990720 Tues.
ダウ
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今日は191.55ポイントの下げ。見事なダウントレンドです。
ナスダック
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あえて引いたトレンドライン。
ラインを引いてもあまり意味がないマーケットでした。
マイクロソフト ・ MSFT
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今日のマイクロソフト
ギャップダウンから始まり大きく下げたマイクロソフト。
昨日、今後の展開を見るうえで、NASDAQの年間チャートをチェックして高値圏だと指摘し、こういうコメントを書いていましたね。
「下手な考え休むに似たり」っていう諺もあります。
下がるまで待つのも賢い選択です。
と書きました。
今日は様子見だった人は、よかったですね。
ショートをした人もです。
ダウの週間チャートです。
上の抵抗線を切ると見事に下がっています。
下の抵抗線を切るとさらに下がりました。
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ではダウの年間チャートを見ましょう。
どこまで、下げるか?水平の抵抗線を切るとさらに下がりそうです。
赤線が40日の移動平均線・黄色が20日の移動平均線。
白丸あたりで反発すれば上値を狙えます。
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次に、NASDAQの年間チャートです。
赤線が40日の移動平均線・黄色が20日の移動平均線。
こちらは、ダウよりさらに高いところでしたから、大きく下げましたが、まだこのあたりです。
40日の移動平均線にヒットするのを待つことをお勧めします。
スウィングするタイミングを間違えないことです。
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さて、マイクロソフトの週間チャート。
チャートを見ると、ここ2日の利益をすべて吐き出したようです。
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水平の抵抗線は、こういう時の判断には非常に有効です。
見事に教科書通りの動きをしています。
マイクロソフトの年間チャート。
水平線が下値抵抗線だと見ています。
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スウィングトレードはもう少しはっきりしてからでないと、危ないですね。
中長期の大きな流れをしっかりつかんでいないと、大きな利益を得ることはできません。
どの銘柄にも共通することですが、レンジつまり上下の振れ幅を見て安全性の高い場所で、思いきって資金を投入して、大きくゲインを狙うという作戦なら、低いリスクで大きなゲインという、一見相反するような結果をつかむことができます。
トレードを毎日続けることが最上の選択ではありません。
冷静になって、有利な状況をじっと待ち続け、ここぞというときには大胆にトレードをして、大きく稼ぐ。
デイ・トレードなら昨日今日とトレードを休んで、好きな事をする。
自由に時間を使うことができるのです。うるさい上司やあなたを監視する人はいないのです。休むことを決断するのも実力のうちです。
自分で考えた作戦を、自信を持って実行する勇気も、時として必要ではないでしょうか?
こういう発想でトレードを続ければ、長期間安定した成績を残すことができると思います。
トレードは集中力と的確な判断が求められます。
引っ張りつづけたゴムはいつかは切れます。
時には緩めながら引っ張ることです。
メリハリのあるトレードが、人生をも、メリハリのあるものにしてくれるのではないでしょうか?
990720 Tues.