セミナーで使用しているPCを導入してから3年が経過しました。
DELL準備中
https://www.daytradenet.com/blog/tokidoki/archives/04/09/192321.html
このGX280、今年の始めあたりから、故障が目立ち始めました。実はCPU周辺のコンデンサが膨張し、ファンが回りっ放しになりフリーズするという現象がCNETなどで伝えられていました。
デルのOptiPlex問題、リコールではなく当該製品のみを交換へ
http://japan.cnet.com/news/ent/story/0,2000056022,20090041,00.htm
セミナー時のみ使用していたので、使用時間が少なく2年以上経過してから現象が出始めました。3月までに3台くらいのPCを修理したように思います。
保守期間は残り半年(3年翌日オンサイト保守契約)、5月くらいからエージング作戦が始まりました。だからといってすぐに壊れるわけでもなく、セミナー直前には壊れて欲しくありません。8月初旬のオフィス引越しの時点で3台が残りました。そして9月に入って残りのPCで現象が発生して修理、無事?エージング作戦が終了しました。DELLには迷惑な話ですが、事前交換は行わないというのだから、実力行使あるのみでした。
これを読んだ方の中には、セミナーでGX280を聞いて購入したという人もいると思います。
セミナールームでは2種類のシャーシを購入しているのですが、この現象が起きているのはSFF(次の写真)と呼ばれるもののみです。
デスクトップタイプのものはシャーシの熱容量に余裕があるのでしょう。CPU周りのコンデンサに特に変化はありませんでした。
コンデンサ膨張に関していうと、CPUがかなり発熱するPrescott(プレスコット)だったというのも影響が大きかったと思います。HDDの温度を読み取るソフトでは50℃にも達していたので、コンデンサ周辺は相当な温度に達していたと思われます。
SFFタイプを購入されていた方は、とっくにこの現象に見舞われていると思われますし、嫌気がさして他のPCに乗り換えてしまったかもしれませんね。未だお持ちで故障に見舞われていない方は、問題のコンデンサが使われていないか、PCのケースを開いて確認しましょう。もし膨らんでいて保守期間が残っているなら、エージング作戦を行う価値があるかもしれません。
注意:エージングを行うとHDDも熱にさらされるので、負荷がかかります。HDDが壊れると困る方は不用意に行わないほうがよいです。
デスクトップタイプ以上の大きさを購入された方は、この現象は起きていないかもしれません。どうしても不安な方はPCのケースを開いてCPU周辺のコンデンサを覗いて見ましょう。十字に切られた部分が膨らみ、茶色の染みが見えるようだと、故障が近いかもしれません。どういうものなのかは残念ながら写真を撮っていないのでお見せすることが出来ません。
いまどきのPCだとCPUの発熱量が少なくなっているので、SFFタイプであってもこういった現象が発生しにくいと思うのですが、当時はコンデンサの製造問題(他でも起きていました)、CPU発熱量の増大など、現象が起きやすい状況だったのかもしれません。
ところで、DELLのサポートは問題の現象が起きていたときに、次の状況を確認してきました。
- 必ずフリーズか、どこでフリーズか、あるいは完結か
- HDDの診断は問題ないか(電源オンでF12キーでHDDの診断が出来ます)
- ファンは回っているか(SFFでは、CPUと電源のファンがあります)
コンデンサが膨らんで茶色の染みが出ていれば現象は確実なのですが、これらの項目は必ず聞いてきます。しかも電源ファンなどは確認し辛いので、PCケースを開けていないと分かりません。サポートと闘う?ときには事前準備しておくとよいと思います。これが出来ない場合はなんとか口説き落として・・・
修理が決まると、エンジニアの訪問日の確認Tel、部品の事前送付、エンジニア訪問、交換部品の返送などがあります。仕事があって自宅に入られない場合には、なかなか大変なことなのですけどね。
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