3 Days Japanese Seminar at Seattle office
Risa
の セミナー奮戦記
感動怒涛緊張の三日間が無事終了しました。フー。
通訳としての私にとっても、はじめてのセミナー参加なのでした。
自慢ではないですが、おぎゃーーっとこの世に飛び出してから、馬渕さんと運命の出会い(?)を迎えた、ほんの少し前までは、株の「か」の字にも触れたことのない人生でした。
それが何の因果か、通訳をさせていただくことになり、喜んだのもつかの間・・
私の前には知識の壁が「どどーーん」とそびえ立っていました。
そう、私にとってこの世界はまるで未開の地のようなもので、見るもの聞くもの全てがわからないことだらけ。
とりあえずセミナーの資料に目を通し、ニュースに耳を傾け、せめて感覚だけでも(何の感覚だ?)身につけようとトレードフロアーを「ウロチョロ」して、プロトレーダーの真髄を知るため、馬渕さんの家にお邪魔して、いろいろな話を伺い、ご飯をごちそうになり、お酒をそれなりにいただき、カラオケを歌い、馬渕夫妻の素晴らしい歌と演奏のパフォーマンスに身も心も酔いしれて、、、、、えーーと、何の話でしたっけ???
あ、そうそう、プロトレーダーの真髄ですね、はい。
まぁ、とりあえずそんな感じで私なりの準備と心構えのうえ、今回のセミナーに挑んだわけです。
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セミナー当日、不安と緊張の中、参加者皆様のお出迎え。
第一陣がバスで到着。びっくりしましたねぇ〜。
え?
なぜって?
参加者の皆様が私の想像とまったく違っていたからです。
私の想像の中では歳は50代後半から60代、頑固で真面目で堅そうなおじ様がたの軍団がやってくるのだと思いきや、バスから降りてくる参加者達はみんな若くて元気はつらつオロナミンCという感じでしょうか。
どうして私が参加者に対してそんな固定観念を持っていたのかについては得に理由はないのですが・・・
とにかくみなさん、時差ぼけなんてなんのそのという意気込みで、それが私のうけた初セミナーでの第一印象でした。
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一日目・二日目は馬渕さんが日本語で直々講習。
その間通訳の私はちゃっかり参加者の皆様に紛れてしっかりセミナーに参加させてもらいました。
あらかじめ資料には目を通していたものの、わからないことが多すぎてどうにもこうにも・・という状態だったのですが、やっぱりセミナーはすごいですね。
たくさんのかたが、わざわざ日本からいらっしゃる意味がよーーくわかりました。簡潔でわかりやすくかつおもしろい。
すっかり自分が通訳で来ていることを忘れてしまうほど、没頭して聞いてしまいました。
ところどころ、ジェスさんが講師としてExecutionerの操作方法などを説明。
そんなときは通訳の私の出番。とはいってもジェスさん、これまた日本語がなかなかお上手なのでほとんどは自分で「これ、ここクリックすればいいのね」などと日本語で説明されていました。(笑)
そんなわけで最初の二日間、通訳としての私の出番はほとんどなく、ほっと胸をなでおろし(?)最終日の三日目へ突入。
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三日目は月曜日。
いつもなら、あいているはずのマーケットが祭日のためクローズ。
ということでライブトレーディングは見られないかわり、西海岸でNO.1といわれているプリスティーンノースウェスト社が誇るプロトレーダー兼社長のマークさんが、一日中講師としてセミナーに参加。
さぁ、ここからが私の出番本番で、始まりました三日目。
以前、東京で医療関係の通訳をしていたことがあり、通訳自体はエキスパートとは言わないにしろ、ある程度の自信があったのですが、何より今回は自分の専門分野外。
参加者の皆様から漂う白熱したオーラに私の緊張感は高まるばかり。
あらかじめマークさんとは打ち合わせをしてどんな内容のことを講義するのかという話はしていたのですが、その時あまりにも細かくしつこくいろいろ質問する私を見てマークさんが一言。
”You'll be fine.”
訳すと「大丈夫、何とかなるよ」みたいなニュアンスなんですが、これアメリカ人よーく使います。
絶対やばいだろーというシチュエーションでも、ものすごい笑顔で”You'll be fine.”と言ってるアメリカ人、そして言われたけど結局何とかならなかった日本人、たくさんみてきました(笑)
そんなわけで私もその一人になるのかしら・・とちょこっとドキドキしながら、それでもマークさんの優しい言葉にすがるような気持ちで、いざマイクをつけて通訳開始。
通訳としていつも心がけているのは、とにかく話していることを、正確にわかりやすく聞き手に伝えること。
「それが通訳の仕事だろ」と言われてしまえばそれまでなのですが、これがなかなか難しいものなんです。
言葉の伝達ゲームってご存知ですか?
ある程度の長さの同じ話を列に並んではじの人から順に自分のとなりの人に伝えていくというゲームなんですが、まぁ大抵は一番最後の人にまでたどり着いた時には、話が全く違うものに変わっていて、一体どこでどう話しが食い違ったんだ?(笑)
「私はきちんと言われたとおりに伝えたわよ!」という感じで盛り上がり、大笑いしておしまい。
要はこのゲームと同じで、自分が聞いたことをそっくりそのまま次に伝えるというのはほぼ不可能に近いということです。
人それぞれ言葉の受け止め方が違うので、100%というわけにはいきません。
ただ通訳の仕事はゲームとは違うので、話が食い違ってあっはっはっと笑って終わるわけにはいかないのですね。
今回は特に遠路はるばる日本から大切な時間とお金を使われて、セミナーを受けにこられたわけです。
少しでもマークさんが言いたいことを、正確かつ明確に通訳しなくてはと気合満タンでのぞんだ三日目。
ところどころ説明に困り言葉に詰まった時もありましたが、そんな時は白馬にのった王子様のようにさっと馬渕さんがやってきてくれてぱっとフォロー。
マークさんは私が通訳しやすいようにと、文と文の間に十分時間を置いてくれたり、わかりやすいように話してくれたりとスタッフ側の大きなバックアップに支えられ順調に最終日を終えることができました。
終わった時は思わずガッツポーズでしたね。
その瞬間をしっかり写真に撮られてしまい、その上しっかりホームページにも載せられてしまったのですが、そんな私のガッツポーズ写真と三日間セミナーの様子をもっと詳しく知りたい方は、日本語トレードセミナーのレポートをご覧ください。
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私が通訳をしていて一番良かったなぁと思うのは「出会い」のときです。
今回もセミナーを通してたくさんの方と、お会いしました。
仲良くご夫婦で参加されたOさん夫妻、日本食が恋しいと、高級和食レストランのあるホテルへ移動、滞在されましたが、ごはんはおいしかったですか?
特注おむすび食べられましたか?
最終日にダウンジャケットをフロアに忘れて帰ってしまわれた、写真好きのOさん、写真ができあがったらぜひメールで送ってくださいね。
北極で自給自足をしたい、と言葉のハンディキャップを乗り越え、アドバンスのセミナーも受けていらっしゃった別名北極くん、Yさん。
親子で仲良く参加されたKさんとNさん、セミナー後はハワイに旅行とのことでとてもうらやましかったです。楽しかったですか?
大阪の人はおもしろくなくちゃいけないという固定観念に背かぬようボケとつっこみで笑わさせてくれたYさんとAさん。
Yさん、マークさんから自転車もらえるといいですね。
いつも熱心にセミナーを受けていらしたリーダー的存在のJさん。
休憩時間にはすかさずテレビにむかいNFLを見ていらしたOさん。
おみやげに乾燥梅干しと味噌入りピーナッツをくれたUさん、フロアでピーナッツをみんなにおすそわけしたところ大人気でした。
特にマークさんはピーナッツのために、私のデスクにまでちょくちょくやってくる程のお気に入りようで、あっというまになくなりました。
ごちそうさまでした。
もう、きりがないほどたくさんの方と、知り合うことができました。
2月、3月と日本語セミナーは続く予定です。
私も首にならない限り、通訳としてお手伝いさせていただくことになっています。
これからも、たくさんの方とお会いできるのを楽しみにしています。
そして少しでも皆様の夢の実現のためのお手伝いができれば光栄です。
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「よーし、それじゃ、セミナー受けてみようかな?」なんて考え始めているモニター前のあなた。今すぐメールかお電話でお問い合わせください。
「セミナーはまだちょっと、、でも興味はあるなぁ」という方でもOK。
皆様からのご連絡を、首を長ーくしてお待ちしています。
Risa Sato
3 Days Japanese Seminar at Seattle Office