PC購入の相談があったので転記。
馬渕さん、が以前使われていた、Athlon 64 3800ではやはりCQGはきびしいのでしょうか?
もし市販でお勧めのものがあれば、推奨していただければありがたいと思います。
厳しいか否かは、どういうソフトを使用して、どの銘柄をトレードするかにより変わってきます。
馬渕さんが厳しい厳しいといっているのは、寄り付き直後のGOOGをトレードするときです。
寄り付きのGOOGは、1分毎のTick数が、500から1000くらいになります。
狙いを付けているのは、GOOG以外にも数銘柄あるでしょう。
この状態でCQGのガイドライン(PeakBdyやFixWeek)を設定しているとかなりの負荷になるはずです。
さらに、執行ツールでGOOGのLevel2を表示していると、これまた負荷が上がります。
ここまで使うとなると、Athlon 64 3800+でもかなり厳しくなってくるということです。 特にLevel2をふたつ表示するなどとなると、更に厳しくなります。
もっとも、GOOGが上場する前は、特に問題ない性能でしたが..
逆にいうと、GOOGのようなTick回数の多い銘柄を表示しなければ(トレードしなければ)Athlon 64 3800+クラスは充分な性能です。
またハイローバンド・ギャッププレイでは、ガイドラインの表示が少なくなるので更に性能に余裕が出てくるでしょう。
馬渕さんと同じトレード(表示)をしたいというのであれば、馬渕さんのPCは、CPUクロックが2.4GHzのOpteronを2ヶ実装していますが、
同等となると、Athlon 64 X2 なのですが、メーカー製では販売されていないので、ショップブランドPCか自作することになります。
最近のショップブランドPCは、モニター出力がDual DVIとなっているものは少ないので、必要となる場合には、ショップに相談して交換か、後から交換となります。
Dell となると、Pentium4 6xx か Pentium Dとなりますが、Pentium Dのトップ性能は、Pentium4 6xx(670 3.8GHz、660 3.6GHz)に劣る上に発熱量も多いので
それほどお薦めではありません。
もちろんAthlon64 3800+にもトップ性能は及びません。
Dellのメリットは、Dual DVIに対応したビデオカードを選択することが可能ということと、届いたら後はソフトをインストールすれば使えるというところです。
私がどのPCがいいと聞かれてDellと答えているのは、Dual DVIに対応したビデオカードが準備されているということと、時期によってリーズナブルな価格が設定されることがあるという、2点だけです。
当てになるか否かはさておいて、24時間電話サポートというオプションも選べます。
HPはAthlon64 3500+あるいは4000+を採用したPCを販売しています。
残念ながら、Dual DVIをオプションでも選択できないので、ショップブランドで購入しても大きな差はでてきません。
静かさを求めるなら、NECの水冷PCというのがありますが、ビデオカード、メモリ実装スロットなどを考慮すると、水冷以外の部分にメリットは感じられません。
長くなりましたが、最高性能を求めるとなるとメーカー製の場合、値段もかなりのものになります。(DellのPrecision470/670で見積もってみてください)
Athlon64 X2がリリースされた現時点では、ショップブランドか自作で と考えてください。
そこまで求めるのでなければ、Pentium4 660などでよいと思います。
今Dellのキャンペーンは以下のものをやっていて、
Dell Precision380 CPU3段階アップグレードキャンペーンパッケージ(7/11迄)
CPUを630(3GHz)から660(3.6GHz)にアップグレードで、かなりよい値段が出てきます。
以下で書いたときよりCPUは1ランク下がりますが、ほぼ同じです。
https://www.daytradenet.com/blog/tokidoki/archives/2005/06/15000157.html
(DellのDVD+Rはかなり高いです。システムバックアップにDVDを必要としない限りは
外付けの1万円くらいのものでも充分。)
価格が12、13万くらいとなると、自作よりも安くなることも多くなってきます。
自作のメリットは、あとで中身をアップグレード可能だという点です。
Dellの場合、専用設計なので、アップグレードはほとんど不可能です。
ここで、なぜNEC、富士通、Sonyなどが出てこないかといえば、TVパソコンは不要ですし
ビデオカードでDual DVIを選択できるものが無いからです。
以上 ご参考までに。
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