Tokyo Walk
ラ・ブリーズ・ドゥ・ヴァレ(フランス料理)
フランス料理店は覚えにくい名前が多いが、ラ・ブリーズ・ドゥ・ヴァレは、フランス語で「谷間のそよ風」という意味らしい。
ジバランに詳細があり、ここにも解説がある。
店の外はライトアップされて美しい
1階は喫茶で2階がレストラン
この階段を上がるとレストラン
両側の壁沿いには上の写真の右側のようなベンチシートがある。
中央には4人掛けのテーブルが並び、全部で30席ほど。
天井中央に大きな天窓があり、通り沿いの全面には小さなテラスのあるガラス窓がある。
とても落ち着いた内装と照明で、クラシカルな雰囲気がある。
予約を入れたので、ウエルカムカードが置かれていた。
隣のテーブルにはカップルが・・
誕生日の方がいらっしゃると、デザートの段階でローソク付きのケーキが店からプレゼントされるようだ。
この日は3組の誕生日グループ!
今回は4500円のコースを選択。 ↑
階段横の配膳テーブルには大きな生花が飾られている。
フランス人らしき電子楽器弾きが、会話の邪魔にならないように?非常に小さいボリュームで生演奏。
BGMのような音量だったが、もう少し音量がないと、生演奏の意味がないというか、もったいないと思う。
これは前菜の前の一皿
このロールパンがおいしいく、焼のが間に合わないほど、すぐに売れ切れになっていた。
ハウスワインはクセがなく、味のバランスがとてもよかった。
大トロマグロと香ばしい白ネギをコンソメジュレで秋色に染めて
ニシンのキャビアの飾り
野菜やハーブの比率が多く、素材そのものの旨味を新鮮な歯ごたえを含めて、楽しめるように工夫されている。
豊穣に感謝して十三穀物のリゾット 海の幸との出会い
野菜の緑やソースの色とのコンビネーションが美しく映えるように工夫されて、このように立体的に盛り付けされている。
フランス・ピレネーの思い出 仔牛・脳みそとセップ茸のテリーヌと青りんごのアロマ
これがまた、おいしかった。
目隠しをしていれば何かわからないが、とてもうまいという不思議な味だ。
口直し
食材は、静岡県三島のハーブ園から厳選したハーブを取り寄せ、契約農家の良質な無農薬有機野菜を使い、肉も最高級の山形牛を使用しているという。
和牛フィレ肉のローストリビエラ風 ラビオリ・オリーブ・ボレンタ・スパゲティー
軽く薫製した秋鮭のロディ
南フランス・ニース産のオリーブオイルと赤ワインのソースで味わってください
普通のフランス料理店のような、味の濃いソースで食べるタイプのフレンチではなく、どちらかというとヘルシーな方向へ振った傾向の料理のため、少しイタリアン風にも思えるほどクドくないのが特徴だ。
視覚的にも十分に満足できるような遊びがあるのがまた素晴らしい。
この段階の前ですでにお腹一杯。
別オーダーのチーズ
2Fレストランのフロアでのサービスはメートルドテルを含め女性1人を含む3名。
席が8割ほど埋まった状態では、テーブルの目配りに過不足はない。
サービスの要求に応じて、メートルドテルが対応してくれたりと、細かいところまで気配りがされている。
応対は明るく丁寧で、好感の持てる丁寧で親切な応対だ。
かといってうるさいことはなく、料理を丁寧に運んでくれるというスタイルだ。
料理の注文や説明はメートルドテル一人が担当してくれ、出店時には、店の外まで見送りをしてくれた。
値段だが、4500円のコースと、シャンパン1杯、赤ワイン2杯で、消費税などすべて入れて、大体一人8000でお釣りがくる。
銀座の真ん中で高い値段のフランス料理を食べることを考えると、この雰囲気と味とサービスを何度も楽しんだほうがいいなあ・・
と、思わせてくれる店だ。
住所: 東京都中央区新富町2-4-3
電話: 03-3552-2155
営業時間: ランチ 11:30〜
ディナー 18:00〜
休日: 日曜日(相談に応じて開店も可)
2003年10月中旬時点
Tokyo Walk