CQG 8.2以降、何かを切っ掛けにCQG起動時に画面の問題が起きています。(8.3でも改善されていません)
(1) Windows Aeroが解除されてしまう
CQG起動中に、“Windows Vista ベーシック”という画面モードに変わってしまう(Windows Vistaの場合)。見た目の違いはAeroが実現している半透明効果が表示されない、タスクバーのライブサムネイルが表示されない・・・、アプリケーションウィンドウが重ねあっている状態でウィンドウをドラッグすると下のウィンドウの更新描画が目に見える(つまり遅い)などの状況がでてくる。
これはデスクトップ コンポジションが強制的に無効になることで引き起こされ、一旦ログオフなどをするか、サービスの“Desktop Window Manager Session Manager”を再起動するまで有効にならない。CQG起動中に有効にするには“Desktop Window Manager Session Manager”の再起動のみ。
CQGを終了してもWindows Aeroは解除されたままになる。
(2) CQG起動後に画面を表示しない
タスクバーにはCQGアイコンを表示しているが、デスクトップにはCQGを表示しない。この状態でCQGを終了できず、システムシャットダウンも途中で止まる。
これは“ユーザーの切り替え”で、一旦ログイン画面を表示し同じユーザーにログインすると、デスクトップにCQGを表示し正常に戻る。この方法を知らないと、強制電源断などの荒技を使う羽目になり最悪システムクラッシュの可能性もある。
(“Desktop Window Manager Session Manager”の再起動は試していないので不明)
このような現象が起きた場合、起きる前の状態に戻す方法がほとんどありません。
どうしてもWindows Aero(デスクトップ コンポジション)を有効で使いたい場合は上述のおまじないしかないのですが、CQG実行時のみデスクトップ コンポジションを無効にするという回避策は存在します。
デスクトップのCQGNetのショートカットアイコンを右クリックしてプロパティを選択し、互換性のタブに切り替えます。
“デスクトップ コンポジションを無効にする”にチェックを入れてOKして、CQGを起動するとWindows Aeroが解除され、終了するとWindows Aeroに戻ります。
もうひとつの方法として“視覚テーマを無効にします”にだけチェックを入れると、CQGを起動してもWindows Aeroが解除されません。ただし、CQG内の子ウィンドウは古いWindows 2000のような表示に変わります。Link Windowsを使っても同じようになるのでこれのほうがWindows Aeroが常時使える分マシです。(この方法が正しいかはサポートに確認していません)
サポートには、“Windows 7に対応しているというなら・・・略”と嫌味をいっておきました。
私も(2)が起きた時に対処方法が見つかるまでシステムリセットボタンをを何回押したことか・・・。メーカー製PCだとシステムリセットボタンが無いことが多いので強制電源断しかなくHDDクラッシュのリスクが高まりますから覚えておいたほうがよいです。
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