Windows7とIE9

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Windows 7が出荷されて1年半以上も経過するのに、メイン環境は未だにWindows Vistaを使っているので、Windows 7のフォント事情を最近まで調べていませんでした。デイトレードネットのトレード用PCを更新する準備のためにサブ環境にWindows 7を入れてボトムスキャンを動かしてみると何故だかかっこ悪い。更にIE9を入れると最低。ということで今更Windows 7対応を考えた結果が、この週末スキャンシステムを手直しにいたった経緯でした。

ボトムスキャンをWindows 7で表示すると次のようになります。数字が細くなり、IE9を入れると字間も狭くなります。

20110522Win7IE8.gif 20110522Win7IE9.gif

マイクロソフトから次のコラム記事でフォントに関する変更を言及していました。

Windows 7 : 製品ソフト開発者から出た "その疑問" にズバリお答えします !
http://www.microsoft.com/japan/powerpro/TF/column/ro2_01_3.mspx

Windows 7で、MS Pゴシック9ポイントの半角数字の横幅(レターフェース)が5ドットから4ドットに変更されていました。しかし太字にするとやや見難い印象を受けます。この変更はPixel指定だと10pxから12pxが該当するようです。

IE9についてのマイクロソフトのコラム記事は見つけられませんが、検索してみるとIE9のMS Pゴシックに関わる悩みは多くありました。結論からすると、サイト側対策で互換モード指定(metaタグでhttp-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=EmulateIE7"などと)すれば、字間が詰まる問題は回避できました。

ボトムスキャン側でEmulateIE7を指定してIE9で表示、上の画像の左側と変わりませんね。後から考えるとこれでもいいかなと思うのですが...

20110522Win7IE9Emu7.gif 20110522Win7IE9Emu7jp.gif

実はこの時点では互換モードの挙動を把握しておらず、フォントを見直す方向に検討が入っていました。

そして、リリースしたのが、IE7互換モード表示、ヘッダー部分をArial、銘柄(Symbol)部分をメイリオ、それ以外はArialとMS Pゴシックを混在させたものです。Windows 7ではどのブラウザでもこの表示になりますが、それ以外のOSでは従前通りのままです。

20110522Win7IE9Meiryo.gif 20110522Win7IE9Meiryojp.gif

この変更を他のスキャンシステムへ水平展開したのですが、開発時期の違いでHTML/CSSの取り扱いが違うためかブラウザ間で表示がずれるずれる。ボトムスキャンとブレイクスキャン・プロでは大きな違いが出ないのですけどね。

 

ところで、Windows 7には、「Windows 7 および Windows Server 2008 R2 向け JIS90 互換 MS ゴシック・明朝フォントパッケージ」というものが存在します。

http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-7/jp_font/fontpackage.aspx

これを入れて、IE7互換表示にすると、Windows Vistaと変わらない表示になりますが、皆にインストールしろとも言えません。

20110522Win7IE9JIS90.gif

この流れの中で、ネットエイドはどうしたかというと、数字を使っている部分が少ないのでIE7互換表示に変更するに止めました。

さて、私自身IE9をどうするかといえば、これを書いているBlogWriteがIE9に対応していないのでインストールできそうにありません。しかし次期Windows 8は最低でもIE9、もしかしたらIE10になっているかもしれません。困ったな。

IE6、IE7、IE8、IE9と同じコンテンツを表示してみて、一番表示が変わるのはIE9なのですが、なんとかならないのでしょうかね。