Tokyo Walk
2001年6月
住友クラブ
上の写真はUFOの内部写真ではない。
新宿住友ビルのロビーから上を見上げたところ。
このように三角形のカタチをしているところから、通称住友三角ビルとも呼ばれている。
ここに関連情報があり地図もあるのだが、このビル自体のWEBは探したが見つからなかった。
今回は、ここの47階にある「知る人ぞ知る?」住友クラブをご紹介。
といっても私は知らなかったのだが、ひょんなことから、ここを利用する機会にめぐりあえたのだが・・
東京にお住まいで、友人がここに掲載されている住友系の会社にお勤めなら、ここを訪れるチャンスは大幅に増えるはず。
ただし、一般の人だけは利用できない。
住友系の会社にお勤めの方で、その方が会員証をお持ちで、なおかつあなたに好意を持っていないと、利用できないはず。
もしここを訪れる機会があったら、ぜひマティーニを試されることをお勧めする。
少し「辛口に」といえば、おいしいマティーニを作ってくれる。
ご承知のように、007の映画では、ジェームズボンドは必ず美女と一緒にいるときは、マティーニを注文する。
しかしここでは隣に美女がいなくても、このマティーニの値段を知ると、そういったことは問題ではなくなるはず。
Zoom
ズームでご覧いただければよくわかるのだが、お値段が何と一杯200円!
もちろんラッキーなことに、横に美女でもいれば、何と200円で007の雰囲気が味わえるのだ!
◆
しかし、マティーニとは何ぞや?
という方のために・・
読みにくいので、ここから引用させていただくが・・
ドライ・マティーニは、ジンとドライ・ベルモットでつくるシンプルなカクテル。
が、その冴えた風味と、透明な酒の中に緑のオリーブがにじむたたずまいの美しさで、カクテルの帝王ともいわれる。
マティーニの誕生には諸説あるが、1910年、ニューヨークのニッカポッカ・ホテルのバーテンダー、マティーニ氏の手によって生まれたというのが定説のようだ。
時の財閥ジョン・D・ロックフェラー氏に捧げるためにつくられたという。
最初はジン3/4にドライ・ベルモット1/4くらいの比率だったようだ。
それが世の好みが辛口傾向になるにつれ、マティーニのドライ化もどんどん進んだ。
そして今では7対1から10対1くらいが当たり前になっている。
マティーニはドライであればあるほど粋。
そんな風潮も高まり、ベルモットはグラスをリンスするだけという粋人や通人もいる。
さらには、ベルモットの瓶の影をグラスに映すだけとか、横目で睨みつつジンだけをステアするとか、そのドライぶりについては極端すぎる伝説まで生んだ。
ベルモットはあくまで微量、しかもあのオリーブも不要。
そんな見た目も超ドライなマティーニを好む人たちもいる。
大きめに切ったレモンの皮で、ゼスト(果皮の油分)の霧を吹きかけるだけでいいという。
実際、ロンドンやニューヨークには、これぞドライ・マティーニの極上と、オリーブ抜きのマティーニを供しているバーもある。
しかし、グラスの立ち姿も、その中の風景も味のうち。長年オリーブの沈んだマティーニを飲み続けてきた身には、いかにも殺風景でもの足らない。
あの澄んだ透明な海の中に、渋い緑をにじませるオリーブがあってこそのドライ・マティーニ。
どんなに美味、極上といわれても、オリーブ抜きのマティーニは、小生にとっては寂しいマティーニなのである。
まあ、これくらいのことを知っていれば、一応話題にはことかかないでしょう。
マティーニに関してWEBで探したところ、あるある。
好きな酒による心理テスト
007の強さの秘密は、特注マティーニ?
誰でもおいしくできる手抜きマティーニの作り方
味わいにこだわる人のメニュー
ここにはジンの種類などにこだわった薀蓄
バーテンダー佐々木のちょっと大人の酒談
早く「ベスパー」を飲めるようになりたい
食前酒としてのマティーニ
これもかなり凝っている
自宅で雰囲気を出したいときの方法
続々と出てくるのだが、このカクテルには、それだけ凝りたくなる何かがあるのだろうか。
◆
話がマティーニへそれたが、その他のカクテル類も300円から350円。
いくらインフレ気味の時代だといっても、これくらいリーズナブルなお値段で楽しめるところはまずないだろう。
これは推測だが、多分住友グループの補助金か何かで賄われているのではないだろうか?
住友にお勤めの友人に感謝をしながら酔っ払う、というのがここの正しい楽しみ方であります。
店内はこのように落ち着いたムードで、この日のバーの前のラウンジには、女性だけのグループがいたりすることでわかるように、とても人気があるようだ。
奥には下の写真のような、食事のためのスペースもある。
レストランにきちんとしたバーがあるというのは、とても大事なポイントだと思う。
食事がうまくなるかどうかは、その前に何を飲むかによるといってもいいだろう。
ホテル以外では、こうしたレストランはなかなかない。
ビールもいいが、炭酸でハラがふくれないマティーニを飲みながら、何を食べようかと迷うのもまた、人生の楽しみの一つだ。
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