breakscan.comが提供しているサービスは、実は一種のDoS攻撃に近いものがある。なぜかといえば頻繁なHTTPアクセスを伴うからだ。
サービスを購読した各人のアクセス周期を単体で見ればたいしたことは無いのだが、あることが切っ掛けで処理能力オーバーに達することがある。
まずは、どこがウィークポイントになっているかを調べ、ウェブ・サーバーのチューニングやサービスプログラムのチューニングを行う。
しかし、サービスを受ける側の環境(主にウェブ・ブラウザ)まではチューニングを行うことは出来ない。仕方が無いので設定に問題がありませんかと、注意喚起に留めている。
次のグラフは、breakscan.comに8月23日の9時0分から10分間のアクセスを、IPアドレス別にまとめたものだ。今はProxyサーバーを利用することはほとんどないし、マンションで専用LANを組んでいない限りは戸別毎にIPアドレスが変わるはずだ。
上位二つが突出している。セミナー中なのでセミナールームからのアクセスは3番目に多くなっている。接続するPCが多いからね。
ちなみに総アクセス回数の半分以上は、"304 Not Modified (変更無し)"だ。突出している二つのIPアドレスもアクセスのほとんどは、"304 Not Modified"となっている。なぜ、"304 Not Modified"が多くなっているかといえば、画像ファイル(GIF)の変更は無いのだが、ウェブ・ブラウザ側のキャッシュが効いていないために毎回のアクセスが発生している。このことはウェブ・ブラウザ側にとっても処理が遅くなるので不幸なはずである(光回線などだと、それと感じられないかもしれない)。
ここまで書いたので上位二つを晒しておこう。
ウェブ・ブラウザ側のキャッシュについては、以下を参照いただきたい。
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