Tokyo Walk
Argylle バー・アーガイル
日曜はいつものバーが休みなので、代替のバーを探していたところ、年中無休のバーを発見。
ここに情報がある。
店名は、スコッチウイスキーで有名なアーガイル地方という地名から取ったものだという。
すぐそばに、アーガイルとオーナーが同じカシミールという店がある。
そういえば、店の雰囲気が似ている。
バーはエレベーターで上がった3階
エレベーターのドアが開くとこういうディスプレイが見える。
開店してから3年。
スコッチを中心としたいわゆる、The Whisky Bar だ。
高い酒ほど儲けが少ないというシステムで
うまい酒を飲んでもらおうというのが方針だという。
高いのは、一杯で一万円というのがあるというが、
これは全く儲けがないそうだ。
店は狭いが、落ち着いた雰囲気だ。
奥には、テーブルがある。
上と下はトイレの写真
◆
枝つきのレーズン
自家製レーズンバターは、バターの塩分が
少ないものを使っているというが、たしかにとてもうまかった。
18年以上のスコッチで、水割りにしても腰が強い味で
酔い心地のいいものをというリクエストをしたところ
出してくれたのが、ジュラという銘柄。
27年もののシングルモルト!
ノド越しはスムースだが、後味の腰が強く、なかなかしっかりした味だ。
シングルモルトだというが、後に残る味は複数のフレーバーが織り成す素晴らしいものだった。
リタイアしたイギリス人が、イギリスから持ってきたもので、3本購入したのだという。
192本が製造された145本目というように
シリアルナンバーがついている。
アルコール度は60.9%だからかなり強い。
この上となると、アイル・オブ・ジュラ1965という蒸留所でボトリングから瓶詰したシングル・カスク37年ものがある。
リチャード・パターソン氏(マスターブレンダー)も絶賛の逸品だという。
全てにジュラ蒸留所のマネージャー、マイケル・ヘッズ氏のサインと通し番号入りで現定数は449本。
1965年蒸留で熟成樽はシェリー・バット。
特別なエッチング入りボトルでもちろん、ラベルも特別製。
ロウで封印しており、素敵な木箱に入っているらしい。
また購入者のパスポートが付いているため、このパスポートとボトル(空きビンも可)を蒸留所に行って見せるか、蒸留所に送れば、21年物のジュラをプレゼントしてくれるという!
これは普通のバーでも、置いているはずという10年もの。
アイル・オブ・ジュラはその名もずばりジュラ島に存在する蒸留所で、10年物は現在手に入る唯一のオフィシャルボトル。
色はやや濃いゴールドで香りは爽快な麦芽香。
味わいはライトでマイルド。
フィニッシュはすっきりさっぱりとした麦芽香。
ライトで非常に飲みやすいモルトウィスキーだ。
ジュラというウイスキーを作っているところは、「ジュラシックパーク」のモデルになった島だという。
南北40キロ、東西10キロ、人口は200人足らずの島には、野生の鹿が6000頭生息しているというまさに「鹿の島」。
仕込み用水は標高300メートルのバイル・マルゲイズ湖から引いているが、岩石帯のためかピート香は強くなく色も薄めだ。
比較的クセがなく、飲みやすいモルトだといえるだろう。
◆
これは、25年もので一杯2000円。
アイズレーのシングルモルトなので、かなり癖が強いという。
アイズレーモルトのウイスキーは、わかりやすく言えばルゴールというか、正露丸の味といえばわかりやすいかもしれない。(笑)
そういう味だから、好き嫌いのはっきりするモルト。
◆
葉巻も置いているし、タバコを吸う人が多いうえに、それほど広くはないから、私にはかなり煙かったが、まだ我慢できる範疇。
年中無休だというし、夜中3時ごろまで営業しているというから、ちょっと一杯うまいウイスキーを飲みたいときや、スコッチが好きだという方には、お勧めです。
お客さんも、本当に酒が好きな人が多く、バーテンさんも、なんというかとても好感の持てる方でした。
◆
アーガイル
東京都新宿区西新宿1−4−17第一宝徳ビル3F
03-3344-3442
営業時間:18:00〜05:00
JR新宿駅の西口の小田急ハルク裏手。
昭和信用金庫の斜め向かいの小さなビルの3階。
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