Tokyo Walk
2001 年 6月
新宿 タイムズスクエア内 三田屋
タカシマヤ タイムズスクエア 14F の三田屋を、ご紹介。
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三田屋はネット上に多くの情報があり、社歴、おいしさの秘密、さらには、池袋店など、探せば多くの情報があるのだが、なぜかメインのWEBは
見つからなかった。
普通はそこから支店一覧などでリンクをたどるというのが一般的なのだが・・
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混んではいなかったのだが、入り口で待っていると、突然、誰かが和太鼓を叩き始め、ホント驚いた。
だて突然なんだもの。(笑)
受付の、お姉さんに聞くと、これから音楽の演奏が始まる合図なんだという。
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席に案内されて、座るとほどなく、琴の演奏が始まった。
あまり馴染みのある曲はなかったけれど、BGMとしては日本情緒たっぷりで、なかなかよかった。
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店全体が何となく、とても日本情緒たっぷり。
兜が飾ってあるとか、店長と思しき方が着物姿で接客されるなどと、とにかく、いろいろな要素が、外国から来た方にはとても日本的で、ウケるだろうと思われる雰囲気で構成されている。
これは珍しい。
とにかく個性的なステーキハウスで、アメリカで言えば、ロッキー青木で有名なベニハナの日本版といえばわかりやすいだろうか。
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このように、青竹のインテリアもあり、日本フレーバーがプンプンしているのだけれど、和食の店ではなく、ステーキという取り合わせが面白い。
和食の店のこうした飾りつけの「日本」テイストはもっと、あっさり系統なのだけれど、ここのはコッテリで、そういう意味ではステーキ屋さんらしいと思う。
ランチタイムに行ってきたので、1900円のランチコースをオーダー。
普通夕食だと、8000円ほどだから、その値段に比べると、とてもリーズナブル。
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オリジナルワインがあるというので、赤ワインをグラスでオーダーしたが、まあ可もなく不可もなくというところが。
決してまずくはないが、感心するほどの味ではないと思う。
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そうこうしているうちに、煙と湯気でジュージュー音のしているステーキが運ばれてきた。
まだステーキが焼けるほどの熱さの鉄皿でステーキのを焼きながら、ニンニクのスライスしたものと一緒にいただくと、まさに三田屋ステーキの世界。
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食後のコーヒーもついているし、ランチメニューはホントお勧め。
夕食時にも、ほとんどおなかが空かなかったほどボリュームがあった。
夕食に食べ放題へ行こうと思っている方は、ここでランチを食べないほうがいいと思う。(笑)
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テーブルクロスや、ナプキン、そして床のじゅうたんの色などがなんというか、欧米っぽいのが印象的だった。
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脱いだジャケットや荷物を椅子に置くと、このように匂いや、油から守るためのカバーをかけてくれるのだが、この色合いも、なかなかのもの。
サービスもいい。
従業員も丁寧すぎず、かといって、不足するわけではない、いわゆる自然な接客態度で、好感の持てる店だった。
神戸に住んでいるときはよく行ったが、味はその当時のままでとてもおいしい。
何よりも他の店と違うのは「日本の店」を外国人に対して意識しているというような雰囲気が感じられた。
そういう意味ではとても新鮮に思えた。
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