昔々15Aだった

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子供の頃、実家の主ブレーカーは15Aだった。電化製品といえば冷蔵庫、TVくらい。そのうちに炊飯器が加わり、実家を離れてから電子レンジ、エアコン(農業で使うエアコンは早かった)が加わった。今、主ブレーカーの容量は分からないが最初はサーキットブレーカーも無かった。

学生寮、会社寮は数部屋で一つのサーキットブレーカーを共有していたからすぐにブレーカーが落ちた。

初めてアパートに入った時が30A、分譲マンションで40A(60Aまで可)、今は60A(8kVAまで可)。

つまりそれだけ電力を必要とする生活になってきたわけだ。それが可能になったのは原発に負う部分が大きい。原発を始めた頃は公害、オイルショックというのもあったから後押しした。

今はコンピュータが大量の電力を消費する。やれクラウドと持ち上げるが中身はコンピュータでそれが大量にあり、日々増えている。

エコポイントでTVを買い換え、でもせっかくだから大型に。実は消費電力が大きくなっているかも。冷蔵庫も大型に、こちらは増えているか変わらないか分からない。生活でも事業でも増え続けEV車も出てきた。エコポイントのエコは「エコロジー」ではなく、「エコノミー」つまり経済対策だ。

どうやって賄うのだろう。もっと効率的な社会、生活を目指すしかないのだろうが、それは間にあるのだろうか。

しかも内需拡大を求められてもいる。そのためには電力が。

いっそ、アーミッシュの社会を目指すか。それには100年以上前の人口に戻す必要があるかも。

原発反対の声が大きくなりそうだが、それの解決策は当面なさそう。

 

津波後に生まれるであろう新しい街が回答を示すかもしれない。しかしプランを描き実行できる人材が今の日本にいるのだろうか。