CQG 8.3

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System Statusでバージョン8.3836に気が付いたので、手動でインストールして試しています。いつもはUpdateのダイアログが表示されるのを待つのですが幾つかの不満を抱えているので試しにと、そそくさとインストール。

一般リリースはもう少し先でUpdateされた機能の変更もあるかもしれませんが、バージョン8.2で気になった部分を確認してみました。

1) Global Cursors
 8.2886から8.2915の間で、一度に全てのチャートで引かれたVertical Lineの一つをもう一度左クリックすると、全てのチャートでHair line cursorに戻るようになりました。また最近気が付いたのですが、全てのチャートにHair line cursorが表示されているとき、キーボードのESCキーを押すと全てのHair line cursorが解除されました。つまりPointer Toolと同じ動きです。

 8.2915から8.3836のアップデートで、動作が変わり、全てのチャートでHair line cursorが表示されたとき、左クリックでVertical Lineを確定すると該当チャートだけがVertical Lineになり、他はHair line cursorのままです。

 8.3836のアップデートで、Global Cursorsの下部にManual Linkのメニューが増えました。Global Cursorsを解除し、個別チャートにManual Linkを有効にするとManual Linkを設定したチャートのみで連動します。

 8.2886でなんだこりゃと思ったGlobal Cursorsが使いやすくなってきました。

2) Chart Type名がチャート左上に居座り消せない
 8.2886から8.2915の間で、消えていました。さすがにバグだと思ったのでしょうね。

3) OverlayはCustomize Toolbarで変更できないのでツールバーのStudiesボタンを使う
 これは8.2と変わりません。8.3836にアップデートすると、やはりLabelのOverlayが解除されているので、手動でのOverlay設定が必要です。

4) CQG終了時のPageにQuote Spread Sheet (QSS)を使用していると、終了に2分以上余分にかかる
 8.3836のアップデートで、発生しなくなりました。

5) チャートと縦軸が同期しないことがある
 8.3836で発生頻度がかなり低くなったように感じます。

 実はDelayデータを購読していると、リアルタイムデータをPC側でDelayデータに加工して表示しているので、特に分足チャートを表示するとCQGが反応しなくなるくらい遅くなります。日足以上であればまあ問題ありません。CMEは真剣に見ることもないのでDelayで契約しているのですが、これの影響を多少疑い8.2915でDelayデータ表示有無を試したのですが頻度が下がったように感じた程度でした。

 8.3836でもたまにあれ?ということはあるのですが、QSSのLink Windowsで次々にSymbolを切り替えたときのチャート表示が速くなったように感じるので、処理上の改善があったのかもしれません。

6) 64bit Windows環境でスプラッシュ画面が動くようになった
 32bit Windows環境では起動中のスプラッシュ画面に起動処理状況やニュースを表示しているが、64bit Windows環境だと変化がなかったという状況がバージョン8.2まで続いた。バージョン8.3でようやく手が入ったようで動くようになった。4)は起動時にも影響があったが、動いているの?という気持ちが多少なりともあった。

 

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