IntelのデュアルコアCPUであるPentium Dが先月末に正式発表されて、秋葉原にも出回り始めた。
もっともIntelの中の人は、以下のようなことをインタビューに答えている。
Pentium DとYonahの違いは明確だと、エデン氏は記者の質問に対して語った。
「マイクロプロセッサとロバの違いは何かと尋ねるようなものだ」
http://www.itmedia.co.jp/pcupdate/articles/0506/03/news062.html
ロバという表現は2ちゃんねるの中では非常に受けてたようだ。
PentiumDおよびPentiumXE840の発熱量はかなりのようで、冷却対策が出来ずに自作することは、かなりのリスクがあるようだ。DellではDimensionシリーズでも対応モデルを発表したが、いずれもIntelのデザインガイドにあるBTXフォームファクターを採用している。
BTXフォームファクターはケース前面の吸気をCPUやチップセットなどへ直接当てて後方へスムーズに流すことによりPCケース内の温度をコントロールしている。
DellではPentiumD 840にかなりのプレミアムを付けているようで、PentiumD 830に比べると10万円もの開きが出ている。Precision380では、PentiumXE 840よりPentiumD 840を搭載したモデルの方が高価格の状態が続いている。OEM渡し価格はPentiumD 840のほうがもちろん安い。
Intelの駒が出揃ったのに対して、AMDのAthlon 64 X2は今週末がローンチで秋葉原のショップでもイベントが行われるようだ。ただしこちらは入手製がかなり悪いようで、初期ロットは予約でほとんど捌け、トップグレードは7月になるらしい。
Athlon64 X2は従来モデルと同じレベルで扱えるようで、自作でも通常の対応でよさそうなので敷居が低い。CPUの価格にはかなり差があるが、Athlon64の上位グレードが二つパッケージされているのだから、許容範囲のプレミアムといえると思う。
Athlon64 X2の唯一の弱点は供給量で、新しい工場が立ち上がるまではプレミアムもコントロールされそうだ。供給量という弱点はメーカー製PCへの採用が難しくなる。現在Athlon64採用のPCを出荷している大手メーカーは hp(ヒューレットパッカード)くらいなので、期待しているのだが。
もっとも hpから出荷されたとしても、私の場合は自作するのだけどね。
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