日経平均株価の月足チャートです。今週だけで1000円下落しましたがローソク足ではややナローレンジだったねといったところです。
さてトレンドラインを見ると昨年の安値からのアップトレンドラインをテストしようかとしています。
もう少し長い期間では2003年の最安値から出来ているトレンドチャネルの真ん中の辺りでどちらへ行こうかという風にも見えます。
上昇を続けたとすると、チャネルのアッパーラインとの交差は22,000円から23,000円付近が想像できますが、それなりに強いマーケットが必要です。
では、チャネルのロワーラインはというと16,000円から15,000円付近でしょうか。この付近は昨年もみあった辺りです。ここまで下げてくるとダブルトップを作りそうなので、ちょっと嫌な形ですね。
この答えは2ヶ月後あたりでしょうか。
今話題は、きわめて安い金利下で資金調達した「円借り取引」が、金利上昇の影響を受けているのでは? ということなのですが、金利上昇リスクはゼロ金利解除の時点で織り込まれ始めていたはずです。それにいまだ十分に低い金利ですね。
私が就職した頃の公定歩合(今は基準割引率および基準貸付利率と云うそうです)は6%あたりでした。今と一桁も違いますね。
問題は日銀が引き続き金利を上昇させるか、しばらく据え置くかなのでしょう。継続的に上昇するとなると「円借り取引」は数十兆の規模と云われていますから舵を切り直すには時間のかかることになるのでパニックが広がるのかもしれません。
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