以前にWindows 8ではCQGチャートウィンドウの「タイトル文字が中央寄せになるのは気に入らない」、「視覚テーマを無効に出来なくなった」と書きました。
「視覚テーマを無効」の機能自体はWindows 8で動作することを最近知りました。Windows 8ではウィンドウ枠幅の調整もコントロールパネルから消えましたがレジストリで調整できるのと同じことで、同様にレジストリで調整できます(そういう操作を行うツールも存在するようです)。
これを機能させるとタイトル文字の中央寄せもWindows 8のテーマであることから、テーマを無効にすることで左寄せに戻ります。
このレジストリについては、古い記事(Vista)ですがアプリケーションの互換性操作をレジストリ操作で行う(マイナビ)が参考になります。
一からレジストリのデータ値を設定するのはハードルが高いので、最初にGUIで他の値を設定した後に変更したほうが容易です。
最初にデスクトップのCQGアイコンを右クリックしプロパティを開きます。互換性のタブに切り替えます。
適当な設定をして、レジストリにデータ値を作ります。以下は「カラーモードを制限する」にチェックした場合です。設定したらregedit.exeを起動してキーを辿ります。
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\AppCompatFlags\Layers
logcln32.exeが出来ているのでダブルクリックして編集します。
値のデータを「DISABLETHEMES」に置き換えます。値のデータの先頭部分のチルダ(~)は無くても問題無いようですが文字だけ置き換えます。(Windows 7ではチルダが無くDISABLETHEMESから始まっている)
置き換えが終わればCQGは冒頭のように表示します。元に戻すにはデータ値を削除します。なおこの設定を行ったときプログラムの互換性アシスタントが動くことがありましたが、正常に動作していると設定します。
別の方法としてユーザー環境変数に __COMPAT_LAYER を追加するというのもあるのですが、他のアプリケーションにも適用されるのでレジストリで個別設定の方がよいと思います。
残念なのは親ウィンドウのタイトル文字列を左寄せに操作することが出来ないことです。テーマを操作するということを踏まえればレジストリのどこかに有りそうですが。
「視覚テーマを無効」がWindows 10で残っているかですが、企業向けなどが気にする互換性部分でしょうからおそらく残るのではないかと思います。本当に残っているかはPreRelease版のころに分かるでしょう。
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