CQGでLink

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知っている人にとっては旧聞なのかもしれないが、CQGではバージョン7.6からChart WindowとQuote SpreadSheetなどでリンク機能がサポートされていた。
恥ずかしながら、今の今まで知らなかった。CQGのNews Letterを探して見ると去年の11月に掲載されていた。

チャートにリンクを設定するとタイトルのところにリンクのマークが付加される。四角マークが親で丸マークが子になる。親にシンボルを入力すると子に反映されるという具合だからRealTickなどのリンクと同じように使える。

20080702CQGLinkWindow.gif

Quote SpreadSheetを親にすると、自分でシンボルを入力せずに、シンボルを次々クリックしてチャートをチェックすることも出来る。RealTickjでMarket Minderをクリックするというのと同じだ。

しかしQuote SpreadSheetには欠点がある。Quote SpreadSheetに外部からシンボルをペーストできない。探して見たら一度Portfolioを作ってクリックしていけば出来ないことはないのだが、シンボルがCQGが解釈できるコードではないと不明なコードとして扱われときがある。例えばADBEはS.ADBEでペーストという具合い。

このリンク機能はどこから起動できるかというと、チャートをコピーするときにReplicateの操作を行うが、その下の下から2番目のメニューにあった。いつも見ているのに気が付かなかった、というか気にしていなかった。

20080702LinkingWindows.gif

Link Windowsは同じ色のマークの間で機能する。色は15色選択できるから15種類のリンクを作成することが出来る。

日本株のQuick Trader Premiumは1種類のリンク、RealTickはどことリンクしているのか表示が無いから、CQGのこれは使いやすい。

現時点での問題は、次の通り。

  • Quote SpreadSheetに外部からシンボルを直接貼りこめないこと。
  • 一度Link Windowsを働かせると、該当チャートのウィンドウスタイルがVista BasicなスタイルからWindows Classicに変わってしまうこと。 (Vistaで発生、XPでは問題なし)
  • バージョン7.7に移行できなかった人の理由として、過去チャートを見ようとすると、チャートデータがキャッシュに無いときに最後のローソク足へ移動してしまうこと(バージョン7.4までは移動しない、バージョン7.8で修正されるらしい)。
    追記:今のところ、Linkを設定して1分足を寄り付き表示にSaveしてみると、位置が保存されている。以前もLink無し状態で位置が保存されている!と思っていたら再起動で使えなくなっていたので、常にSaveされていると非常に便利なのだが。

しかしLink Windowsの機能は、非常にメリットが大きいからバージョン7.7を使うことを勧めたい。この機能を使いこなすにはレイアウトを見直すことも必要だ。さて・・・

更にお気づきかもしれないが、一番下のImage of This Windowを使うと選択したチャートをクリップボードやE-mailへ転送してくれる。もっともCopyright付きだが。