東証一部総合指数(TOPIX)の年足チャートを見てみましょう。
1999年から2000年にかけてのネットバブルにもう少しで手が届くところまでにきています。2000年2月をピークに3年間のダウントレンドの後、同じ3年間でほぼ取り戻しました。
日経平均が未だ取り戻せていないのは、2000年4月の30銘柄入れ替えで値嵩株が大幅に組み込まれたことによります。当時組み込まれた銘柄は合併や上場廃止を経て25銘柄が残っていますが、1500円以上のマイナスになっています。この間値嵩銘柄の入れ替えの影響で除数も上昇気味ですので、実体はもっと大きいでしょう。
日経平均は2000年に産業構造に合わせて入れ替えを行ったものの、最近は内需を中心とした銘柄を中心に上昇しているため6年を経過したら思惑が外れた指数になってしまったようです。
当時の趣旨
http://www.nikkei.co.jp/nkave/pdf/00041501.pdf
さてTOPIXも実は浮動株ベースに変わろうとしています。2005年までとは少し傾向が変わる可能性がありますが、年足チャートは目先のメジャーレジスタンスをテストしようとしています。ここからが本当に回復してきたのかが問われそうです。
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