Tokyo Walk
2001年6月
NECCA
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渋谷は、新宿とも銀座ともまた違った雰囲気の街だ。
渋谷には、韓国流のインターネットカフェ「PCバン」をモデルとした、インターネットカフェインターネットカフェ「Necca 渋谷店」があるというので、早速WATCHのため渋谷へ。
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しばらく来ないうちにずいぶん様変わりしている。
スターバックスかと思ったら、違う店だった。(笑)
紛らわしい、色とデザインだ。
マンガCAFEなんてのもあるようだ。
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ロケーションは交番のすぐそばで、上の写真の右側のビル「ちとせ会館」の3階にある。
正確な場所はここをご覧あれ。
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モデルになった「PCバン」というのは、ネットワークゲームを楽しむための場所を提供するという目的で作られた店で、現在韓国には1万7,000店が存在するという。
「Necca」は、高速回線でネットワークゲームやインターネット電話が快適に使用するために作られ、オンラインとオフラインをつなぐネットワークゲーム大会なども開催されているようだ。
この渋谷店は日本での第1号店だという。
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エレベーターを降りると目の前に入り口があり、初めての人は会員登録をしてから利用することことになっている。
入会費は1時間分の利用料を含む200円で、入会が完了するとメンバーズカードと、ログインカードが発行される。
利用料金は1時間500円。
ログインカードにある情報を、画面の項目にキーボードで入力して右下にあるOKというボタンを押すとこのような画面になる。
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「Necca」は、広い店舗で高スペックの環境を提供する点も特徴だという。
回線はNTTコミュニケーションズの専用線、および東京めたりっくのSDSLを利用し、回線速度は合計約10Mbpsだというので、早速WEBを開いて速度を計測してみた。
午後の時間帯で、人はそれほどいなかったが、おなじみのここのサイトを利用して回線速度を計ったら、56K/ISDN
では25520cps。
Large
Graphic (470KBytes) では、32540cps。
ちなみに、新宿のセミナーを開催している、STEC27のトレードフロアの速度は、49880cps。
Large Graphics では、57670 cps。
マシンは数台しか動いていなったから、その点を考えても、NECCAの回線速度はそれほど速いわけではない。
まあ、ゲームをやるのならコレくらいでも十分なのだろう。
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PCはPentiumIIIの866MHz、メモリ128M、ハードディスク20GBを計80台設置。
店内はネットワークゲームエリア、2人で座れるプライベートエリア、持参のノートPCを接続して使えるモバイルエリアなどに別れている。
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インターピアによると「Necca」を2003年までに国内500店舗への拡大する予定で、イー・サムスンジャパン、コンパックコンピュータ、住友商事などから出資および提携を受け、今後は通信キャリアやゲーム企業とも提携したサービスを行なってゆくという。
「コミュニケーション空間・遊び・教育」の3つをキーワードにインターネットを介するあらゆる情報のステーションという位置づけで、この渋谷1号店を皮切りとして2001年に直営、フランチャイズを含めて23店舗、2003年までに累計500店舗を全国展開する予定だという。
利用者を1日1000人くらいと見積もり、2001年末までに5億円の売り上げを目指すという。
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私は、こういうのでゲームをやると目が疲れそうだし、ゲームには興味がないから、こうした店のよさはイマイチピンと来なかったのだけれど・・
韓国では日本のゲームセンターのような娯楽施設がなく、PC房がその代わりを務める形で若者の支持を集めたために発展したといわれているが、この「NECCA」は韓国型のインターネットカフェそのままではない形態だという。
娯楽施設の多い日本で展開するため、韓国とは違う独自色を打ち出したということらしいが、「なるほど」というような特色が何なのかはよくわからなかった。
渋谷のような、人がよく集まる立地条件なら、採算は合うかもしれないが、地方都市などではどうだろうか。
このくらいの客の入りで、はたして儲かるのだろうか?というのが正直な感想だ。
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