き方をしてきましたが、8.1/10とOSの内部構造が洗練化されていますからよりスムーズに動作するでしょうし、SSDへの対応、USB 3.1への対応も進んでいます。新しいPCを購入するのにわざわざWindows 7へダウングレードすることも無いという認識です。

 

私? 現状は事情によりIE8が必要なのでWindows 7を使い続ける予定です。IE8は来年でサポートが終了するのでそれまでに何とかしなければなりませんが、その後も当面アップグレード予定はありません。だって、必要なのはアプリケーションが動作する環境ですから。