日本株のセミナーを受講された方から質問がありました。
ルール通り(多分)、レジスタンスラインをギャップダウンで始まった、
新日本石油(5001)
イオン(8267)でショートでスイングしましたが、
全敗でした。
何が間違っていたのでしょうか。
そして、どうしたら
ニコン(7731)
アルプス(6770)
をどんな理由で買うことが出来たのでしょうか。
新日本石油(5001)
デイリーハイローバンドのパターンではありません。
トリガーの位置は11月29日で、そこからずいぶん下落しています。
そろそろプルバックがあってもいい時期です。
また11月19,20日のサポートに近いところです。
ですから、エントリーする場合は、周りの状況を見て、デイトレードしたほうが安全です。
そうそう、ロスカットラインはどこに設定していたのでしょう?確認していないです。
イオン(8267)
デイリーハイローバンドのパターンではありません。
トリガーはずいぶん遡らなければなりません。
12月2日に小さいプルバックを起こしているので、その後にショートチャンスがありましたが、、かなり下げている状況です。
この銘柄をエントリーするなら、寄り付きの直ぐです。
10分後には平均的な値幅に近くも動いているので、それ以降のショートは避けた方が無難です。
また、今日は指数が回復してきていますから、下降トレンドが継続していない限り脱出した方が安全です。
ニコン(7731)
ニコン(7731)は呑み込みブルです。
後場の始めに、クアトロゾーンに入ってきました。
また6日、7日からのダウントレンドラインもブレイクしてきています。
この時間に入るのであれば、30分チャートを見て、1〜2秒で判断できないようであれば、避けた方が無難です。
またロングで入っても、少ない利益幅を目標にトレードするというスカルピングになると思います。
アルプス電気(6770)
アルプス電気(6770)に、エントリーする理由は見つけられません。
買った人は、ショートしていたけど、上がってきたので慌てて買い戻したか、反発してきたので波に乗ってやれの、どちらかでしょう。(先物買いの裁定買いというのもありますけどね)
この銘柄は、1542円のレジスタンスをブレイクできない限り、ロングでのスイングは向かないと思います。
実はここ一週間でみれば、ブレイクスキャンのみで、すぐ脱出した銘柄は成功しているのです。
しかしスイングなら半々です。 運だけでしょうね。
ブレイクスキャンですぐ脱出に専念した方が良いのでしょうか。
もちろん事前のMAx、DHLBand,の検討はしておきますが。
いかがでしょうか。
色々と考えてしまうのは、トレードスタイルが固まっていないからなのでしょう。
どれで、トレードしては? とは申し上げられません。
マーケットはいろいろなことが起きます。
ナスダックでは、そのときに慌てず対応できるよう、ペーパートレードで、問題がなくなるまで、やってください。
と、馬渕さんは話されているのですが、
日本株では良いツールがないので、皆さん実弾を撃たれてしまうわけです。
まずは、実弾を撃つ代わりに、掲示板にエントリーする銘柄と株価を書き込んで、ブレのないように練習を重ねてはいかがでしょうか?
さらに、その状況をチャート上で整理すれば、なぜなのか分析できると思います。
悩んでいる時期に、それを解決しようとして無理に実弾を撃つよりは、ペーパーで、問題点を解決することが早道だと思います。
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