CQG 8.2は見た目上の違いはほとんど無いのですが、右クリックのメニューなどが大きく変わっています。現時点で気付いたことを列記します。
1) チャートウィンドウに表示するシンボル等の文字列は必要とする幅が少し増えた
ウィンドウ幅がギリギリの場合、8.1までは表示できていたのに、8.2886だと右端に「...」(リーダー)が現れ一部見えなくなる。少しウィンドウ幅(grid幅の16ドット)を広げれば元通りだが、表示できるチャートが減るかも。英語版Windowsに切り替えると(Ultimateは変更できる)、違うフォントを使うのか必要とする幅が狭くなるので、日本語版Windows特有の問題のもよう。
これに関係するか分からないが右クリックメニューが最近変わっている気がするが、これは6月のWindows Update以降かもしれない。
2) Global Cursors
複数チャート間でのカーソルの連動だが、時間軸を右クリックするとメニューの下端に表示する。オンにすると表示中の全てのチャートにVertical Cursorが現れる。そのまま左クリックすると...... なんと全てのチャートにVertical Lineが引かれてしまう。全てを一度に消す技はないのでチャート毎に消す手間がかかる羽目に。
つまりGlobal Cursorsの取り扱いは慎重に。サポートには変だよねと伝えましたが。
3) 表示されていないチャートは更新されない
隠れているチャートやCQG自体が最小化などで表示されていないとき、表示するときにWorking...で少し待たされるようになった。
4) Auto Scale Without Studies
チャートの縦軸(株価)で右クリックするとメニューに増えている。Auto Scale動作がチャートのみで動き、Studiesに影響しなくなった。Studyを追加するとチャートが潰れて見難くなるということから解放される。
5) ショートカットキーが幾つか追加された
チャートの上で右クリックのメニューの幾つかが、ショートカットで呼び出せるようになった。
6) ショートカットで呼び出せるAdd Study、Remove StudyのUIがリデザインされている
Studyはツールバーからという人には違いが分からないかも
7) Chart Type名がチャート左上に居座り消せない
8) OverlayはCustomize Toolbarで変更できないのでツールバーのStudiesボタンを使う
9) Formulaがデザインされ直されている
10) 追加 CQG終了時のPageにQuote Spread Sheet (QSS)を使用していると、終了に2分以上余分にかかる
サポートに報告済み。終了がfatal errorで扱われるので、次に起動するとき常にSymbol Table読み込みが発生し遅くなる。
終了時のPageにQSSが含まれていなければ発生しないが、Link Windowを使っているとQSSも使っているかと。
なお同じQuoteでもMarket Watchではこの現象が起きていない。
11) IMEオン(日本語入力)が出来ないようになったので、いつのまにかIMEオンで入力エラーということがなくなった。
その他違うところが一杯。8.1が実は7.10で、8.2が本来のバージョン8なのではというくらい変更がみられます。
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