ハイローバンド・ギャッププレイ
 

 


エントリー(買い)の条件

青い移動平均線は「5日高値移動平均線」(5Hi MA)
赤い移動平均線は「5日安値移動平均線」(5Lo MA)
緑の移動平均線は「20日(終値)移動平均線」(20MA)
 

図1

エントリーの条件・ロング(買い)の場合で解説・ショート(空売り)は逆

買いの場合の条件。

@始値が、20MA、5HiMA、5LoMAという三本のMAより上であること。
A始値が、過去5日間のローソク足本体の高値を超えていること。
B適度な幅のギャップアップをしていること。
C移動平均千の並び順が、下から20MA,5LoMA,5HiMAとなっていること。



注意点

買ったら必ずストップを設定しておく。

買いの場合、前日までに陽線が2本続いていたらパス。

エントリーの前日のローソク足は陽線1本までなら買ってもよい。

陽線が1本でも、平均的な値幅の2本分の長さがあれば、2本と換算してパスする。

陽線が前日まで2本続いている場合は、陰線が出るまで待つ。

陰線が出るまで待つのはそれまでの買い手の売り圧力が、リリースされ解消されていることを確認するため。

売り圧力が抜けていることが重要になる。

 

ギャップ幅に注意

適当なギャップ幅のものがいい。

20日間のローソク足本体の平均値を値幅とすると、その30%以上のギャップ幅が望ましい。

小さすぎるギャップ幅はダメ。大きすぎるものも避けたほうがいい。

 

 

利益確定とカットロス

エントリーした方向へ動いた場合は、次のどれかの条件で売る。

@一日の平均的なローソク足以上に相当する利益が出た位置で手じまい。
A翌日ギャップダウンしたら脱出する。
B当日が陰線でも、翌日ギャップダウンしたら脱出。
C2回ギャップダウンしたら必ず脱出。
D買ってから5日目には脱出。

カットロスは、買いで入って値下がりし、次の条件になった場合に実行する。

リスクを下げたい場合は、寄付から、1日の平均的ローソク足の値幅分下げた時点でカットロスして売り。

リスクを取ることができる場合は、株価が 安値移動平均千(赤い移動平均線)に触れた時点で売り。

買いで入って、当日、値下がりはしたが、カットロスのポイントまでは下がらなかった場合は、翌日までホールドする。

上記の条件で、利益が出たら脱出し、逆ならカットロス。

いずれにしても、2日間ホールドして、2回ギャップダウンしたら必ず脱出すること。

また、利益確定ポイントやカットロスポイントへ株価が到達しなくても、5日目には必ず脱出すること。
 

 

ストップのつけ方

買ったら、まず何をやらなければならないか?

注意のところで「買ったら必ずストップを設定しておく」と書いたが、利益が出たときの皮算用はあとにして、トレードを中止するポイント、つまりストップのポイントを必ず設定しておくこと。

これは絶対に守らなければならない。

アマチュアのトレーダーは、ストップをつけていないために、下がってしまうと、売る基準がないために狼狽することになり、結果として長期間下げてしまっても、持ち続けることになり、塩漬けになってしまうのだ。


この例では、買った位置にストップを設定する。

つまり翌日の始まった位置が、このストップの位置よりも下なら売るわけだ。

 

さて翌日はギャップアップ。

基本的に株価が上がると、ストップの位置は比例して上げてゆくのだが、あまり上げすぎると、ギャップダウンで始まって上昇する場合に、売らなければならなくなる。

移動平均線の並び順がいい場合は、ストップの位置を「深め」にして、移動平均線の並び順が悪いときには、ストップの位置は「浅め」に設定する。

深めというのは、現在の位置から距離をおいてストップの位置を設定するということだ。

浅めというのは、現在の位置から比較的近いところに、ストップを設定するということになる。

 

この場合は、前日と、前々日よりも、ストップの位置が相対的に浅めに設定している。

つまり同じ色のローソク足が3本続いているため、翌日は下げる可能性が高いことになる。

だから大きく下げて始まった場合に、売るためには、ストップの位置を浅めに設定しておくというわけだ。

つまり脱出したければ、ストップの位置を浅くしておくのだ。

 

翌日は案の定、ギャップダウンで始まったが、ストップより上の位置で始まったので、脱出はしないでホールドだ。

結果的には陰線で下げて終わったが、陽線となり株価が上がって終わることもあるから、ストップに当たらなければ、ホールドをすることだ。

だが翌日は、買ってから5日目になるので、どちらにしても始まった値段あたりで売りだ。

 

赤いマークの位置で売り。

 

緑色のゾーンが、利益の幅だ。

 

 

危険なパターン

図2

図2を見てください。

赤いゾーンを見ればわかるように、買った日からは株価は下がってしまっています。

黄色いゾーンの

緑が20MA(移動平均線)赤が5LowMA 青が 5HighMAです。

この並び順が買った日には交錯しています。

図1では 下から緑の20MA(移動平均線)赤5LowMA 青 5HighMAという順番で並んでいます。

 

日本株の場合

図3

 

上は日足チャートで下は30分チャート。

 

図4

 

図5

 

 

 

利益確定とカットロス

エントリーした方向へ動いた場合は次のどれかの条件で脱出する。


一日の平均的な値幅以上に相当する利益が出た位置でポジションをクローズする。

翌日ギャップダウンしたら脱出する。

陰線が出ていても翌日ギャップダウンしたら脱出する。

2回ギャップダウンしたら脱出する。

5日目には脱出する。


 

基本的な 翌日のアクション

・ ギャップアップしたらホールドでさらに翌日まで持ち越す



 

 

 

 

 

 


ハイローバンドギャッププレイの成績

ではこのプレイではどれくらいの成績を出せるのだろうか?

ギャッパーズアイに毎日掲載している、ハイローバンドギャッププレイだが、このトレード方法での利益は月平均で20から50ポイントくらいだと書い ている。

2005年7月は40ポイント弱。

エントリーの頻度を見ると・・

2005年

01月28トレード
02月40トレード
03月35トレード(下旬からスイングスキャン使用)
04月46トレード
05月34トレード
06月30トレード
07月36トレード
08月25トレード
09月22トレード
10月37トレード
11月18トレード
12月15トレード
2006年
01月19トレード
02月19トレード
03月20トレード
04月29トレード
05月22トレード
 

次に獲得ポイントで比較してみると次のようになる。
1000株換算で1ポイントは1000ドル(約11万円)

2004年

11月40ポイント
12月38.15ポイント

2005年
01月38.21ポイント
02月37.6ポイント
03月32.45ポイント(下旬からスイングスキャン使用)
04月73.97ポイント
05月75.08ポイント
06月54.50ポイント
07月39.62ポイント
08月31.65ポイント
09月71.04ポイント
10月60.42ポイント
11月92.56ポイント
12月17.62ポイント


2006年

01月33.29ポイント
02月28.83ポイント
03月49.80ポイント
04月58.68ポイント
05月77.54ポイント
 


下の黄色の部分はナスダック総合指数の6月のチャートだが横ばいで、トレンドがないかなり難しいゾーンだ ったにもかかわらず、成績がよかったのはGOOG の頑張りが大きかったようだ。

6月のナスダック総合指数





下の黄色の部分はナスダック総合指数の7月部分のチャート。

マーケットは上昇トレンドで強かったが困った時のGOOG は 一度も登場せず。(笑)

6月に比べて15ポイント弱のマイナスの差には当然 GOOG が含まれているが、6月の GOOG のハイローバンドのポイントは合計で 25.8 ポイントだったから、10ポイント以上は他の銘柄が頑張ったということになる。

7月のナスダック総合指数


7月の損失の最大のものは下のように、7月10日のCECO の突然の下落による -2.4 ポイントが最大のロスだ。

このトレード方法は複数銘柄にリスクを分散するため、ストップをつけないのだが、9ヶ月に一度だけそのデメリットが現われたということになる。

だがほぼ180日間毎日すべての銘柄にストップをつける手間と、こうした非常に少ない頻度で発生するリスクを天秤にかければ、このレベルのパフォーマンスが叩き出せている以上、全く問題ないと断言してもいいだろう。



指数のチェックでトレンド変化のきっかけを掴む

株価は8月の3日目から下げ始めているが、それまでの、ギャッパーズアイでのナスダック総合指数でのコメントを見ると・・
 

7月29日

ギャップダウンで開始・ロングサイドは利益確定だな・・新たなエントリーはあわてずにじっくりトレンドを見ることだ。

8月1日

ギャップアップで開始なのでロングサイド領域・ショートサイド銘柄は利益確定だろう・新たなエントリーは条件を厳しく設定

8月3日

ギャップダウンで開始なのでロングサイドは利益確定か?・新たなエントリーは条件を厳しく設定

8月4日

始まった位置は一応ロングサイドだが・・新たなエントリーは条件を厳しく設定


 

株価は8月の3日目つまりこの4日から下げ始めているが、その前日の8月はギャップダウンで始まっている。

そして注目すべきは、その前のローソク足の Bullish 20/20 だ。

これはセミナーで解説しているように、注意を払うべきシグナルで怪しいと思ったら、即アクションをとることが大事で、ギャッパーズアイをご覧になればわかるように、4日にはロングサイドはすべて手仕舞いし、ショートサイドへ3銘柄ホールドしている。

ハイローバンドギャッププレイではこのように、マーケットの大きなトレンドを見ながら、エントリーの後のシナリオも考え、個別銘柄への資金投入の按配を調節することだ。

安定したゲインを叩き出すためには、これは大事なポイントになる。

ハイローバンドギャッププレイがどうもうまく行かないというのは、大きなトレンドを掴めていないというのが最も多く見うけられる、 根源的な原因の一つなのだ。
 


さて今後の展開はどうなるだろうか?

8月の終わりに、Bullish 20/20 が出現して二日間赤いローソク足つまり陰線が続いている。

つまりここから下げに転じる可能性もあり、ロングサイドへ一気に上昇するシナリオも十分に考えられる。

ポイントは、緑の20MAがレジスタンスになるのか、それともサポートになるのかを見極めることだろう。

それまでは動く方向を特定せずに、どちらへ動いて出動できるように準備をしておくことだ。

こうした点から私は金曜日にはポジションはすべてクローズして、この週末を含めた3日間を、ストレスなしで過ごすという作戦を取ったというわけだ。

ギャッパーズアイでの金曜日の詳細はこちら


ハイローバンドギャッププレイのポイント

ギャッパーズアイに掲載した、10月27日から11月29日までの一ヶ月でのプレイを分析してみた。

AAPL +4.6point・XMSR +0.4・RIMM +1.3・AAPL +4.5・TZOO +3.56・QCOM +0.35・EBAY +3.0・QLGC +0.06・SBUX -1.13・BIIB -1.6・TZOO -2.47・PLMO +3.2・DELL +1.5・INSP +7.0・LLTC +0.9・XMSR +1.95・COST +0.8・AMZN +0.8・AAPL +4.0・QCOM -0.47・YHOO -0.94・XBUX -0.1・ADBE +1.35・OSTK +5.2・EBAY +1.5・PIXR +0.2・BRCM +0.55

トータルのゲイン 40.01points

23日間で27銘柄を売買して40.01ポイントのゲインという結果となった。一日平均では1.73ポイントのゲインで1銘柄につき1.48ポイントのゲイン。1000株単位の売買なら約4万ドル、500株なら2万ドル、200株なら8千ドル、400株なら1万6千ドルのゲインとなる。

このハイローバンドギャッププレイの特徴は、エントリーの値段と脱出の値段をピンポイントで執行する必要はないという点だ。デイトレーディングでは、短時間で執行の値段をピンポイントで指定し、それを実行させなければならない から経験の少ないトレーダーにとっては、少し訓練をする必要がある。

だがこのプレイでは、売買は大体の値段でいいわけで、シミュレーションからから実トレードへ移行したときでも、実際に執行するという点では、実行が簡単なのも、大きな特徴のひとつだ といっていいだろう。

そのため受講者用掲示板を見ても、多くの方がこのプレイを検証されているが。比較的よい結果が多く見受けられるのは、こうした理由からだと思う。

ギャッパーズアイの この一ヶ月の結果から、このトレード方法をで運用する際に注意しなければならない点をいくつか挙げておこう。
 

銘柄数に注意

ギャッパーズアイの記録からわかるように、同時にホールドする銘柄数は、想像されていたより意外と少ないと思われる方が多いはず。

最大で5銘柄程度、少ないときは1銘柄ということもある。もちろんリスクを分散するという観点では、理論的に銘柄数は多い方が有利になる。

だが確率の高いプレイであれば、銘柄数を増やしてリスクを分散しなくても、もともとリスクが低いわけだから、大きなドローダウンをそれほど恐れる心配はないというわけだ。

現に記録を見ても、毎日ホールドしていた銘柄数は、割と少なめだということがわかるだろう。

そうした比較的少なめの銘柄保有での最大のマイナスは TZOO の -2.47 ポイント。一方最大のゲインは INSP の7ポイント。ゲインがロスを大幅に上回っていることからも、この手法ではこれくらいの銘柄数でも比較的安全だということはいえるだろう。

さらに銘柄数がこれくらいだと、銘柄の管理が容易になるという利点がある。

保有する銘柄数が多すぎると、毎日継続してみればわかるが、かなり大きな心理的なプレッシャーとなる。だから基本的に選択するのはブレイクスキャン の30銘柄からということに限定している。

毎日の候補銘柄が多すぎると、どうしても集中力が続かなくなり、エントリーと脱出の基準が甘くなってしまう。

結局は条件の悪い銘柄を多く含んだ状態でオーバーナイトをする、というよろしくない状況になってしまい、眠りも浅くなろうというものだ。

トレードで大事な点は、理想的なエントリー条件に近い銘柄だけに絞り込み、「安心して熟睡できるかどうか」という点にかかっていると思う。

だから良い条件のセットアップが、毎日どれくらいの頻度で現われるのかを観察して、その数にあった銘柄を保有するという点が非常に大事になるわけだ。

このハイローバンドギャッププレイは、3本の移動平均線をブレイクしてギャップをつけるという、いわゆる4つの条件を満たした、いわゆる日足の「クアトロセットアップ」という条件で執行をする わけで、条件にさえ嵌れば、素晴らしいゲインを叩き出せるのだから。


最初はカットロスポイントを薄くする

さらにこのトレード方法は、カットロスの基準が明確なのも大きな利点だ。

さらに何段階にも、リスクの幅をコントロールすることができるから、それまでの成績や保有銘柄数、資金量とポジションの大きさと組み合わせることで、柔軟にカットロスの条件を設定することができる。

今回は、カットロスをできるだけ薄くしているから、ロングサイドで言えば赤いローバンドに当たって、脱出している例は皆無だ。

いいかえれば、ロスを少なくする代わりに、大きなゲインも狙わないというルールを採用したというわけだ。

またエントリー前に、トリガーを引くという条件で、反対サイドへ動く力を逃がした後で、その方向へエントリーするというルールは、非常に大事だということも、連続してご覧になることで、よくお分かりいただけたはず。

今回のギャッパーズアイでは、解説をするという目的があるため、こうした点では多少甘い条件の場合でも、あえて含めてい るから、ルールを守っている限り、これ以上悪いパフォーマンスは出ないはずだ。


手仕舞いのヒント

最近はハイローバンドギャッププレイに関する問い合わせを、たくさんいただいています。

ハッチさん、Coolで回答頂きましてありがとうございました。 まずはデイトレで実績を積み、その後トレンドの方向がはっきりしている時にはオーバーナイトも半分のポジションで試すという事ですね? チャレンジしてみます。

ただ一点、「当日逆に動いたらオーバーナイト」ルールですが、何銘柄(日本株)かシュミレートしたところでは、あまり芳しい結果が得られませんでした。 (エントリー条件は、ギャップやトリガー、20MAの傾きも含め、極力ハッチさんのルールに従っているつもりなのですが)

終値でHLバンドの中にもぐりこんでいるという事は

・HLBGプレーのエントリー条件は既に無効になっている
・ボラティリティブレイクアウトが失敗に終わっている
・直近のモメンタムが逆方向に向いてしまった

と、かなり不利な状況にあると思います。 頼みの綱は、

・20MAのトレンドを根拠にエントリーしている
・まだ逆方向のHLバンドには、髭すら触れていない(触れたら損切の為)
の2点ぐらいです。

私の限られたシミュレーションの範囲では、

・終値がHLバンドの中にあれば、損切で手仕舞い又は
・結果がどうあれ、とりあえず終値で手仕舞い

の方が無難と結論されましたが、これはまだシミュレーション不足と考えた方がよろしいのでしょうか? トレーダーの裁量の範囲内かもしれない質問で申し訳ありませんが、明確に否定して頂ければ、迷いなくトレードできる気もします。 ぜひよろしくお願い致します。
 

結論から書きますが、手仕舞いのヒントです。
 

日産自動車(7201)

 

利益が出ている場合、その銘柄の一日の平均的な値幅が獲れたら、欲を出さずに脱出するという考え方もあります。

 

日産自動車(7201)のレンジアベレージ

 

上のチャートの赤い線は100日の平均値ですが、この銘柄の場合約20円です。

ですから、その方向へ動いた場合、20円獲れたら(一日の平均値でという意味で)脱出というルールもありです。

その場合下の例のように、日足より短い足を使うことで、より柔軟な脱出をすることができます。



日産自動車(7201)の半日足
 

「20円くらい獲れた時点で脱出」というルールを設定すれば、こうして前場と後場の始りや終り(この例では27日の前場の終り)で脱出することもできます。



 


この例では4日の前場の始まりで脱出しても、ギャップアップのため30円近いゲインがあります。

この方法は、日足ベースで脱出ポイントを決めて、それより短い足で同じ条件を満たしたら、脱出するという方法です。

ただ、どうしても日足でのスウィングプレイとイントラデイプレイを混同してしまいがちですから、気をつけてください。

もちろん米国株では、半日足ではなく、30分足や60分足を応用することもできます。

このプレイはこのようにゲインの幅を固定することで、利益確定をより確実にすることができます。

この自動的にマークが出るモジュールは、もちろんプロトタイプのため、公開していませんが、昨日の時点での最新バージョンです。

このように日足でも、半日足でも安定した性能を発揮するところまで、開発が進んでいます。

 

「当日逆に動いたらオーバーナイト」ルールですが、何銘柄(日本株)かシュミレートしたところでは、あまり芳しい結果が得られませんでした。

(エントリー条件は、ギャップやトリガー、20MAの傾きも含め、極力ハッチさんのルールに従っているつもりなのですが)


ということですが、芳しい成績が得られないというのは具体的にどういう状態でしょうか?

カットロスになったのでしょうか?

ルールどおりのカットロスなら何も問題はありません。

勝率が100%のプレイなんて存在しないのですからね。

 


終値でHLバンドの中にもぐりこんでいるという事は

・HLBGプレーのエントリー条件は既に無効になっている
・ボラティリティブレイクアウトが失敗に終わっている
・直近のモメンタムが逆方向に向いてしまった

と、かなり不利な状況にあると思います。
 

の件ですが、「ローソク足が終値でHLバンドへもぐりこんでいる」のは、エントリー条件とは無関係です。

エントリーはローソク足の始り値付近ですから、終値とは関係ありません。

次の点「ボラティリティブレイクアウトが失敗」と考えていらっしゃる根拠ですが・・

信頼性の面から、ローソク足がバンドの中へ入ったという「一つだけの条件」だけで成否を決定するのはいかがなものでしょうか。

また「直近のモメンタムが逆方向に向いてしまった」と断言されていますが、このプレイはモメンタムプレイではなく、トレンドプレイです。

 

「ルールに従っているつもりなのですが・・」と書かれていますが、トレードでは本当にそうなのかを、どのように見極めるのかという、正しいルールとその根拠が明確なことが必要だと思います。

言い換えれば「売り手と買い手の関係をきちんと理解する」ことです。

具体的なチャートを添付していただければ、具体的に解説できますので、こういうご質問には、チャートを添付されることをお薦めします。

曖昧なご質問に対する答えは、どうしても曖昧になってしまいますからね。


このプレイは複数銘柄をホールドするというのが前提ですから、昨夜のように銘柄数の少ない場合は、より理想的なパターンに絞ることが必要になります。

セットアップ条件に合った銘柄が少ないということは、銘柄数を増やすことによるリスクの分散ができないわけですから、チャートのパターンによって、リスクを減少させなければなりません。

ただこの方法では、チャートを読む力、つまり見る目を養う必要があります。

これに代わる方法としては、銘柄数が少ない場合、ポジションを減らすことです。


「・・の方が無難と結論されましたが、これはまだシミュレーション不足と考えた方がよろしいのでしょうか?」

これも結論についての判断材料になる具体的な根拠がわかりませんから、返答のしようがないのですが、このような質問をされるということは、シミュレーションが不足しているのだと考えていいと思います。
 


ハイローバンドギャッププレイの信頼性を高める方法

このプレイの基本ルールは簡単なのだけれど、追求すればかなり奥の深いプレイだ。次のご質問からも、そのことはよくお分かりいただけるだろう。

ご無沙汰しております。2003年3月基礎の受講生、**(広島)です。添付したKLACの2トレードについてですが、1回目はカットロスポイントの設定ミスだろうと思っていますが、2回目はそれを考慮してHighMA+0.1Pにストップマーケットを設定しました。




結果、微妙にひっかかったのですが、2回も同じ銘柄で同じ様な負け方をするとかなりヘコミます。この2トレードは何か基本的に間違っているという点があるのでしょうか?お時間があれば教えていただけませんか? よろしくお願いします。

追伸
私のカキコミへの返信を時々いただきますが、 とても励みになっています。 ありがとうございます。
 

上の添付チャートではわかりにくいので、CQGのチャートで同じ銘柄を表示しました。


 

このプレイは、4銘柄以上へ分散してエントリーする方法ですから、カットロスになる銘柄が1銘柄くらいあってもトータルではきちんと利益が出るはずですから問題ないと思います。まあ一つくらいは仕方ないということです。そうはいっても気になるものですよね?

上は自動的にエントリーポイントを表示させるモジュールを動作させていますが、エントリーされた黄色いマークの位置には、マークが出ていません。何故テストをするのかは、こうしたケースで信頼性を上げるためなのです。このマクロの判定ロジックは、残念ながら公開できませんが、目視で避けることはできます。

そのヒントはMAの順番と傾きです。ここまで書けばわかりますね?

それと上のチャートを見てください。 緑の細い抵抗線は、このチャートより前にあるローソク足の抵抗線です。マークのあるローソク足は、ここにぶつかって跳ね返っています。確実性を高めるには、こうした抵抗線のないパターンだけを選択するように絞り込むことです。


 

 

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CQG Inc.社のチャートを使用しています

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