間に合わせ的なPentium D

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6月頃出荷予定の、Intelのデスクトップ向けデュアルコアCPUのブランド名はPentium Dとなるらしい。

PC Watchに、このCPUは間に合わせ的なCPUだと掲載されている。

間に合わせ的なIntelのデュアルコアCPU
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0303/kaigai161.htm

結論からすると、Pentium D(コード名 Smithfield)は従来からイメージされているデュアルコアではなく、ひとつのCPU上に独立したCPUが二つ乗っているイメージらしい。

Athlon64やOpteronのデュアルコアと対比した場合に、Pentium Dではメモリバス(FSB)がボトルネックになる可能性があるようだ。

しかも、Pentium DのトップCPUクロックは、Pentium 4程には速くならないので、通常のアプリケーションを実行するとなると単体ではPentium 4に負けてしまう。

つまり、Pentium 4 570J(3.80GHz)やPentium 4 XE 3.73GHzがしばらくの間、最速のようだ。

  

さて、先日出荷が始まったPentium4 6xx は2次キャッシュメモリが倍増されたのはいいが、性能にさほど貢献していないらしい。

L2キャッシュ2MBのIntelの新CPUを試す
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0225/tawada44.htm

組み合わせるアプリケーションに依存するようで、おまけにPentium4 6xxは、Pentium Dが出荷されるまでの寿命のようだ。Pentium4 6xxの特徴であるEM64Tは通常のデスクトップではほとんど不要なもの。NX機能はPentium4 5xxJシリーズでサポートされている。拡張版SpeedStepのEISTにしてもAthlon64のCool'n Quieteほどではない。

DELL Precision370シリーズにしても、L2キャッシュが1MB版と2MB版を併売しているし、どっちがいいかは使い方次第だからお好みで選択してね とも読み取れる。

個人的には今購入するならOpteron 246(2.0GHz)か248(2.2GHz)のデュアルが欲しい。メーカー製では売っていないのだけどね。(ショップブランドならいくつかある)